FAQ-840 2Dグラフにリセッションバーを追加する方法は?

最終更新日:2021/10/6

経済データをプロットするときは、景気後退期を表現するために「リセッションバー」(影付きの垂直領域)を追加したいことがあります。Originの2Dグラフの場合、2つのリセッションバー追加方法があります。

FAQ840 sample recession bar graph.png

グラフの線タブの「曲線以下の塗りつぶし」を使用

対象の曲線を含むウィンドウに「ダミー」のXY折れ線グラフ2番目のプロットとして追加します。ダミープロットは、XYデータセットを使用して作成されます。ここで、Xは景気後退期の開始と終了を示し、Yスケールの最大値とです。

このような場合に使用できるデータ配置は2通りあります。どちらも、作図の詳細のグラフの線タブの曲線以下の塗りつぶしドロップダウンリストの設定と一緒に使います。

  • 垂直方向に欠損値で区切る -- 下図のC(X2)、D(Y2)にあるようなデータを用意します。この場合、プロットを景気後退期で分割するために、欠損値(空白のセル)を使います。
  • 垂直方向にペアで用意 -- 下図のE(X3)、F(Y3)にあるようなデータを用意します。この配置では、欠損値を使用して景気後退期間を区別するのではなく、X列の値を交互に(ペアごとに)、各景気後退期間を指定します。


FAQ840 Fill Area Data Arrangements.png


Recession Bar Method1.png

各リセッションバーに異なる色を割り当てるには、作図の詳細のパターンタブを開き、塗りつぶしボタンをクリックします。カラーチューザーが開いたら、ポイント毎タブをクリックして、推移開始に設定してから開始色を選択します。


詳細は、次のトピックをご覧ください。

軸ダイアログの「参照線」タブを使用

Recession Bar Method2.png
詳細はこのサンプルをご確認ください。

キーワード:リセッションバー、垂直棒、リセッション区間、金融データ

必要なOriginのバージョン: 2017 SR0以降