FAQ-323 移動平均や移動標準偏差を算出するため、スライドウィンドウで列の計算を実行するにはどのようにしたらよいでしょうか?

最終更新日:2016/12/15

組込み移動/ローリング関数を使う

背面や前面のウィンドウサイズを指定する組み込み関数がいくつかあります。
Movavg, Emovavg, Mmovavg, Movcoef, Movrms, Movslope, Tmovavg, Wmovavg

例えばMovavg関数を使うと、値の設定ダイアログで以下の操作を行います。

  1. 結果を入力したい列またはセルをクリックして選択します。
  2. メニューから、列:列値の設定を選択し、ダイアログを開きます(または、キーボードのCtrl + Qキーを押します)。
  3. 開いたダイアログで、関数: 統計 : Movavg(vd,back,forward) を選択すると、列の式テキストボックスに関数が入力されます。
  4. vdを削除し、移動平均を求めたい範囲を入力します。
  5. backを削除し、現在の位置に関する後方オフセットを入力し、forwardを削除し、現在の位置に関して前方オフセットを入力します。
  6. OKボタンをクリックします。


その他の関数を変更して、移動/ローリング関数にします。

「列値の設定」の計算式にサブ範囲を適用して、スライディングウィンドウを指定します。

例えば、ウィンドウサイズ11以上で標準偏差を算出するには、以下のようにサブ範囲を指定します。

StdDev(A[i-5:i+5])

例えば、列値の計算で値の設定ダイアログの計算式: サンプルのロードメニューを使います。



Note: プロット上で移動平均を計算するには、解析: 信号処理: スムージングツールを使って、「方式」に隣接平均法を設定します。


キーワード:移動、ローリング、スライディング、平均、標準偏差、std、SMA