スパークライン
最終更新日:2022/05/26
スパークラインは、Edward Tufte[1]による造語です。データの内容を示す小さなグラフで、文書内に含めることが出来ます。ワークシートの数値データの列ヘッダに小さなグラフイメージ(折れ線、ボックスチャート、ヒストグラム)を追加することができます。表示するには、列を選択し、列:スパークラインの追加を選択します。
開かれるダイアログでは、対応するX列をプロットに使うというオプションを選択できます。デフォルトではこのチェックボックスは空欄なので、すべての列(X列を含む)がワークシートの行番号に対してプロットされます。スパークラインダイアログの詳細は、X-ファンクションヘルプファイルのsparklinesを参照してください。
ワークシートにスパークラインを追加することで、個別にグラフウィンドウを作成することなく、シート内の多くのデータ列の形状や傾向をすばやく表示できます。実際には、各スパークラインセルにはグラフが埋め込まれており、スパークラインをダブルクリックすることで編集用に表示できます。
スパークラインが大量にあると、Origin の動作が遅くなる可能性があります。プロジェクトの動作が遅い原因がスパークラインの表示である可能性がある場合、システム変数@SPKを使用してスパークラインの作成を止め、プロジェクト内の既存のスパークラインを非表示にできます。また、delete -spkで現在のプロジェクトからスパークラインを削減可能です。
キーワード:グラフ, 曲線, カーブ, サイズ, 表示, データ, 埋め込み, アスペクト比, 伸縮
必要なOriginのバージョン: 9.1 SR0以降