名前付き範囲

Website blog icon circle.pngBlog Image 33x33px.png --- Names in Origin2022


Origin 2022より、ワークシートの単一のセルまたは列(の一部)に直接名前を付けることで範囲変数を定義できます。名前付き範囲は、X-ファンクションでのセル/列の参照、列値の設定の数式、分析テンプレート、LabTalkスクリプトなどに使用できます。

範囲を定義する

名前を定義メニューから

  1. ワークシートの単一のセルもしくは列を選択します。
  2. メニューのデータ:名前を定義を選択します(もしくはCtrl+L)。

新しい名前ダイアログが開きます。

Define name dialog.png
名前

範囲変数として名前を入力します。「AAA1」のように、SCN表記において混同が生じる名前は使用を避けてください。命名規則:

  1. 文字で開始します。
  2. 最低でも4文字。
  3. スペースや特殊文字は使用できません。
  4. 大文字小文字の区別なし。
スコープ

名前付き範囲には、ワークシート、ワークブック、プロジェクトの3つのスコープレベルを指定できます。

  • ワークシート/ワークブック/プロジェクト スコープの範囲は、それぞれワークシート/ワークブック/プロジェクトとともに保存されます。
  • 同じスコープレベルでは、名前は一意である必要があります。
  • 名前付き範囲がシート/ブック スコープとして定義されている場合、この範囲をX-ファンクションまたはLabTalkスクリプトの入力として使用するときは、シート/ブックがアクティブである必要があります。
関数として定義する

Y列が選択されている場合、このチェックボックスにチェックを入れると、この列とそれに対応するX列が関数として使用されます。つまり、命名されたXY範囲を使用して、XからYを補間/補外することができます。

  • 補間するXは、単一の値またはデータセットにすることができます。
  • Xは単調でなければなりません。
  • デフォルトの補間方法は線形です。オプションで、この関数の2番目の引数として、スプライン/Bスプライン メソッドを指定できます。

詳細は、LabTalkガイドの補間の案内を参照してください。

例えば、範囲「alpha」をcol(B)として定義したとします。

Define as function 1.png

スクリプトウィンドウで次のスクリプトを実行して、x = 0.15で補間されたY値を取得します。

alpha(0.15,spline)=;

さらに2つのXY列を追加し、col(C)にX値を入力する場合、補間/補外し、範囲「beta」として定義します。col(D)のF(x)=に、式を入力します。

alpha(beta);


col(C)から補間/補外されたY値で埋まります。

Define as function 2.png


または、

数式バーから

  1. ワークシートの単一のセルもしくは列を選択します。
  2. 表示:数式バーメニューを選択し、数式バーを表示させます。
  3. 左端の編集ボックスに、範囲名を入力して範囲を定義します。
Named range formula bar.png

Note:

  • この方法で追加された名前付き範囲のスコープは、デフォルトではブックです。
  • ドロップダウンリストから既存の名前付き範囲を選択すると、その範囲にジャンプします。
Named range formula bar 1.gif

または、

ミニツールバーから

  1. ワークシートの単一の入力されたセルを選択します。
  2. 表示されるミニツールバーの名前を定義ボタンPopup Define Name.pngを選択します。新しい名前ダイアログが開きます。

選択したセルの左側に命名規則を満たすテキストがある場合、そのテキストは範囲の名前として自動選択されます。

Define name minitoolbar.png


または、

名前の管理メニューから

  1. データ:名前の管理メニューを選択します(もしくはCtrl+F3
  2. 開いた名前の管理ダイアログで、名前付き範囲を追加、編集、削除することができます。詳細については、次のセクションをご覧下さい。

名前付き範囲の管理

  1. データ:名前の管理メニューを選択します(もしくはCtrl+F3
  2. 名前付き範囲の管理にて、以下を行えます
    • 名前、スコープを変更し、既存の範囲のコメントを編集します。
    • 右クリックして新しい範囲を挿入します。
    • 右クリックして、既存の範囲を削除します。

Named range manager dialog.png

クイックチュートリアル

その他の使用例については、このブログを参照してください。


以下は、名前付き範囲で分析テンプレートを作成する簡単な例です。

  1. 新しいワークブックを作成します。データ:ファイルに接続:Text/CSVメニューを選択し、サンプルデータの<EXE フォルダ>\Samples\Signal Processing\Signal with High Frequency Noise.datをデフォルト設定のまま取り込みます。
  2. コネクタアイコンDadta connector icon connect.pngをクリックし、コンテクストメニューから保存時にインポートデータを除外にチェックを入れます。
  3. C、D列の2列を追加します。C1に、テキストnptsを入力しますD1に、番号10を入力しますD1でクリックします。表示されるミニツールバーの名前を定義ボタンを選択します。
  4. 新しい名前ダイアログで、「npts」が名前編集ボックスに自動入力されます。OKをクリックします。
    Named range example 1.png
  5. 列Aと列Bを選択します。メニューから解析:信号処理:スムージングと選択します。ダイアログで、再計算自動と設定します。ウィンドウのポイント数にnptsと入力します。
    Named range example 2.png
  6. ファイル:ワークシートを分析テンプレートとして保存メニューで、このブックを分析テンプレートとして保存します。
    Named range example 3.png