ImpASC-Options
ASCIIファイルの構造が単純で、パラメータに抽出するヘッダ行など複雑な機能が必要なければ、単一ASCIIインポートまたは複数ASCIIインポート機能のどちらかを使って、ファイルをインポートすることができます。ここでも、 impASC ダイアログボックス内のオプションを使って、インポート設定を編集することができます。 ASCIIインポートオプションで必要な調整を行ったら、次の2つの方法のどちらかで設定を保存することができます。
impASCダイアログ(下図参照)を開くには、データ:ファイルからインポート:複数ASCIIまたはデータ:ファイルからインポート:単一ASCIIファイルを選択します。ASCIIダイアログでオプションダイアログを表示するにチェックをつけ、目的のファイルを選択してからOKをクリックします。
Note: テンプレートを開いてこれらの設定をテンプレートに保存するには、テンプレートを再保存(ファイル:テンプレートの新規保存)をする必要があります。
インポートデータのスパークラインを追加するかどうかを指定します。
この設定は、インポートデータを追加する場所を決めます。
ファイル番号2からn のインポートモードです。
データインポートにおいて、ワークブックテンプレート (*.otw) または分析テンプレート (*.ogw) を使用できます。このフィールドに拡張子付きのテンプレートファイル名を直接入力するか、参照ボタンをクリックして1つを選択します。これは、インポートモードが既存データを置き換える、ブックを新たに作って読み込むまたはシートを新たに作って読み込むの場合のみ利用できます。
Originにメインヘッダとサブヘッダの行数を自動的にチェックさせるには、このチェックボックスにチェックを付けます。
通常、ヘッダ行は、データと同じような構造をしていません。サブヘッダ行は通常、データと同じように構成されています(つまり、なにか区切り文字があるか固定の列構造をもっています)。
自分でこれら2つの値を指定する場合、このチェックボックスのチェックを外します。
このチェックボックスにチェックを付けると、ショートネーム、ロングネーム、単位、コメント(開始/最終)、パラメータ(開始/最終)、ユーザパラメータ(開始/最終)の行番号は、サブヘッダの下から上に数えられた番号になります。
このチェックを外すと、通常のように上から下に数えられます。
特に測定器から出力されたいくつかのファイルは、ファイルの先頭にヘッダ情報を含んでおり、これは機器を識別したり、作業者、日付、データ数などの情報で、これらはメインヘッダ行となります。このコントロールを使用して、メインヘッダー行の数を決定する方法を指定できます(Note: このコントロールは、ヘッダ行の自動決定チェックボックスがオフの場合のみ使用できます)。
このオプションはサブヘッダ行の自動判断のチェックが外れている場合のみ利用できます。
このリストを使って、ファイルのサブヘッダの数を指定することができます。
ワークシート列ラベル行に読み込むASCIIファイルヘッダの行を指定します。
<なし>を選択すると、ラベル行は空のままになります。
ASCIIデータ構造には2種類あります。
Originは単一ASCIIファイルをインポートするときに、正確なデータ構造を推測していますが、ファイルの構造によってはそれができない場合があります。 ファイルが正確にインポートされていない場合は、これらの制御を行ってください。
区切り-単数文字列を選択したときに使用できます。タブ/スペース、タブ、コンマ(,)、セミコロン、スペース、不明、その他から選択します。
次のどちらも正しい場合、
... その他の区切り文字 ボックスを使って、区切り文字を入力します。 (例. ':' or '/').複数の区切り文字 がご利用頂けます。この場合、一連の区切り文字を1つとして扱うボックスを見ます。(次の参照)
次の全てが正しい場合、
... このボックスにチェックを入れ、複数の文字を単位として扱います。ボックスにチェックをつけない場合、複数の文字を有効な区切り文字のリストとして解釈し、一致する文字または一致する文字のシーケンスが区切り文字として扱われます。
これはデータ構造で区切り-複数文字列が選択されている時のみ表示されます。区切り文字の順序付きシーケンスを入力します(区切り文字とみなされる場合を除き、空白とコンマ区切り記号は使用しないでください)。一致するシーケンスを1つの区切り文字として扱います。
このテキストボックスに{tab}文字を入力するには、メモ帳を開きTabキーを押します。入力されたTabのスペースをコピーして貼り付けます。
固定の列幅を持つファイルでは、『データ構造』を「列幅の固定」にして、『列幅』フィールドに幅を入力します。 カンマで各データを区切ることで異なる列幅を指定できます。 データの列数が、指定した列幅の個数を超えたら、Originは最後の値を使って、残りのすべての列にその幅をセットします。 幅の値を1つ入力すると、Originはすべての列にその幅をセットします。
数字の区切りは言語によりさまざまです。 デフォルトの<自動>は環境設定: オプションの数値の表現形式タブにあるASCIIインポートにおける区切りの設定を使用します。特に指定しない限り、ASCIIインポートにおける区切りはWindowsの設定を使用します。 他のオプションを使用すると、単純なASCIIファイルをアクティブなブックにインポートするときに使用する代替スキームを指定できます。
ドロップダウンリストから日付フォーマットを選択、またはカスタム日付フォーマット文字列に入力します。詳細は、 カスタム日時フォーマットページをご覧下さい。
このチェックはインポート中にデータを変更するか指定します。
インポートする列数 n を指定します。 インポートするファイルがn 列以上ある場合、最初の n 列だけがインポートされます。 n 列以下のファイルの場合、追加の列(空白列)を作成せずにファイル全体をインポートします。
このリストで 0 が選択されていると、Originはファイル内のすべての列をインポートします。
このチェックボックスにチェックが付いていると、Originは自動的に各列に文字または数値が含まれているかどうかを調べ、それに従って、列の フォーマットを設定します。
このチェックボックスにチェックが付いていないと、Originはインポート先のワークシート列のフォーマット設定をそのまま使用します。この場合、入力フォーマットは、データを消失するのを避けるため、ワークシート列フォーマットと同じにしてください。
データ構造判別のために調査する、最少の行数を指定します。 選択した行数が同じ構造を持っていることが分かると、この構造がファイル全体に対するデータ構造として使われます。
インポートしたExcelワークブックデータにOriginのプロット属性を適用します。 ドロップダウンリストから選択、または、属性を直接入力します。このオプションはインポートウィザードと同じ列属性シンタックス(例えば、属性の繰り返しなど)を使用できます。詳細は、このページを参照して下さい。
チェックが付いていると、Originはデフォルト設定を使って、ワークシートとワークブックの名前を変更します。
インポート先のワークシートをファイル名で置き換えます。 指定した名前のシートが既に存在している場合、シート名に番号が付けられます。 このチェックボックスは、『名前の自動変更』にチェックが付いていないときのみ利用できます。
これら2つのテキストボックスを使って、ワークシートの名前を変更するのに使用するファイル名の一部を指定します。
インポート先のワークブック名をファイル名に変更します。 このチェックボックスは、名前の自動変更にチェックが付いていないときのみ利用できます。
これら2つのテキストボックスを使って、ワークブックの名前を変更するのに使用するファイル名の一部を指定します。
これにチェックを付けると、ブックのロングネームのみ名前を変更します。
これにチェックが付いていると、インポートしたファイルのパスがワークブック名に追加されます。
ワークブックのコメントにファイル名を追加します。
ワークシートのコメントにファイル名を追加します。
ワークシートのコメントヘッダ行にファイル名を追加します。 コメント行が非表示の場合、自動的に表示されます。インポートする各列に対してその値は繰り返されます。これは複数ファイルのインポートモードが新しい列の場合に便利です。
ここにチェックを入れると、そのファイル名はユーザパラメータ行 ソースファイルに追加されます。
これにチェックが付いていると、インポートしたファイルのパスがファイル名と一緒に含まれます。
このドロップダウンリストは複数ファイル(第一以外)のインポートモード が 列を追加して読み込むに設定されている場合に有効です。
このブランチでは、インポートするファイルを列で制御します。
このブランチでは、インポートするファイルを行で制御します。
引用符を指定します。
このチェックボックスにチェックが付いていると、ファイルインポート時に引用符を削除します。
先頭にゼロが付いている数値からゼロを取り除きます。
「非数値が数値項目に見つかった時」ドロップダウンリストの選択により、ヘッダ行以下の数値列に非数値情報が見つかった時にOriginがどのように処理するかを指定します。 ドロップダウンリストから、次のオプションを選びます。
詳細は、数値フィールドにおける非数値データコントロールをご覧ください。
すべてのテキストデータをインポートするかどうかを指定します。
ファイル情報をワークブックに保存するか指定します。これはワークブックオーガナイザで確認できます。ファイル情報を保存するには通常より時間が必要になります。複数のファイルをインポートする時の速さを改善したい場合はこのチェックを外した方がいいかもしれません。