FAQ-870 ファイル名を拡張子なしで列コメントに抽出するにはどうしたらよいでしょうか?

最終更新:2019/01/06

Origin 2017 SR2 以降

Origin 2017 SR2から、どのインポートツールにおいても、ワークシート/ブックの名前を付ける/変更するの項目にある、ワークシートのコメントにファイル名を付加にチェックをつけ、ファイル名の付加にファイルパスを含めるのチェックを外すと、拡張子なしのファイル名を列コメントに抽出できます。

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Note:.拡張子を含めたファイル名を列コメントに付加したい場合、システム変数を設定ダイアログを使用します。メニューから環境設定:システム変数を選択してダイアログを開きます。IFEを0にセットします。

Origin 2017 SR1 以前

古いバージョンでは、「列コメントにファイル名を付加」にチェックがついている場合デフォルトで拡張子を含めます。したがって、インポートウィザードを使用してデータをインポートする必要があり、ファイル拡張子のないファイル名を指定する新しいパラメータをブックに作成し、パラメータ行から列コメントにファイル名をコピーします。

  1. データ:ファイルからインポート:インポートウィザードを選択します。
  2. データソースで、データを選択します。インポートモードを指定します。進むをクリックします。
  3. ヘッダ行ページで必要に応じてヘッダの設定をします。進むをクリックします。
  4. ファイル名とファイルヘッダからの変数抽出で、区切りを使って変数名とその値の位置を指定するにチェックをつけ、各変数のユーザパラメータの行を作成するにチェックをつけて、進むをクリックします。
    Qh870 2.png
  5. 次のページでは、上部パネルに拡張子あり、なしのファイル名がリストで表示されます。変数グループで、追加したい行を選択し、変数名を入力を選択して、名前を指定します。追加をクリックします。これで、下部パネルで新しい変数を指定できました。進むをクリックします。
    Qh870 3.png
  6. データ列をカスタマイズし、表示されるように列の設定をスキップします。フィルタの保存ページまで進むボタンをクリックします。
  7. フィルタの保存ページを開いたら、このインポート設定を保存して、同様のファイルをインポートする際に繰り返し同じ操作をしなくていいようにします。フィルタを保存するにチェックをつけ、ファイル名を指定します。
  8. 新しいパラメータ行に入力されたファイル名をコメント行に移動するには、フィルタ詳細オプションの指定にチェックをつけます。進むをクリックします。
  9. 全てのファイルをインポートした後に実行するスクリプトで、以下のスクリプトを入力して、完了をクリックします。ここで、fnameは、新しく作成したパラメータ行の名前です。
// このループの目的は、1)fname行の内容をコメント行に移動し、2)fname行を非表示にすることです loop (j,1,wks.ncols) { wcol(j)[C]$ =wcol(j)[fname]$; //fnameをコメントに移動 } wks.UserParam1=0; //fname行を非表示にする


このフィルタ設定を再度使用するには、インポートウィザードの最初のページで、インポートフィルタの項目にある、データタイプとファイル名の両方に適用可能なフィルタを表示にチェックを付け、現在のデータタイプのインポートフィルタドロップダウンで、使用したいフィルタ名を選択します。

操作8と9を行わない場合、ファイル名は新しいパラメータ行にインポートされます。データを作図した場合、コメントの内容が自動で凡例として使用されます。凡例の内容をファイル名に変更したい場合、以下のいずれかの操作をします。

  • 凡例で表示する項目を新しいパラメータに変更する。

または、

  • 新しいパラメータ行の内容をコメントに手動でコピーする。

キーワード:ファイル名抽出, 拡張子を除く