FAQ-833 仮想行列をプロットするには?

最終更新日: 2019/2/18

仮想行列としたワークシートのセル範囲から、等高線や3Dグラフを作成できます。
仮想行列からグラフを作成する際には、以下の2つのオプションがあります。

1.仮想行列を作成します。

この場合、仮想行列を作成すると同時に作図します。

  1. ワークシートセルブロックを選択して、作図メニューから、作図: 3D:3Dカラーマップ曲面、または、仮想行列からのグラフ作成をサポートしているグラフタイプを選択して、Plotting: plotvm ダイアログを開きます。
  2. XとYの値を設定する方法をデータフォーマット項目から作成します。
    列を横断するYを選択した場合、行の値がY値、列の値がX値になります。また、列を横断するXを選択した場合、行の値がX値、列の値がY値になります。
  3. XとYデータの範囲をY値X値ドロップダウンリストから選択します。
    仮想行列を作成する際に、ドロップダウンリストでなしが選択されると、行インデックス/列インデックスはX/Yデータになります。
  4. OKボタンをクリックして、仮想行列を作成します。
    How to customize data when plotting virtual matrix01.png

2.既存の仮想行列を選択

この場合、既存の仮想行列を使って作図します。

  1. 作図メニューからPlotting: plotvm ダイアログを開きます。
  2. 入力項目の三角形ボタンHow to customize data when plotting virtual matrix03.pngをクリックして、フライアウトメニューから既存の仮想行列を選択します。
    How to customize data when plotting virtual matrix02.png

仮想行列マネジャーを使って、既存仮想行列を変更できます。仮想行列マネジャーダイアログを起動するには、ツール: 仮想行列マネジャー…をメニューから選択するか、 仮想行列で作成したグラフの上でダブルクリックして、作図の詳細ダイアログを開き、下にあるワークブックボタンをクリックします。

仮想行列マネジャーダイアログでは、

  1. 左のパネルにある仮想行列を右クリックして削除を選択し、既存の仮想行列を削除できます。
  2. ダイアログで仮想行列の名前、データタイトル、データフォーマットを変更できます。
  3. ワークシートに行く ボタンHow to customize data when plotting virtual matrix04.pngをクリックして、仮想行列を作成するワークシートに移動できます。
  4. 右のパネルでグラフを選択して、現在の仮想行列で作図しているグラフに行き、グラフに行くボタンをクリックします。
How to customize data when plotting virtual matrix06.png

仮想行列からグラフを作成した後は、作図の詳細ダイアログで簡単に仮想行列の範囲を指定できます。

  1. プロット上でダブルクリックして、作図の詳細ダイアログを開きます。
  2. 左のパネルに行きグラフの名前の上にカーソルを置きます。
  3. ツールチップが表示され、仮想行列の範囲を聞かれます。
How to customize data when plotting virtual matrix07.png

Originでは、仮想行列はLabTalkのvmatrix objectでプロパティにアクセスして変更できます。


キーワード仮想行列、3Dグラフ

必要なOriginのバージョン: Origin 2015 以降