FAQ-966 2Dグラフの軸の再スケールを防ぐには?

最終更新日: 2018/9/19

XまたはY軸方向の自動スケールを無効にするには

  1. 軸をダブルクリックして、ダイアログボックスを開きます。
  2. スケールタブで、開始終了の値を設定し、再スケールモードを固定に設定します。

このポイントで再スケールボタンRescale button.pngをクリックすると、以前に固定された再スケールモードを上書きするかどうかを決定する警告がポップアップします。手動で再スケールされた軸を以前の範囲にリセットしないようにするには、いいえボタンをクリックします。レイヤーに追加または削除されたデータプロットは、自動的に再スケールされません。

軸スケールの拡大ツールを使用して手動で軸を再スケールすることもできます。軸スケールの拡大ツールを使用するときは、再スケール ボタンRescale button.pngの新しい「基線」の値として、新しい開始と終了の値を設定します。軸スケールの拡大は操作毎に保存され、軸スケールの復元ボタンを1回クリックすることで、以前の軸スケール範囲を復元することができます。更に、軸スケールの復元ボタンを複数回クリックし、軸スケールの拡大操作の「バックアウト」をクリックすることで、最初の「開始」と「終了」のスケール範囲に戻ることができます。

XまたはY軸の全ての再スケールが起こらないようにするには(スケール拡大ツールを含む):

Origin 9.1以降では、システム変数@nrm を使用することで、軸スケールの拡大ツールを使用したときも固定スケール範囲をロックすることができます。@nrm = 0 (デフォルト)のとき、上述のような処理で再スケールが行われます。@nrm = 1のとき、軸スケールの拡大ツールを使用した際には軸の手動再スケールは動作しません。

Note: グラフの軸の再スケールについての詳細な情報は、グラフの軸表示範囲を制御するを確認してください。

OriginLabのファイル交換の場で、ボタンをクリックするとXまたはY軸のみを再スケールできる、Axis Rescale Plus ツールバーを利用可能です。興味のある方はこのページより無料でダウンロードできますのでご利用ください。


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