reducexy
メニュー情報
解析: データ操作: データ削減: クラスタX
概要
Xでサブグループの統計情報を使用してXYデータを削減します
追加の情報
必要なOriginのバージョン: Origin 8.1 SR0以降
2015 SR0でオプションが追加されています。
コマンドラインでの使用法
1. reducexy iy:=(col(A),col(B)) subgroup:=inc xincr:=0.5 xstats:=median ystats:=min;
2. reducexy iy:=(col(A),col(B)) subgroup:=points points:=8 xstats:=ave ystats:=ave;
Xファンクションの実行オプション
スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。
変数
表示 名
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変数 名
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I/O と データ型
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デフォルト 値
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説明
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入力
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iy
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入力
XYRange
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<active>
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入力データ範囲を指定します。
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サブグループ化の方法
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subgroup
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入力
int
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0
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元データをサブグループに分離する方法を指定します。そして、各グループのデータポイントを単一データポイントに統合されます。
オプションリスト:
- 0=points:Nポイント毎
- 元データをNポイント毎にサブグループ分けします。Nの値はpoints 変数で指定できます。
- 1=groups:グループの数による
- Groups 変数でm を指定します。そして、元データをmグループに分けます。
- 2=inc:X増分による
- xincr変数で増分を指定します。そして、元データのX範囲を増分によってサブレンジに分離します。各サブレンジのデータポイントはサブグループに分けられます。
- 3=ref:参照列による
- ref変数で増分を指定します。そして、元データを参照列によって分割します。
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N
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points
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入力
int
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<自動>
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これは、サブグループ化の方法でNポイント毎が選択されているときのみ利用できます。Nの値を指定します。入力範囲内のn個のデータポイントごとに1つのデータポイントに統合します。
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Xの増分
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xincr
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入力
double
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<自動>
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これは、サブグループ化の方法でX増分によるが選択されているときのみ利用できます。この変数で値dxを指定します。次に、同じグループに属する2つのデータポイントのX値の差がdxを超えないように、dxを使用して入力データポイントを複数のグループに分割します。グループ化後、データポイントの各グループは一つに統合されます。xincr が指定されていないとき、式 xincr = end-start / nsize * 5(ここでnsize は入力データポイントの数)によってデフォルト値が自動で計算されます。
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グループ数
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groups
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入力
int
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<自動>
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これは、サブグループ化の方法でグループの数によるが選択されているときのみ利用できます。グループの数を指定します。
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開始X
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start
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入力
double
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<自動>
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グループ化を開始するX値を指定します。
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Xの終了
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end
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入力
double
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<自動>
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グループ化を終了するX値を指定します。
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参照列
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ref
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入力
Range
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<optional>
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サブグループ化の方法をref(参照列による)にした場合の参照列を指定します。
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X統合
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xstats
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入力
int
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0
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データポイントのグループが統合される出力データポイントのX値を取得する方法を指定します。
オプションリスト
- ave:Average
- 各グループのデータポイントのX値の平均値を取得します。
- median:中央値
- 各グループのデータポイントのX値の中央値を取得します。
- first:サブグループの最初
- 各グループの最初のデータポイントのX値を取得します。
- last:サブグループの最後
- 各グループの最後のデータポイントのX値を取得します。
- xatminy:最小のYのX値
- 各グループの最小Y値のX値を取得します。
- xatmaxy:最大のYのX値
- 各グループの最大Y値のX値を取得します。
サブグループ化の方法でX増分によるまたはグループの数によるを選択した場合、以下の方法を利用可能です。
- begin:サブグループ開始
- 各サブグループの開始の値です。
- center:サブグループ中央
- 各サブグループの中央の値です。
- end:サブグループ終了
- 各サブグループの終了の値です。
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Y統合
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ystats
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入力
int
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0
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データポイントのグループが統合される出力データポイントのY値を取得する方法を指定します。
オプションリスト
- ave:Average
- 各グループのデータポイントのY値の平均値を取得します。
- min:最小
- 各グループのデータポイントのY値の最小値を取得します。
- 各グループのデータポイントのY値の最大値を取得します。
- median:中央値
- 各グループのデータポイントのY値の中央値を取得します。
- first:サブグループの最初
- 各グループの最初のデータポイントのY値を取得します。
- last:サブグループの最後
- 各グループの最後のデータポイントのY値を取得します。
- sum:合計
- 各グループのデータポイントのY値の合計を取得します。
- sd:SD
- 各グループのデータポイントのY値の標準偏差を取得します。
- se:SE
- 各グループのデータポイントのY値の標準誤差を取得します。
- rms:RMS
- 各グループのデータポイントのY値の二乗平均平方根を取得します。
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出力
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oy
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出力
XYRange
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<新規>
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出力範囲を指定します。
このシンタックスを参照してください。
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グループ情報を出力
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rd
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出力
ReportData
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[<same>]<same>
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サブグループ化の方法がref(参照列による)に設定されている場合、このオプションを使って参照列からグループ情報を出力します。
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説明
このXファンクションは、X値に基づいたXYデータの削減が可能です。X値は単調である必要があります。
データをグループ分けする方法は複数されています。グループ化すると、データポイントの各グループは単一データポンとに統合されます。出力データポイントのXおよびY値の取得方法は指定できます。
サンプル
X値が等間隔でないデータセットがあり、X値によってデータを削減したいとします。データセットには200ポイントのデータが含まれています。次の操作を実行すると、これを50ポイントにできます。
- 新しいブックをアクティブにして、単一ASCのインポートボタン
をクリックして、\Samples\Signal Processing\Convolution.datをインポートします。
- データ列を選択し、Originメニューから作図:シンボル図:散布図を選択して、グラフを作成します。

- 解析:データ削減:クラスタXを選び、reduceXY Xファンクションダイアログボックスを開きます。
- ダイアログボックスで、サブグループ化の方法ドロップダウンリストからグループ化の数によるを選択します。グループ数の右側にある自動チェックボックスからチェックを外し、編集ボックスに50を入力します。
- X統合のドロップダウンリストからサブグループの最初を選択します。
- Y統合ドロップダウンリストから最小を選択します。

- OKボタンをクリックします。元データの隣の入力ワークシートに結果が保存されます。X2 および Y2を選択し、Originメニューから作図:シンボル図:散布図を選択して、グラフを作成します。

以下のスクリプトコマンドを使うことでもデータポイントの削減が可能です。
reducexy -r 2 iy:=[Book2]Convolution!(col(A),col(B)) subgroup:=groups groups:=50 xstats:=first ystats:=min;
関連するXファンクション
stats, reducedup, xy_resample
キーワード:データ削減、代表値、平均、合計、最小値、最大値、統計、ビン化
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