FAQ-428 データをインポートした後にLabTalkスクリプトを実行するには?

最終更新日: 2019/1/6


データの後処理(計算、フォーマット化、解析、作図)をインポートした後、LabTalkのスクリプトを実行するオプションはいくつかあります。

  • Origin 2016から、データ:ファイルからインポート:ASCII、CSV、SPCまたはExcelを選択してファイルをインポートダイアログを開き、LabTalkスクリプトを設定するオプションで追加ことが出来、さらにダイアログテーマとして保存することができます。
  • 別のオプションでは、LabTalkスクリプトを直接ワークシートに保存します。LabTalkスクリプトをスクリプトタブワークシートプロパティダイアログ に入力して、After Importを実行できます。この方法では、ファイルタイプによらず、インポートしたデータで実行できます。ワークブックやプロジェクトファイルにスクリプトを保存できるので、大変便利です。
  • 通常のファイルタイプについて、iwfilterダイアログボックスを使って、ドラッグ&ドロップでインポートするフィルタにスクリプトを追加できます。サンプルとしてExcelインポートを取り上げます。環境設定:インポートマネージャー を選択し、ダイアログのフィルタ列からExcelを選択します。ドラッグ&ドロップのサポートのチェックが付いていることを確認します。 編集ボタンをクリックして、Import and Export: iwfilter ダイアログを開き、一般のインポート設定の項目にある、インポート後に実行するLabTalkスクリプトにLabTalkスクリプトを入力します。名前を付けて保存のボタンをクリックして、 <Origin User File Folder>\Filtersのパスにファイルを保存します。インポートフィルタを再利用するには、ExcelファイルをOriginにドラッグ&ドロップします。すると、フィルタを選択してくださいというダイアログが開きます。保存したフィルタを選択して、OKをクリックします。「インポート後に実行するLabTalkスクリプト」ボックスにあるスクリプトが自動で実行されます。(下記の Note1を参照ください)。この手順で追加されたインポートフィルタは、ファイル:開くダイアログからのインポート時、またはバッチ処理 のインポート操作中にも使用できます(batchProcessダイアログ自体にスクリプト作成オプションがあります)。
  • インポートフィルタの保存インポートウィザードでインポート後のスクリプトの追加も可能です。このオプションはASCIIファイルをインポートする際に有効であるが、複雑な構造のファイルタイプの場合、バイナリデータと「ユーザ定義」データ形式に使うことができます。


Note 1:この操作はFamos, MDF, pClamp のインポートでは行えません。
データをインポートする際には、Iwfilterダイアログボックスの一般のインポート設定セクションにあるOpen XF ダイアログボックスをチェックして、関連するインポートダイアログを開くことができます。


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