曲面のフィットを行うために、Originでは非線形曲面フィットの機能を利用できます。 組み込みの曲面フィット関数に加え、フィット関数ビルダーでユーザ自身でフィット関数を作成できます。
このチュートリアルでは、フィット関数ビルダーでのユーザ定義関数の作成方法と、NLFitツールを使用した非線形曲面フィットの実行方法について紹介します。
必要なOriginのバージョン: Origin 2016 SR0以降
このチュートリアルでは、以下の項目について説明します。
<Origin EXE Folder>\Samples\Curve Fitting\ のパスにあるデータPolynomialSurface.dat使ってフィットを実行します。
次のフィット関数を作成し使用します。
ここで、
:従属変数
および は独立変数
はすべてフィットパラメータです。
このセクションでは、フィット関数ビルダーを使用してユーザ定義の曲面フィット関数を作成する方法を説明します。もう一つのツール、フィット関数オーガナイザーでも、ユーザ定義の曲面フィット関数を作成することが出来ます。ツール:フィット関数オーガナイザー と選択、またはF9をキーボードで押してダイアログを開きます。
z0+A1*x+A3*x^3+B1*y+B3*y^3+C*x*y+C2*x^2*y+C3*x*y^2
フィット関数ビルダーを使用して一度定義した関数を、あとから編集することもできます(その場合、最初に表示される処理のゴールページでフィット関数の編集を選択)。また、フィット関数オーガナイザを使用することもできます。
Origin 2016以降のバージョンでは、Polynomial Surface Fit App を利用可能です。多項式曲面をフィットしたい場合、このアプリを試すことをお勧めします。