統計統計
統計アプリ
Origin 2016からアドオンツールのアプリが利用可能になりました。OriginLabのファイル交換の場に追加された新しい拡充したツール、および、さらに新たなツールがいつでも利用可能です。
Originソフトウェアにはいくつかのアプリがインストールされています。2019年の秋の時点で、すべてのアプリは無料で利用でき、簡単にOriginに追加できます。統計: アプリ検索をクリックします。これにより、アプリセンターが開き、統計関連のアプリのみ表示します。アプリを参照し、ダウンロードとインストールボタン をクリックしてアプリをインストールします。
Originには、プリインストールされたStats Advisor(統計アドバイザー)というアプリがあります。このアプリは対話型の「ウィザード」インターフェースを使用し、ユーザが適切な統計的検定を選択するのを助け、そしてその機能がOriginソフトウェア上のどこにあるかを示します。検定が他のアドオンアプリケーションから利用可能な場合、OriginLab ファイル交換の場のどこにあるかを示します。
記述統計
記述統計統計, 記述 統計, 基礎
 | Originの高度な統計検定の多くは、OriginProでのみ利用可能です。通常版Originでは、これらのPro専用検定機能がメインメニューで(Pro)とマークされます。Originの通常版を持っていて、OriginProの機能が必要な場合は、Originの担当者に連絡してPro版へのアップグレードを購入できます。
通常版Originを引き続き使用し、(Pro)メニューコマンドを非表示にするには、環境設定:システム変数をクリックし、システム変数の設定ダイアログボックスに次のように入力してOKをクリックします(コメントの入力は任意)。

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ワークシートでの記述統計
記述統計
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操作(ワークシートがアクティブな時)
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統計:記述統計
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メニューなし。ダイアログボックスを開くには
- ウィンドウ:スクリプトウィンドウ を選択します。
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statsxy -d を入力してEnterを押します。
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- クロス集計とカイ二乗

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統計:記述統計
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頻度/カウント
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統計:記述統計
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分布
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- 分布フィット

- 正規性の検定
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統計:記述統計
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相関
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- 相関係数

- 偏相関係数

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統計:記述統計
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外れ値を検出する
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統計:記述統計
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 | 数式または統計をセル値に適用することにより、ワークシートに条件付きフォーマットを適用できます。詳細は、条件付きフォーマットを参照してください。
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グラフでの記述統計
Originは、グラフ内のデータについて、その基本統計量を得るためのいくつかのガジェット機能を提供しています。
記述統計
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操作(グラフがアクティブな時)
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- クラスターガジェット

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ガジェット:クラスター操作
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ガジェット:統計
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行列での記述統計
記述統計
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行列がアクティブな時のメニュー項目
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- XY座標の各ペアについて、記述統計(mean、sd、min、maxなど)を行列スタック(一連の行列オブジェクト)に出力します。
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解析:記述統計
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選択した範囲での記述統計
Originは、選択したワークシートセル範囲での記述統計量をすばやく得るための方法を提供します。
ステータスバー
Statistics, Data Selection
ワークシートのセル範囲を選択します。ここで、列を超えて範囲を選択することもできます。グループから独立して入力されている場合、CTRLキーを押しながらセルを選択してください。統計、ステータスバーにレポート
ステータスバーに基本統計量(平均、合計、カウント、最大、最小)が表示されます。ステータスバー上で右クリックすると、表示する項目をカスタムできます。

コマンド/スクリプトウィンドウ
統計、スクリプト/コマンドウィンドウにレポート
- ワークシート内のセル範囲を選択するか、グラフ内のグループデータ、または個別データをクリックして選択します。
- ウィンドウメニューのコマンドウィンドウか、スクリプトウィンドウを選択して開き、次のコマンドの一つを入力して、ENTERを押します。
stats
moments
quantiles
コマンドウィンドウを使用した場合、結果はコマンドラインの下に出力されます。スクリプトウィドウを使用した場合、追加コマンドを実行すると結果を得ることができます。
stats;
stats.=;
Note: 詳細については、次のヘルプ文書を参照して下さい。
ヘルプ: Xファンクション: Xファンクションリファレンス :統計
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統計グラフ
統計、チャート
Originは様々な統計グラフタイプを提供しています。これらは全て、簡単に編集可能で、繰り返し使用のためにテンプレートとして保存することができます。詳細の情報については、このガイドのグラフ作成とグラフの編集の章でご確認ください。
グラフの種類
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作図メニューのカテゴリ
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ボックスチャート: ボックス、区間プロット、棒グラフ、ボックス+点重複、ボックス+正規曲線、半ボックス、棒グラフ+点重複、棒グラフ+正規曲線、散布幅、二重Yボックス、ボックスチャート投影
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統計
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グループ化ボックスチャート、グループ化バイオリン、その他: グループ化散布図 - インデックスデータ、グループ化したボックスチャート - インデックスデータ、グループ化したボックスチャート - 素データ、グループ化列散布図 - インデックスデータ、グループ化区間プロット - インデックスデータ、グループ化平均バー - インデックスデータ、グループ化バイオリン - インデックスデータ、グループ化半バイオリン - インデックスデータ、グループ化半ボックス - インデックスデータ
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カテゴリカル
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バイオリンプロット: バイオリンプロット、ボックス付きバイオリンプロット、 ポイント付きバイオリンプロット、四分位付きバイオリンプロット、棒付きバイオリンプロット、分割バイオリンプロット、半バイオリンプロット
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統計
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ヒストグラム: ヒストグラム、ヒストグラム+ラグ、ヒストグラム+確率、複数パネルヒストグラム、分布、分布+ラグ、ラベル付きヒストグラム、積み上げヒストグラム、ヒストグラム投影
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統計
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人口ピラミッド
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統計
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2Dカーネル密度
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等高線図
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ヒートマップ: ヒートマップ、ラベル付きヒートマップ、分割ヒートマップ
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等高線
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等高線:カテゴリーZ
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等高線図
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クラスタープロット
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カテゴリカル
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確率: 確率プロット、Q-Qプロット
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統計
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パレート図とQCチャート:パレートチャート - ビン化データ、パレートチャート - 素データ、QCチャート
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統計
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Bland-Altmanプロット (Tukeyの平均差)
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統計
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散布図行列
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統計
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トレリスプロット: トレリスプロット、二重Y軸トレリスプロット
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カテゴリカル
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平行座標プロット: 平行座標プロット、平行座標セット、平行座標インデックス
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カテゴリカル
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次の統計グラフは、統計解析ダイアログ内にある、プロットブランチでのみ作図できます。
グラフの種類
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操作
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統計: ANOVA: 一元配置、二元配置、
統計: ANOVA: 一元配置(繰り返し測定)
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- 生存グラフ
- One Minus生存グラフ
- ハザードグラフ
- 対数生存グラフ
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統計:生存分析:Kaplan-Meier法
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統計:多変量解析:主成分分析
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統計:多変量解析:階層的クラスター分析
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- 分類サマリープロット
- 分類フィットプロット
- 正準スコアプロット
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統計:多変量解析:判別分析
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統計:ROC曲線
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1つまたはそれ以上のグループを比較
Originは、1つ、または2つ以上のグループに対するパラメトリック、ノンパラメトリック検定を提供します。
パラメトリックな仮説検定
統計、t検定t検定
機能
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メニュー項目
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- 1集団のt検定
- 2集団t検定
- 対になった集団のt検定
- 1集団の分散検定を選択します。

- 2集団の分散検定を選択します。

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統計:仮説検定
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- 1標本比率検定

- 2標本の比率検定

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統計:仮説検定
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- 行のt検定(2集団)

- 行のt検定(対応あり)

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統計:仮説検定
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分散分析(ANOVA)
統計, ANOVAANOVA
機能
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メニュー項目
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- 一元配置分散分析
- 二元配置分散分析
- 三元配置分散分析
- 一元配置(繰り返し測定)

- 二元配置(繰り返し測定)

- (バランスデータとアンバランスデータの双方をサポート)
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統計: ANOVA
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ノンパラメトリック検定 
統計、ノンパラメトリックNノンパラメトリック、統計
機能
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メニュー項目
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- 1群のWilcoxon符号順位検定
- 対応のあるデータのWilcoxonの符号付順位検定
- 対応サンプルの符号検定
- Mann-Whitney検定
- 2集団Kolmogorov-Smirnov検定
- Kruskal-Wallis分散分析
- Moodのメディアン検定
- FriedmanのANOVA
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統計:ノンパラメトリック検定
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ノート:
複数のノンパラメトリック検定を同時に実行可能です。(統計:ノンパラメトリック検定メニューからアクセスできます)利用可能なオプションは、
- (NPH) K独立集団: Kruskal-Wallis分散分析および Moodのメディアン検定
- (NPH) 対データ: 対応のあるデータのWilcoxon符号検定と対サンプルの符号検定
- (NPH) 2独立集団: Mann-Whitney検定、2集団Kolmogorov-Smirnov検定
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高度な統計機能
OriginProでは、いくつかの追加のツールが利用可能です。
多変量解析 
統計、多変量多変量解析
Originは、データの単純化、分類、予測を支援するためのいくつかの多変量解析手法を提供しています。
機能
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メニュー項目
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- 主成分分析
- K-Meansクラスター分析
- 階層的クラスター分析
- 判別分析
- 正準判別分析
- 部分最小二乗(PLS)
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統計:多変量解析
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Note:正準判別分析(Canonical Discriminant Analysis)は判別分析と統合された機能です。これを実行する場合は、メニューの統計:多変量解析:Canonical Discriminant Analysis(System)を選択します。
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生存分析 
統計、生存分析生存分析OriginProには、母集団での生存数を定量化するために広く使用されている生存の検定機能があります。
機能
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メニュー項目
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- Kaplan-Meier推定法
- 生存曲線比較
- Cox比例ハザードモデル
- ワイブル(Weibull)フィット
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統計:生存分析
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Note:生存曲線比較は、カプランマイヤー(Kaplan-Meier)推定法のダイアログからアクセス可能です。
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検出力と標本サイズ 
Originは、実験を計画する際に便利な、8つのタイプの検出力と標本サイズの解析を提供します。特定のサンプルサイズを元に検出力を計算でき、また、特定の検出力を必要とする場合のサンプルサイズを計算することもできます。
機能
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メニュー項目
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- 1母集団の検定
- 2母集団の検定
- 1集団t検定
- 2集団t検定
- 対データt検定
- 1母分散の検定
- 2母分散の検定
- 一元配置分散分析
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統計:検出力と標本サイズ
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ROC曲線 
Statistics, ROC CurveROC曲線
ROC曲線解析は、インシデントが発生したかどうかを判断したり、病気と健康なケースを区別するために使用される2つのメソッドの精度を比較する際に便利です。
参考
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