Recover-Damaged-OPJ
最終更新日:2020/10/10
Originプロジェクトファイルを保存すると、Origin はファイルのコピーを、最後に保存されたときと同じようにバックアップに保存します。ファイルが壊れた場合は、以前保存したバージョンをバックアップから開くことで回復できます。
バックアップファイルの位置を確認したら、それをOriginで開きます。見つかったファイルが目的のものであれば:
もし方法1がうまくいかない場合、次の操作を試します。まず破損しているプロジェクトファイルを開き、スクリプトウィンドウ(ウィンドウ: スクリプトウィンドウ)を開き、次のように入力します。
list s
Enterキーを押します。もしファイルの損傷が軽度であれば、データセットを回復させることができます。リストは以下の例のように表示されます。
1 MyData_Time 2* MyData_Sample1 3* MyData_Sample2 4 Data2_A 5* Data2_B 6* Data2_C
リストはMyDataとData2の2つのワークシートを含んでいることがわかります。これらのデータセットを復旧するためには、エディットコマンドを使用して、すべてのワークシートを1つずつ再作成します。例えば、以下を実行します。
Edit MyData_Sample1;
Enterキーを押します。MyDataと関連する3つのデータセットを呼び出します。
Origin 2021以降では、次のコマンドを使用して、1回の実行ですべてのワークシートを再作成できます。
run -oc EditAllSeries;
グラフウィンドウを回復させることは出来ません。
ワークシートをエディットしたら、新しくOriginを起動し、破損したファイルからコピー&ペーストします。もしくは、破損したファイルのデータをエクスポートして(メニューのファイル: エクスポート: ASCIIを選択して)、新しいOriginでこのASCIIファイルをインポートします。
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キーワード: 破損したファイル, 修復, 損傷