UserDef-FitFunc
200以上の組み込みフィット関数に加えて、ユーザ自身で作成したフィット関数を作成することが出来ます。以下のように多くのOriginツールは、ユーザ独自の関数でのフィッティングをサポートしています。
このチュートリアルでは、主にフィット関数ビルダーでのフィット関数の作成の仕方を図解し、NLFit ツールを使って、カーブフィットに必要なパラメータを定義して、フィットを実行するかを説明します。
必要なOriginのバージョン:Origin 2016 SR0以降
このチュートリアルでは、以下の項目について説明します。
<Origin EXE Folder>\Samples\Curve Fitting\ のパスにある、ConcentrationCurve.dat のデータを使ってフィットを実行します。
次の様にフィット関数は作成され使用されます。
ここで、
:従属変数
:独立変数
はすべてフィットパラメータです。
このセクションでは、フィット関数ビルダーでユーザ定義関数を作成する方法を説明します。他のツール、フィット関数オーガナイザーでも、ユーザ定義関数を作成することが出来ます。ツール:フィット関数オーガナイザー と選択、またはF9をキーボードで押してダイアログを開きます。
A*exp(R0*k*x-km)*sqrt(R0+c/(x-c0))
A0=-A*exp(km)*1E-4
フィット関数ビルダーを使用して一度定義した関数を、あとから編集することもできます(その場合、最初に表示される処理のゴールページでフィット関数の編集を選択)。また、フィット関数オーガナイザを使用することもできます。
パラメータ過剰が発生した場合、 異なるパラメータを固定して複数のフィット結果を取得し、その後、解析:フィット:モデルの比較ツールにより統計的にフィットモデルを比較することができます。