パラメータタブ (上側パネル)NLFit-Dialog-ParaTab
このタブを使って、パラメータの値、有効桁数などを確認することができます。ここには、フィット処理中にパラメータ値を可変または固定にするかどうかを制御するチェックボックスがあります。 誤差など、各パラメータのその他の情報についてもこのタブ内に表示されます。このタブを使ってフィット処理をモニタリングすることができます。
自動パラメータ初期化チェックボックス
選択したフィット関数の自動パラメータ初期化コードを実行します。
すべての組み込み関数に対して、自動パラメータ初期化コードが提供されています。ユーザ定義関数に対して、このようなコードは任意です。パラメータ初期化コードが提供されていない場合、自動パラメータ初期化チェックボックスを選択していても、すべてのパラメータ値は欠損値となります。この場合、フィット処理を開始する前に、予想値を入力する必要があります。
詳細については、 パラメーラ初期化ページをご覧下さい。
隠すボタン
このボタンをクリックしてパラメータを隠すダイアログを開きます。選択されたパラメータはパラメータ表で隠されます。これは、初期パラメータ値またはフォーマットを操作するときに役立つ場合があります。パラメータを非表示にしても、フィット処理からパラメータが除かれることはありません。
前へボタンと次へボタン
およびボタンは、1回反復または収束までフィットボタンをクリックした後にのみアクティブになります。これは、ユーザがパラメータ値、固定状態、1回反復または収束までフィットそれぞれの間の境界を比較するのに役立ちます。
例えば、
- 収束するまでフィットし、その後1つのパラメータを固定し、再び収束するまでフィットします。固定値を変更し、再び収束するまでフィットを実行します。ボタンとボタンを使ってステージ間を行き来し続けます。クリックする分、反復されます。
- 初期パラメータ値を入力し、1回反復ボタンを3回クリックします。パラメータ値とその上限と下限を修正するには、収束までフィットボタンをクリックします。ボタンをクリックすると、実際には、境界のあるパラメータ値を修正する段階まで複数の反復が戻ります。次にをクリックすると、パラメータの初期値の段階まで一度に1回ずつ戻ります。ボタンについても同様です。
パラメータ表
すべてのパラメータがここに表示されています。各パラメータの情報は各行の列にあります。
| 結果シートにパラメータ表を表示して意味列の情報を表示するには、設定タブに移動し、詳細 > 値で意味のチェックをオンにします。
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列タイトルを右クリックして表示されるコンテキストメニュー
列タイトルを右クリックすると、コンテキストメニューが現れ、パラメータのプロパティを表示(または非表示)する列を選択します。すべての列を表示を選択すると、このテーブルにすべての列を表示します。
これらの列は、ピークフィットパラメータダイアログの対応する列と同じ意味を持ちます。
各列に関する詳細は、こちらをご覧下さい。
初期式チェックボックス
列ラベル行の値または統計値を使って、パラメータの初期化が可能です。
- 初期式チェックボックスにチェックを付けます。
- 各パラメータにあるフライアウトメニューを使って、初期化に使用する値を選択します。
- パラメータの初期化ボタンをクリックして、変更を適用します。
タブタイトルを右クリックして表示されるコンテキストメニュー
パラメータタブのタイトルを右クリックすると、下記のコンテクストメニューが開きます。
これは、ピークフィットパラメータダイアログの対応するコンテキストメニューと同じ方法で動作します。詳細に関しては、ピークフィットパラメータのヘルプをご覧下さい。
値のセルのフォーマットを指定する
値のセルは数値、日付と時間フォーマットをサポートしています。
- パラメータタブのパラメータの値を右クリックして、ショートカットメニューからセルのフォーマットを選択します。
- 開いたセルのフォーマットダイアログの列のデータ型ドロップダウンリストから選択します。
- 日付と時間を選択すると、表示フォーマットドロップダウンリストからフォーマットが指定できます。
- カスタム定義の日付、時間フォーマットを使うには、表示フォーマットドロップダウンリストからカスタム表示を選択し、カスタム表示コンボボックスにフォーマットを入力します。
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- 境界タブの下側境界、上側境界のセルに関しても同じ方法で指定できます。
名前付き範囲をパラメータ初期値にする
Origin 2022b以降、数値のパラメータ値の代わりに名前付き範囲を使用できます。
詳細は、OriginLabブログName Range for Fitting Parametersを参照してください。
パラメータ値をコピー/貼り付けする
同じフィッティング関数を使用して複数のデータセットに対して独立したフィッティングを行う場合、フライアウトメニューを使用して、他のデータセット内のすべての同じパラメータに現在の値を適用できます。
例えば、上のスクリーンショットのように、パラメータxcの値を右クリックします。 フライアウトメニューから同じ”値”を全てのxcに適用するを選択して、同様のパラメータxc_1、xc_2、xc_3、およびxc_4に26を適用します。このメニューを使用して、初期値をコピーして、並列化されたすべてのパラメータに貼り付けます。
Note:
- フィット処理中に、パラメータの「固定」ボックスが選択されていると、パラメータ値は変化しません。
- 「共有」チェックボックスは、グローバルフィットが選択されているときに利用できます。
- パラメータ値および固定チェックボックスの状態は、ダイアログテーマに保存できます。詳細については、テーマでフィットするをご覧ください。
- フィット関数を定義するときに、これらのパラメータ設定を指定することができます。これは、関数オーガナイザのパラメータ設定ボックスで行うことができます。詳細情報は、フィット関数オーガナイザダイアログボックスを参照してください。
- ダイアログテーマ内のパラメータ設定は、関数定義ファイル(FDF)の設定より優先されます。 テーマが読み込まれると、テーマに保存されているパラメータの初期値がFDFファイルの初期値に代わって使われます。
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