最終更新日:2022/8/22
OpenGL-3D-Requirements
Origin 9.0以降、全3Dグラフ、3D関数グラフ、3Dパラメトリック関数グラフはデフォルトでOpenGLで作図されます。これにより、高速な作図や回転、曲面のライト効果、新しいプロットタイプの追加といった機能が向上されました。
OpenGLグラフは使用しているPCのハードウェア構成によるものです。最高のパフォーマンスを得るためにの推奨環境は以下の通りです。
ハードウェア構成が推奨オプションより低い場合は、次の2つの選択肢があります。
環境設定: 3D OpenGLの設定メニューを選択してOpenGL設定を編集できます。このダイアログでは、透明度やアンチエイリアシングなどのいくつかのOpenGL設定をオフにして問題をあらかじめ回避できます。
環境設定: システム変数ダイアログを使って、ogl=0bに設定してOpenGLをオフにします。これ以降、全ての3Dグラフは以前のバージョンで使用していたOpenGLでない描画コードに変更できます。
便利なコマンド
サンプル1: これは、以前のバージョンで生成されたOriginプロジェクトのすべてのGDIベースの3Dグラフ、またはシステム変数@ ogl = 1が0の場合にOpenGLベースに変換する例です。
doc -e LP //全てのグラフウィンドウで実行 { layer -3d c;//現在のレイヤをOpenGLに変更 }
サンプル2: これは、現在のプロジェクトエクスプローラフォルダにあるOpenGLベースではないすべてのグラフウィンドウを複製してOpenGLベースに変換する例です。
doc -ef P //現在のフォルダ内のすべてのグラフオブジェクトに対して、指定したスクリプトを実行します { if(!layer.IS3DGL) // layer.is3dglは、現在のグラフが3次元グラフかどうかを判断するために使用されます。 { win -dg; //現在のグラフウィンドウを複製してOpenGLに変換する } }
キーワード:OpenGL