オブジェクトマネージャ

目次

オブジェクトマネージャの概要

オブジェクトマネージャは、デフォルトでワークスペースの右側で開くドッキング可能なパネルです。 オブジェクトマネージャを使えばアクティブウィンドウで素早く操作できます。

オブジェクトマネージャを開くには

  • メインメニューから表示: オブジェクトマネージャを選択します。または、Alt + 8 ホットキーを押します。


オブジェクトマネージャを非表示、ドッキング、ドッキング解除するには

  • オブジェクトマネージャのタイトルバーを右クリックして、ウィンドウの自動フローティング、ドッキング、非表示、自動非表示を行います。
    タイトルバーをダブルクリックすると、オブジェクトマネージャをドッキングまたはフローティングすることもできます。


オブジェクトマネージャでミニツールバーを有効/無効にするには

  • オブジェクトマネージャの空白部分で右クリックしてミニツールバーを選択します。
    MT ObjectManager.png


「オブジェクトマネージャ」の表示モードを切り替えるには


グラフ/ワークブック/レイアウトウィンドウのノートウィンドウを追加/非表示/表示するには

  • グラフ/ワークブック/レイアウトウィンドウがアクティブのとき、 オブジェクトマネージャの右上隅にあるノートを追加OM Add Notes Button.png/ノートを非表示OM Hide Notes Button.png/ノートを表示OM Show Notes Button.pngをクリックして、ページのノートウィンドウを追加/非表示/表示します


アクティブグラフウィンドウでデータプロットまたはグラフオブジェクトを管理

データプロットの管理

デフォルトでは、プロットの表示モードがオンのとき、プロットの表示ボタンOM Show Plots Button.pngが表示されます。オブジェクトマネージャは、レイヤグループ(存在する場合)、プロット特別な点(存在する場合)といった、グラフウィンドウに含まれる項目を階層的に表示する1枚のウィンドウです。

  • (a).すべてのプロット項目には、シンボルのアイコン(等高線やカラーマップ曲面の場合は、色スケールサムネイル)と以下のプロット名があります。
  • (b).プロット名は、文法的に「グラフの凡例」のようなソースデータにリンクしています。
OM window features1.png

テキストオブジェクトのプロパティダイアログまたは作図の詳細ダイアログでカスタム構文を使用して凡例を編集したとき、オブジェクトマネージャはグラフ上の凡例とまったく同じ表示をします。

グラフオブジェクトの管理

グラフオブジェクトの表示ボタンOM Show Graph Objects Button.pngをクリックして、グラフオブジェクトの表示モードに切り替える。 オブジェクトマネージャは、レイヤグラフオブジェクト(軸タイトル、凡例、テキストまたは描画オブジェクトなど)といったグラフウィンドウに含まれるグラフオブジェクトを階層的に表示します。

OM window features1 0.png

Note:

  • すべてのテキストオブジェクトは、システム変数@OMTLで指定された最大テキスト長(デフォルト値は20文字)で内容を表示します。
  • すべての軸は、軸の線、目盛ラベル、軸タイトルを含む階層構造として一覧されます。軸または軸の要素を表示または非表示にするには、ノードの前にあるチェックボックスをオンまたはオフにします。
  • オブジェクトが見えないとき(ページ領域の外側にあるなど)、オブジェクトマネージャではオブジェクトが灰色の背景で表示されます。
    OM Show Invisible Object With Background.png

アクティブワークブックと行列ウィンドウのシートを管理

これは、ブック/行列ウィンドウに含まれているもの(ブックシート)をツリーノード構造で表示する1つのパネルウィンドウです。 ワークブックのショートネーム、シートの名前とラベルが一覧表示されます。

OM window features1 1.png

オブジェクトマネージャとグラフウィンドウの相互作用

表示モードの切り替え

OM View Mode 1.png

表示モード: プロットまたはグラフオブジェクトの表示

  • プロットの表示:現在のグラフにプロットを表示します。右上隅には、表示モードのステータスを表示するための小さなプロットを表示ボタンOM Show Plots Button.pngがあります。(デフォルト)
OM View Mode 3.png
  • グラフオブジェクトの表示:図形オブジェクト、テキストオブジェクト、凡例、カラースケール、軸タイトルなどを含むグラフオブジェクトを表示します。右上隅には、表示モードのステータスを表示する小さなボタン OM Show Graph Objects Button.pngグラフ オブジェクトの表示 があります。
OM View Mode 4.png

オブジェクトマネージャとグラフウィンドウの間で表示モードを切り替えるには

  • オブジェクトマネージャーの空白部分を右クリックするか、グラフノードを右クリックして、グラフオブジェクトの表示またはプロットを表示を選択し、表示モードを変更します。
  • 右上隅の小さいボタンOM Show Plots Button.pngまたはOM Show Graph Objects Button.pngをクリックして、表示モードを切り替えます。
  • ホットキーCtrl+Shift+Sを押して、 ステータスを切り替えます。


表示モードの順序

OM View Mode.png OM View Mode 2.png

プロット下の白い領域もしくはグラフノードを右クリックして、見た目の順に表示または描画順に表示を選択して、現在のグラフのプロットの表示モードを変更できます。

  • 見た目の順に表示:プロットをグラフでの見たの順番で表示します。
  • 描画順に表示:プロットを描画順で表示します。

「プロットを表示」モード:プロットに対する操作

オブジェクトマネージャの単一プロットまたは複数選択したプロット上で右クリックすると、コンテキストメニューから特定の操作が可能です。

OM Plot Menu.png

ミニツールバーが有効な場合、プロットをクリックすると、対応するミニツールバーが表示されます。例えば、グループ内の折れ線グラフを選択すると下図のようなミニツールバーが開きます。

OM Plot MT.png

グラフ要素の選択

オブジェクトマネージャで要素(レイヤ、プロットグループ、データプロット、特別なポイント)を選択すると、グラフウィンドウで対応する要素が選択されます。Note: グラフがプロットグループに属している場合、まずクリックしてグループを選択し、もう一度クリックして個別のグラフを選びます。

グラフレイヤに散布図折れ線線+シンボルのプロットがある場合、オブジェクトマネージャで以下のように1つのプロットを選択すると、他のプロットがフェードアウトします。反対に、グラフウィンドウで1つのグラフを選択すると、レイヤ内の他のグラフはフェードアウトします(@PSFFのノートをご覧ください)。

OM window features3-New.png
  • オブジェクトマネージャでは、上下の矢印キーを使って選択範囲を移動できます。 グラフ内では、左右の矢印キーを使ってプロット選択を移動します。
  • エラーバーを個別に選択することはできません。エラーバーのあるプロットを選択すると、エラーバーのフェードは親プロットに従います。
  • 複数レイヤの場合、Originは重なったレイヤがあるかどうかを確認します。プロットを選択すると、オーバーラップしたレイヤのプロットを含め、Originは他のすべてのプロットをフェードアウトさせます。重なっていないレイヤのプロットについては通常の表示のままです。
  • 選択されたプロットは、アクティブプロットになります。
  • ワークブックウィンドウのオブジェクトマネージャーパネルのようにホットキー"Ctrl+クリック"と"Shift+矢印キー"を使用している場合でも、一度に1つのプロットしか選択できません。
  • オブジェクトマネージャでグループを選択(gNと表示されています)すると、グループに含まれるプロットがハイライトされ、データポイントは太字で表示されます。ハイライトされたデータポイントに対して、システム変数 @DTBを使用することができます。


Note: システム変数@PSFF を使って未選択プロットのフェードアウトの度合い(%)を設定できます。デフォルトの値は25で、負の値を設定するとフェードアウト選択モードがオフになり、古い選択動作(すべてのデータ点を太字で表示)に戻ります。
OM window features3.png

プロットの表示/非表示

  • チェックボックスの選択解除/選択をして、要素項目(レイヤグループプロット特定ポイントおよびグラフオブジェクト)を非表示/表示にします。
OM window features5.png
  • 同じ名前のグラフのセットを表示/非表示にするには、グラフを1つ選んで右クリックして、グラフを同じ名前で表示・非表示を選びます。
  • 特定の名前のプロットセットのみを表示し、他のすべてのプロットを非表示にするには、いずれかのプロットを右クリックして、グラフを同じ名前で表示を選択します 。
OM window features4.png
  • プロットのいずれかの上で右クリックして、全てのプロットを表示を選択し、グラフにすべてのプロットを表示します。
  • プロットのいずれかの上で右クリックして、全てのプロットを非表示を選択し、グラフにすべてのプロットを非表示にします。

インポートしたshapefiles (.shp) で作業する場合、オブジェクトマネージャーで、グラフ内のShapefileのそれぞれの内容(点、ポリライン、ポリゴン)を右クリックして 選択可能 にします。違うコンポ―ネントを選ばないようにするには、チェックマークを外します。

Object-manager-shape-file.png

行列オブジェクト/仮想行列のZタイトルの名前変更

行列オブジェクトのロングネーム/仮想行列のZタイトルは、オブジェクトマネージャでグラフ用にカスタマイズできます。

行列または仮想行列で等高線図/3Dプロットを作成します。グラフウィンドウがアクティブになっているときに、オブジェクトマネージャでプロットを右クリックし、コンテキストメニューから名前の変更を選択すると、行列オブジェクトまたは仮想行列のロングネームを入力できます。

Note: ここでは、行列または仮想行列のロングネームを変更しますが、グラフのロングネームは変更しません。


行列オブジェクトの名前を変更するには、行列プロパティダイアログを使用することもできます。

仮想行列の名前を変更するには、仮想行列マネージャダイアログを使用することもできます。

グループ内でのプロットの移動

レイヤ内の描画の順序は、 レイヤの内容/作図のセットアップ/オブジェクトマネージャリストのプロット順で決まります。すなわち、リストの先頭にある最初のプロットは一番上に描画され、リストの最後尾にあるプロットは、最後に描画されます。このように作図順は、重なっているプロットやグループ化されたプロットの推移リストに準じて行われます。

  • プロットを選択し、 右クリックして前面へ移動または背面へ移動を選択して、リスト・グループ内を上下に移動します(例えば、gN要素の下)。グループの中で上下に移動する場合にシンボルや線の色を維持するには、まずグループノード(例:g1)で右クリックし、 編集モード:独立を選択し、プロット順序を変更します。

グループをまたぐプロットの移動:新しいグループを追加

以下のオブジェクトマネージャのショートカットコマンドでグループを作成したり、新しいグループを作成したり、グループからプロットを削除できます。

  • グループ開始に設定: このプロットとその下のプロットを新しいグループとしてグループ化します。このプロットのに位置しているプロットはグループから除外されます。
  • グループ終了に設定:選択したプロットの下を新しいグループとしてグループ化します。このプロットとこのプロットののプロットは元のグループのままです。
  • グループ外に移動: 選択したプロットをプロットグループから取り除きます。これはグラフウィンドウからグラフを削除するわけではありません、削除するには削除を使用します。
  • グループ間、レイヤ間でプロットを移動するには、オブジェクトマネージャ上でグラフをドラッグして移動します。空のレイヤにドラッグしても移動させることは出来ません(他の軸・レイヤへグラフを移動するをご覧ください。).

右/左Y軸にプロット

Origin 2023以降、グラフにレイヤを追加しなくても、右Y 軸を追加できるようになりました。これを行うには3つの方法があり、そのうちの2つは オブジェクトマネージャを使用します。

  • 作図の詳細ダイアログを使用して、もう一方の軸(右または左)をオンにし、1つまたは複数のプロットを軸に割り当てます。
  • オブジェクトマネージャにて、右Yに対してプロットするプロットのアイコンを選択し、(a) アイコンを右クリックして、ショートカットメニューからを右Y軸にプロット選択します。または (b) ミニツールバーの右Y軸にプロットボタンをクリックします。
OM plot on right Y.png

右Y軸がレイヤに追加されると、右Y軸に対してプロットされるデータは、データセット名の前に (R) を表示します。左Yに対してプロットされたものは、データセット名の前に (L) が表示されます。

OM plot on right Y R-L.png

レイヤ間でプロットを移動

  • 右/左Y軸にプロット: このオブジェクトマネージャのショートカットメニューを使って、右/左Y軸を表示して選択したプロットを右/左Y軸に移動できます。これは、新しいレイヤを作成せずに、現レイヤの2番目のY軸を表示してプロットします。左と右のY軸が両方表示すると、プロット名の先頭に (R) または (L) のラベルが追加表示され、どちらの軸に対してプロットされているか確認できます。
    Move Plot To RightY.png
  • プロットを他のレイヤに移動:このショートカットでは選択したプロットを他のレイヤに移動します。このショートカットを選択すると、グラフの移動 : laymplotダイアログが開きます。このダイアログでは、移動したいグラフと移動先のレイヤの指定、新しいレイヤの設定ができます。
    ドラッグしてもプロットをレイヤ間を移動できないことがあります。その場合に、このコマンドを使用してレイヤにプロットを追加します。

プロットや特定の点を削除

Object Manager remove operation.png

  • グラフからプロットを削除する場合は、プロットを右クリックし削除を選択します。削除されたプロットの下のプロットが上位になり、新しいプロットインデックスになります。削除はグラフからプロットを削除します。一時的にプロットを非表示にしたい場合、グラフウィンドウのデータプロットを隠すを選ぶか、オブジェクトマネージャのプロットの隣のチェックボックスを外します。
  • プロットから特別なデータポイントをすべて取り除くには全ての特別な点を削除を選びます。
  • 一つずつ特別な点を取り除く場合、特別な点を右クリックして、コンテクストメニューから取り除くを選びます。または、オブジェクトマネージャで点を選びDELETEキーを押します。

プロットタイプを素早く変更する

  • プロットタイプをすばやく変更するには、プロットの項目を選択後、右クリックをして、プロットタイプの変更:希望のタイプ を選択します。

ソースワークブックに移る

  • プロットのソースワークブックをアクティブにするには、プロット項目を選択後、右クリックして、ソースワークブックに移るを選択します。

作図の詳細、レイヤの内容、作図のセットアップダイアログを開く

  • グラフ、レイヤ、プロットレベルのコンテキストメニューに、作図の詳細レイヤ内容作図のセットアップダイアログを開くオプションがあります。右クリックしたレベル/プロットの項目によって、ダイアログ中のアクティブなレベル/プロットが変更されます。
OM window features2.png

アイテムをダブルクリックして、その項目に対応する作図の詳細ダイアログ開くことも可能です。

「プロットを表示」モード:グループに対する操作

グループ化プロットにはいくつか固有の設定があります。グループ行で右クリックすると以下のコンテキストメニューが開きます。

OM window features6.png

ミニツールバーが有効な場合、グループの行をクリックすると、対応するミニツールバーが表示されます。

OM window MiniToolbar Group.png

グループの名前変更

グループを右クリックして、名前の変更を選択します。グループ名(ロングネーム)が編集モードになります。新しい名前を入力できます。このグループ名は、メインメニューデータの下部にリストされ、また、レイヤ内容ダイアログのツールチップとしてグループ列にマウスを合わせたときに表示されます。

プロットのグループ化を解除する

右クリックして、グループ化解除を選んで、グループを解除します。

シーケンシャルプロット等をもう一度グループ化するには、最初のプロットを右クリックしグループ開始に設定を選ぶと、以降のプロットをグループ化します。

グループ化プロットの順序変更

グループの下のプロットは一つの単位として扱われますが、プロットを右クリックし、上へ移動および下へ移動メニューを選択することで並べ替えることができます。

グループを削除する

グループを右クリックして、削除を選択すると、現在のレイヤから全てのグループプロットを削除します。メインメニュー編集:元に戻すをクリックするか、Ctrl+Zで削除したものを戻します。

グループ化プロットの編集モードを変更

グループで右クリックして、編集モード:従属あるいは編集モード:独立を選択し、このグループ下のプロットの編集モードを変更できます。

グループ化プロットのグラフタイプを変更する

右クリックして、プロットの変更: ###を選んで、プロットタイプを変更します。

ソースブックに移る

現在のグループのプロットのソースワークブックまたは行列ブックに移動します。

他の関連するダイアログに移る

グループを右クリックし作図の詳細またはレイヤ内容作図のセットアップを選び、他の関連するダイアログに切り替えます。

「プロットを表示」モード:1つのレイヤへの操作

1つのレイヤに対しての固有の操作があります。レイヤの階層で右クリックすると以下のコンテキストメニューが開きます。
OM Layer Menu.png

ミニツールバーが有効になっていれば、レイヤをクリックすると、下のミニツールバーが表示されます。
OM Layer MT.PNG
複数のレイヤが選択されている場合、ミニツールバーは次のように表示されます。
OM Multi-Layer MT.PNG

レイヤ内のプロット順序を逆にする

1つのレイヤに複数のプロットをプロットしたら、オブジェクトマネージャのレイヤノードを右クリックして、プロット順を逆にするを選択して、現レイヤの全プロットの順序を逆にします。

OM window features 8.png

順序を逆にすると、Originはグループ化されたプロットのプロパティを保持します。したがって、グループ化されたプロットの推移プロパティが設定されている場合は、プロットの順序が逆になった後で各プロットが同じスタイルになるように、増分リストを更新する必要があります。

レイヤの名前変更

コンテキストメニューから名前変更を選択すると、レイヤ名を変更できます。レイヤ番号は保持されます。

レイヤ順序と描画順の変更

オブジェクトマネージャでレイヤをクリックすると、そのレイヤがグラフ内で選択されます(わかりやすくするためにグラフ内の選択ハンドルは表示されません)。コンテキストメニューから最前面へ移動前面へ移動背面へ移動最背面へ移動を選択してレイヤの描画順を調整します。

OM window features7.png

注意点:

  • リンクしたレイヤの順序を変更すると、親レイヤとのリンクが外れますという警告が表示されることがあります。レイヤの順序を変更するとき、リンクしているレイヤの相対位置や軸スケールを大きく変更しなければ、既存のリンクを安全に解除できます。
  • レイヤの順序とは別に、作図する順番は作図の詳細のレイヤタブにある作図の順番で設定します。詳細は、このページをご覧ください。

全ての兄弟を折りたたみ/拡張

すべてのレイヤ下にあるすべてのプロットを縮小または展開するには、コンテキストメニューの全ての兄弟を折りたたみまたは全ての兄弟を拡張を選択します。

OM window features8.png

「グラフオブジェクトの表示」モード:グラフオブジェクトに対する操作

オブジェクトマネージャでグラフオブジェクトを管理するには、空白もしくはオブジェクトマネージャのグラフノードを右クリックして、フライアウトメニューからグラフオブジェクトの表示を選択します。もしくは、プロットを表示ボタンOM Show Plots Button.pngで表示モードを切り替えます。

OM Show graph object.png

Note: フライアウトメニューのミニツールバーが有効な場合、オブジェクトをクリックすると、対応するミニツールバーが表示されます。

1つもしくは複数のグラフオブジェクトの選択

グラフオブジェクトの選択

オブジェクトマネージャでグラフオブジェクトを選択して、グラフウィンドウで対応するグラフオブジェクトを選びます。その逆も同様です。また、ミニツールバーはオブジェクトをすばやく編集できるようにポップアップされます。

OM Select graph object.png
同じ名前の全オブジェクトを選択

同じ名前の全てを選択メニューを使って、現ページにある同じ名前のオブジェクトを一括選択できます。 これらのオブジェクトをすべて選択したら、そのうちの 1 つをクリックすると、ミニ ツールバーがポップアップして、それらをまとめてカスタマイズできるようになります。

OM Select Same Objects.png
同じタイプの全オブジェクトを選択

同じタイプの全てを選択メニューを使って、現ページにある同じタイプのオブジェクトを一括選択できます。これらのオブジェクトをすべて選択したら、そのうちの 1 つをクリックすると、ミニ ツールバーがポップアップして、それらをまとめてカスタマイズできるようになります。

OM Select All with Same Type.png
全ての軸に同じノードを選択

すべての軸要素は各レイヤのノードとして一覧されるため、軸または軸要素を右クリックして、全ての軸に同じノードを選択コンテキストメニューを選択して、すべてのレイヤのすべての軸に同じノードを選択することができます。

OM Select Same Node for All Axes.png
同じ方向の軸に同じノードを選択

すべての軸の要素は各レイヤーのノードとして一覧されるため、軸または軸の要素を右クリックして、同じ方向の軸に同じノードを選択コンテキストメニューを選択して、すべてのレイヤーの同じ方向の軸に同じノードを選択できます。

OM Select Same Node for Axes Same Direction.png
CtrlまたはShiftキーを押した状態で複数のオブジェクトを選択

Ctrl/Shiftキーを押しながら、複数のレイヤー/プロット/グラフオブジェクトをクリックして選択し、同時に編集できます。

グラフオブジェクトの削除

オブジェクト(軸または軸の要素ではない)を削除するには、オブジェクトを右クリックして削除コンテキストメニューを選択します。

OM Delete Object.png

グラフオブジェクトの表示/非表示

項目の前のチェックボックスを解除/選択して、グラフオブジェクトを非表示/表示します。

OM Hide graph object.png

オブジェクトプロパティを編集

オブジェクトマネージャで開くには、次の3つの方法があります:

  • オブジェクトマネージャでグラフオブジェクトの項目をダブルクリックする
  • オブジェクトマネージャでグラフオブジェクトを右クリックし、コンテキストメニューからプロパティを選択する
  • ミニツールバーのボタンPopup Open Properties Dialog.pngか、このミニツールバーボタンの下にあるプロパティ...フライアウトメニューをクリックする
OM Object Properties.png

グラフオブジェクトの順序を変更

コンテキストメニューから、最前面へ移動前面へ移動背面へ移動最背面へ移動データポイントを後部にデータポイントを前面にを選択してレイヤにおけるグラフオブジェクトの順番を調整します。

または、目的の位置にオブジェクトをドラッグアンドドロップするだけでも可能です。なお、軸ノードはドラッグできません。。

複数のグラフオブジェクトのグループ化/非グループ化

Ctrlキーを押しながら、オブジェクトマネージャで複数のグラフオブジェクトを選択して、右クリックし、グループ化を選択して選択したオブジェクトをグループ化します。

オブジェクトのグループ化を解除するには、グループノード上で右クリックし、非グループ化を選択します。

OM Group Objects.png

複数のグラフオブジェクトを整列

複数のグラフオブジェクトを整列させるには、コンテキストメニューから、左揃え左右中央揃え右揃え上揃え上下中央揃え下揃え水平方向に整列垂直方向に整列、を選択します。また、ミニツールバーのボタンPopup Object Alignment.pngオブジェクト編集ツールバーにあるボタンを使って、オブジェクトを整列することもできます。

サンプル:オブジェクトを選択して編集する

  • 複数のレイヤを選択して編集

Select Multiple Layers.gif

  • 複数のプロットを選択して編集

Select Multiple Plots.gif

  • 複数のグラフオブジェクトを選択して編集

Select Multiple Objects.gif

オブジェクトマネージャとブックウィンドウ間の対話

Origin 2020以降、 オブジェクトマネージャは現在のブック/行列内のすべてのシートを一覧表示し、シートレベルでブックまたは行列ウィンドウと対話することができます。
ObjectManager for Book.png

ミニツールバーが有効な場合、ワークブックをアクティブにしてオブジェクトマネージャーのシートの階層をクリックすると、以下のミニ ツールバーが表示されます。
OM Sheet MT.PNG

任意のシートを右クリックすると、ワークシートタブ自体のコンテキストメニュー項目を選択して実行する基本操作と同様に、コンテキストメニューからシートの基本操作を実行できます。

  • シートを選択します。
    ツリーノードをクリックして、ワークブックまたは行列ウィンドウでシートを選択できます。ブックノードをクリックして、最初のシートをアクティブにします。ブックノードをダブルクリックすると、ウィンドウプロパティダイアログが開きます。
  • 複数シートを選択
    Ctrlキーを押しながらシートを1つずつクリックすると、複数の選択を行うことができます。また、 Shift キーを押しながら矢印キー(上または下)キーを使用すると、複数のシートを選択できます。
  • シートの挿入、追加、および削除
    任意のシートノードを右クリックすると、上に新しいシートを挿入したり、現在のシートを削除したり、最後に新しいシートを追加したりできます。
  • 他のウィンドウをシートとして追加
    グラフをシートとして追加、行列をシートとして追加、ノートをシートとして追加できます。
  • シートの非表示/表示
    シート上で右クリックして隠すを選択すると非表示になり、非表示シート上で右クリックして表示を選択すると表示できます。
  • シートのコピーと貼り付け
    シートタブを右クリックして、コンテキストメニューのシートをコピー新しいシートとして貼り付けを選択する 。
  • シートを複製
    データなしで複製または複製を選択して、現在のワークシートをデータ付きまたはデータなしで複製できます。
  • シートの移動と順序変更
    シートをドラッグ&ドロップして並べ替えるか、移動メニューアイテムを使用して並べ替えることができます。
  • シートにメモを付ける
    名前とコメントダイアログを開き、現在のシートの名前とコメントを設定できます。
  • プロットダイアログとExcelエクスポートからシートを除外
    一部のシートを除外して、プロットダイアログとExcelエクスポートダイアログに含まれないようにすることができます。
  • シート保護
    シート上で右クリックしてシート保護を選択すると、シート保護オプションダイアログが開き、シートの内容の保護方法を決定できます。
  • シートを移動
    シート上で右クリックして移動を選択すると、ワークシートの操作または行列シートの操作ダイアログが開き、現ブックの全シートの移動が可能です。

Origin 2022以降、シートタブに色を追加できます。これを行うと、オブジェクトマネージャはシートにタブの色でマークを付けます。

OM sheet tab color.png

オブジェクトマネージャでの名前付き範囲

名前付き範囲は、それらが定義されているワークシートの下に一覧表示されます。

OM named range list.png
  • 割り当てられた範囲が範囲名の横に表示されます。
  • 名前付き範囲アイコンはスコープを示します。
  • 名前付き範囲をシングルクリックすると、ワークシート内の割り当てられた範囲がハイライトされます。
  • ハイライトされた名前付き範囲をダブルクリックすると名前付き範囲の管理が開きます。

オブジェクトマネージャとレイアウトウィンドウの相互作用

オブジェクトマネージャは現在のレイアウトウィンドウにすべてのオブジェクトを一覧表示し、オブジェクトの操作をサポートします。
ObjectManager for Layout.png

オブジェクトの操作については、このページのグラフオブジェクトセクションを参照してください。

オブジェクトマネージャとイメージウィンドウの相互作用

オブジェクトマネージャは全てのROIを一覧表示し、イメージウィンドウとオブジェクトマネージャで相互作用することをサポートしています。
ObjectManager for Image.png

Popup Single Image Page.png
OM Image Conext Menu.PNG