ステータスバー
列、複数列またはデータの範囲を選択したとき、この範囲の統計値がOriginのワークスペース下側にあるステータスバーに表示されます。
デフォルトでは、最小値と最大値は表示されません。ステータスバーを右クリックし、最大/最小などにチェックをつけます。ステータスバーで右クリックしてコピーすることもできます。
詳細情報は、 ステータスバーをご覧下さい。
列の統計/行の統計
1つの列あるいは行にデータセットがある場合、統計を取って最小値と最大値を得られます。この機能は、統計:記述統計:列の統計/行の統計を選択してダイアログを開けます。どちらのダイアログも、計算する値>>分位数の項目にある最大、最小のチェックボックスを使用します。
以下の項目をご覧下さい。
- 列の統計ダイアログボックス
- 行の統計ダイアログボックス
LabTalk関数を使用
最大値と最小値を検索するLabTalk関数(max()およびmin())、行番号を検索するlist()、与えられた行番号から対応するx値を検索するxvalue()があります。スクリプトウィンドウで次のLabTalkスクリプトを実行します(以下のスクリプトをコピーし、ハイライトしてEnterキーをおします)。
B列の最大値と最小値を検索: bMax = max(col(B)); bMin = min(col(B));
対応する行番号を検索: maxIndex = list(max(col(B)),col(B)); minIndex = list(min(col(B)),col(B));
対応するX値を検索: 1)
x列から対応する値を検索: xvalue(list(max(col(B)),col(B)),col(B)) xvalue(list(min(col(B)),col(B)),col(B)) 2)
C列から対応する値を検索: v1 = col(C)[list(max(col(B)),col(B))]; v2 = col(C)[list(min(col(B)),col(B))]; v3 = Table(col(B), col(C), Max(col(B))) v4 = Table(col(B), col(C), Min(col(B)))
列の計算式
F(x)= セルまたは、値の設定ダイアログでLabTalk関数を使用し、最大値、最小値、行番号、対応するx値、ほかの列の値を取得できます。
Origin 2017から、Originはスプレッドシートセル表記をサポートし、式中でcol(B)などの代わりにBと入力して列を参照できるようになりました。
例えば、ワークシートに新しい列を追加します。F(x)セルまたは値の設定ダイアログに以下を入力します。
列Bの最大値と最小値を検索: max(B) min(B) B列の最大および最小値に対応するX値を検索: 最大/
最小の値が複数ある場合最初の行番号を返すlist(max(B),B) list(min(B),B)
B列の最大または最小に対応するX値を検索。B列はY列とする。xvalue(list(max(B),B),B) xvalue(list(min(B),B),B)
B列の最大/最小値と同じ行の列C値を検索: C[list(max(B),B)] C[list(min(B),B)] Table(B, C, Max(B)) Table(B, C, Min(B))
Note: Origin 2016以前では、Bでなくcol(B) と入力します。