FAQ-923 MSワードでOriginグラフを編集するときに、「これはOrigin95で作成されたオブジェクトです。」と表示されるエラー

最終更新:2019/01/03

編集: ページコピーを選択し、ワードにグラフを貼り付けるとき、ワード上でダブルクリックすると編集することができます。Object Linking and Embedding (OLE)の利用について、 ワードはグラフがOriginで作成されたことを検出すると、Originの環境でグラフを編集できます。その後、終了して文書に戻ります。こうして、ワードに貼り付けられたグラフが更新されます。

Origin 2018では、Unicodeに対応したOriginプロジェクトファイル(OPJU)とOriginグラフ(OGGU)を利用します。Origin 2018以降で作成したグラフを埋め込んだワード文章は、Origin2017以前のバージョンのある環境ではOLEでの編集はできません。編集しようとすると、このプログラムはOrigin95で作成されています、と表示されます。このプログラムはコンピュータにインストールされていないか、応答していません ..."

Origin2018ではグラフを画像として挿入する以外は出来ませんでしたが、Origin 2018bではグラフページをコピーする際にシステム変数@OPJを設定して、古いバージョンのOGGファイルを使用することができます。

Origin 2018b以降で、古いバージョンのOGGファイルを利用するには、

  1. 環境設定: システム変数を選択します。
  2. システム変数を設定ダイアログボックスで、変数 = OPJ ("@"は必要ありません)とし、 = 2 または = 3と入力し、OKをクリックします。

これで、編集: ページコピーを選ぶと古いバージョンのOGGファイルでコピーされるようになります。これで、2018以前のユーザでもMSワード上でグラフを編集出来ます。(グラフタイプが旧バージョンでサポートされている必要があります。)


キーワード:OGGU, OGG, Unicode, 後方互換性, 互換性, MS Word, MS Office, 埋め込みグラフ, ページコピー, OLE