DateTime-in-Origin
Originは、グレゴリオ暦(いわゆる西暦)に基づいた日付を解釈します。 時間データは時:分:秒の形になります。 Originでは以下の範囲をサポートしています。
日付と時間を処理するOriginの内部システムでは、ユリウス通日を使用して、1月1日を-4712 (January 1, 4713 BCE)、グリニッジ標準12時を"time zero" (t0).としています。しかし、Originは12時間オフセットの表記が異なります。
Originのデフォルトシステムではt0を1月1日、4713 BCE (1月1日 4713 24:00:00 BCEまたは、1月2日、4713 00:00:00 BCE)となり、通常のユリウスt0の値より12時間遅くなります。
このように、Originのカレンダーで、日付と時間は次のようになります。
日付の値は、
正しい 天文学的な ユリウス通日 の値を入手するには、Originに表示される値に0.5 (0.5日は12時間なので)を加えて2450976.390984となります。
タイムゾーンの違いやサマータイムなどは考慮されません。
Origin 2019では、2つの日付・時間のシステムが利用できます。ユリウス通日とt0を2018年1月1日00:00とする『2018システム』(小数秒のより正確な処理を可能にします)です。
このシステムを変更するにはシステム変数@DSPの値を変更します。この値はプロジェクトに保存されるため、代替の日時システムを使用したいプロジェクトごとに 値を設定する必要があるので注意が必要です。
Originの2018システムでは、小数点以下の秒数までのデータを記録することができます。10-8秒までを含む計算に対応しています。
日付・時間システムを経選択するには:
@DSP=value
@DSPは3つのオプションをサポートしています。
Originのバージョンに応じて、Unixタイムスタンプとユリウス通日を変換する方法がいくつか存在します。
一部の統計およびデータ整形機能では、Originはデータ処理に対する日時間隔の設定をサポートしています。データソースが日時の場合、秒、分、時、日、週、月、年を、日時間隔として設定できます。
ここでは例として、列データの分割機能を使用します。日付に基づいて列を 2月、3月、4月などに分割します。