複素関数でフィットするとき、複素関数を2つの関数に簡単に分けることができます。1つは実数部に対応し、もう1つは虚数部に対応するように分けます。これら2つの関数を使って、フィット関数オーガナイザで2つの従属変数を持つ複素関数を定義することができ、それをNLFitダイアログで使うことができます。以下に、複素関数でフィットする方法を示します。複数の従属変数または独立変数を持つフィットについての詳細は、 複数の独立変数でフィットするをご覧下さい。
必要なOriginのバージョン:8.0 SR6
このチュートリアルでは、以下の項目について説明します。
ComplexFitting
ユーザ定義
omega
y1,y2
A,tau
Origin C
complex cc = A/(1+1i*omega*tau); y1 = cc.m_re; y2 = cc.m_im;
Note:複素数を作成するために虚数の単位"i"を使うには、上記の関数の行のように、Origin Cで "1i"と記述する必要があります。そして、complex は、複素数のデータタイプを取り扱うクラスです。これには、実数部と虚数部の両方が含まれます。
ユーザ定義関数についての詳細は、 Origin Cを使ったユーザ定義関数をご覧下さい。