AIファイルとしてグラフをエクスポート
最終更新日:2022/12/13
Adobe Illustratorで編集する目的でグラフまたはレイアウトページをエクスポートする場合は、Scalable Vector Graphics (SVG) ファイルとしてエクスポートすることを強くお勧めします (グラフの場合は、ファイル: グラフを画像としてエクスポートまたはファイル: グラフエクスポート(詳細) を選択します。レイアウトウィンドウの場合、ファイル: レイアウトを画像としてエクスポートまたはファイル: レイアウトをエクスポート (詳細) を選択します。
OriginのSVG デフォルトでは、オブジェクト内の個々の文字を個別の要素として扱わず、テキストオブジェクトをブロックとして扱います。これは一般に、エクスポートしたSVGファイルをAdobe Illustratorで編集する場合に適した設定です。しかし、この設定は、以下のようにして変更可能です。
SVGTC = 0
システム変数@SVGTCについての詳細は、このページを参照してください。
ページコピーとSVGエクスポート
グラフを右クリックしてページのコピーを選択し、Adobe Illustratorに貼り付けてさらに編集できます (OLEはサポートされていません)。AI 内で軸タイトルなどのサブ要素を編集する場合の簡単な方法です。この操作の場合、ページコピーにより内部的にEMF形式のファイルを (クリップボードに) 作成し、それをAIに貼り付けています。対照的に、画像としてグラフをコピーするメニューの場合、グラフ全体が1つの要素になります。
ただし、AI はOrigin とは異なる方法でEMFを描画するため、ページコピーでは多くの制限があります。したがって、編集目的での出力の場合、グラフをSVG形式でエクスポートすることを強くお勧めします。
Origin 2017から、グラフエクスポートダイアログでAI画像形式を非表示にしています。Adobe Illustratorでグラフを編集したい場合、代わりにEMF形式でエクスポートするのがお勧めです。
どうしてもAIの形式でエクスポートしたい場合、
@HAI=0;
をコマンドウィンドウで実行します。その後ファイル:グラフエクスポートダイアログを開きます。画像の種類ドロップダウンリストにAI形式が表示されます。@HAIの詳細はシステム変数リストを確認してください。
キーワード:AI, 2017, グラフエクスポート, SVG, scalable vector graphics, ベクター, Adobe Illustrator