グラフエクスポートダイアログボックス


The Export Graph Dialog Box-1.png

このページでは、グラフエクスポートで使われているコントロールについて説明します。詳細については、グラフエクスポートダイアログボックスの設定 を参照してください。

画像の種類

画像の種類

ドロップダウンリストからエクスポートしたい画像種類を選択します。このリストはアルファベット順で並んでおり、ベクター形式とラスター形式のさまざまなものを選択できます。

フォーマットの選択については、ファイル形式の選択の目安を参照してください。

グラフを選択

グラフを選択

エクスポートするページを選択します。

  • 現在のページ: アクティブなグラフページ
  • 現フォルダ中の全て: 非表示のページを含む、プロジェクトにあるアクティブフォルダの全てのグラフページ。サブフォルダーのグラフページとワークシートに埋め込まれたグラフは含まれません。
  • 現フォルダの全て(再帰的に適用): 現フォルダ中のすべてのグラフページと、その全てのサブフォルダ
  • 現フォルダ中の全て(オープンのもの): プロジェクトのアクティブフォルダにある開いているすべてのページ(非表示ではない)
  • プロジェクト中の全て(埋め込みを含む): 非表示のページを含む、プロジェクトにあるアクティブフォルダの全てのグラフページと、ワークシートに埋め込まれたグラフ
  • プロジェクト中の全て: 非表示のページを含む、プロジェクトにある全てのグラフページ(埋め込みページを除く)
  • 指定: 以下のグラフページリストの名前でページを指定します。このリストは先のドロップダウン選択に基づいてロードされます。ブラウズボタンでグラフブラウザダイアログを開きます。

マルチページPDFファイルとしてエクスポート

このオプションはPDFファイルとしてエクスポートするグラフが複数あるときのみ選択できます。

このボックスにチェックを付けると、複数のグラフページを複数ページで構成される1つのPDFファイルとしてエクスポートできます。

Note: デフォルトで、PDFのページサイズはOriginのグラフの寸法に合うように調整されます(システム変数@MPGS= 1)。

マルチフレームTIFファイルとしてエクスポート

このオプションはTIFファイルとしてエクスポートするグラフが複数あるときのみ選択できます。

このボックスにチェックを付けると、複数ページを1つのTIF画像(TIFスタック)としてエクスポートします。

ブラウザグラフをGIF、TIFスタック、AVIとしてエクスポートするには、めくるを用いてエクスポートします。

ファイル名

ファイル名

エクスポートされる画像ファイルの名前を指定します。

  • <ロングネーム> : 対応する列のロングネームを使用
  • <ショートネーム> : 対応する列のショートネームを使用
  • Graph ## : グラフページリストの順で番号付け
  • Graph<ポンド># : Graph Pageリストの順で番号付けをして、文字"#を含める
置換の有効化

このチェックがついていると、ファイル名の指定にLabTalk置換が使用可能になります。ヒントテキストはファイル名の下に表示され、ファイル名に使う置換文字を表示しています。

Note:
  1. ファイル名はキーワードと文字列の組み合わせをサポートしています。例えば、<ロングネーム>-Journal1では、グラフのロングネームと文字列-Journal1 がエクスポートするファイル名になります。
  2. "#" を表す <pound> は、 グラフインデックスとの組み合わせ以外にも使用できます。例えば、ファイル名を、Graph<pound>2 とすると、表示グラフ名はGraph#2 になります。

パス

パス

エクスポートする画像ファイルを保存するファイルのパスです。

  • <ユーザファイルフォルダ>: ユーザファイルフォルダ(UFF)
  • <プロジェクトフォルダ>: 現在のオブジェクト(OPJ)があるフォルダ
  • <プロジェクトフォルダ><PEのパス>: プロジェクトエクスプローラのフォルダー構造を参照。例えば、<Project Folder><PE Path>は、グラフを、Originのプロジェクトエクスプローラと同じファイル構造で、現在のプロジェクトフォルダのサブフォルダにエクスポートすることを意味します。このキーワードは、Origin 2017以降のバージョンで必要になります。

上書き

上書き

既存のファイルを上書きするかどうかを指定します。

  • 名前の自動変更: 番号付けして自動で名前を変更
  • 置き換え: 既存のファイルを置き換えます。
  • スキップ: 既存のファイルをスキップします。
  • 尋ねる: オプション付きメッセージボックスを開きます。

グラフテーマ

グラフテーマ

さらに、グラフエクスポートの際に、グラフテーマを選択して「素早く」を適用できます。テーマは既存のグラフページには影響しません。例えば、B&W Publicationテーマを選択して、既存のグラフページで色の変更を行うことなく、エクスポートの際にグラフを白黒に変換できます。


エクスポート設定

ページの設定を適用する
  • ページの設定を適用する: グラフページのスピードモード設定を行います。
  • オン: グラフページのスピードモードがオフの場合でも、エクスポートのスピードモードをオンにします。
  • オフ: グラフページのスピードモードがオンの場合でも、エクスポートのスピードモードをオフにします。
余白の制御

このドロップダウンで、どのグラフウィンドウをエクスポートするかコントロールします。以下のテキストgraph page areaで、作図の詳細ダイアログの印刷・ページサイズタブにあるページサイズ設定を参照します。この設定の詳細については、コピー/エクスポートページの設定グループを参照してください。

  • 自動: ツール:オプション > ページタブページコピーの設定および、エクスポートの余白編集ダイアログボックスの設定でグラフをエクスポートします。
  • 境界: バウンディングボックスを使って、グラフウィンドウの全ての要素を含むようにします。また、境界幅のクリップで領域を追加します。graph page areaの外にあるテキストラベルのような要素も含まれます。
  • 余白詰め: 境界を追加しない以外は、上記と同じです。
  • ページ: graph page areaをエクスポートします。graph page areaの(部分的に)外の要素を取り除いたり、クリップしたりします。
  • ページ内で余白詰め: graph page area内の全て/領域の50%以上の要素周りのタイトな境界ボックスを使います。

†Note: Origin 2018より、(1) 境界ボックスの確認、(2) 境界ボックスをエクスポート余白編集ダイアログを使って調整できるようになりました。

境界幅のクリップ

これは、余白の制御境界が選択されている場合のみ利用できます。境界の幅を指定して、エクスポート範囲を追加します。 この値は全てのオブジェクトを囲む最小の内容領域の大きさに対するパーセント値です。

詳細

これらの設定は、ベクターエクスポート形式にのみ適用されます。湾曲/伸張したシンボル、不適切なサイズの横棒/縦棒、不適切なテキストラベル間隔などのように、エクスポート画像が問題にならなければ、デフォルトの値で設定を外すことを推奨します。

  • 解像度の設定: このオプションを選択すると、シンボル、横棒/縦棒、その他ラスターオブジェクトなどのグラフ要素の解像度を決定して、解像度設定を行えます。
  • サイズを保存: このオプションで、特殊な画像サイズに近づけた出力画像を作成することができます。
  • 解像度: これは解像度の設定が選択されている場合のみ利用できます。DPI解像度を指定します。

画像サイズ

これらの設定で、エクスポート画像サイズを決定できます。

元のページサイズ

この編集不可コントロールで、グラフページの元のサイズを表示できます。

クリップページサイズ

エクスポート設定にある余白の制御がページ全体以外のオプションに設定されている場合、この編集不可コントロールでクリップされたページサイズを表示できます。

サイズの指定

このドロップダウンリストを使って、サイズを「インチ、㎝、ピクセル、ページの縦横比」のどの単位で出力するかを設定します。

再スケール/幅に合わせる/高さに合わせる

これは、ジャーナルの一段組やに段組みに、インチや㎝の単位で画像をそろえるような場合、大変便利な機能です。
再スケールドロップダウンリストから、幅や高さを選択します。「幅に合わせる」や「高さに合わせる」の自動チェックボックスのチェックを外して、値を指定できます。エクスポート領域の適切な縦横比を維持するようにほかの値を自動で調整します。

比(%) ある比率でサイズが指定されると、これが有効になります。パーセント割合を設定して、ページをスケールします。

画像の設定

このノードのコントロールは選択したエクスポート画像タイプに依存します。EPS、PDF、TIFFといった画像種類には独自の制御方法があります。詳細は、このページをご覧ください。


以下は、よく使われるエクスポート形式に関連する制御のいくつかを以下のリストに示します。

ベクター形式 (EPS, PDF)

プレビュー (MS Officeアプリケーションを含む)多くのアプリケーションは、EPSファイルの表示ができないので、ユーザはエクスポートの際に「プレビュー」のTIFFやWMF画像を作成することがあります。
フォント
  • EPSファイルには3種類のAdobeフォントタイプ(1,3,42) と、代替フォントの使用埋め込みフォントの使用アウトラインフォントの使用の3通りのフォントレンダリング方法があります。
アウトラインで、テキストはグラフィックに変換されます。ここでEPSファイル内にフォント情報はありません。これは通常、エクスポート先のプログラムに希望するフォントオプションがあるかどうか不明な場合に最適なオプションです。
埋め込みフォントを使って、選択したフォントはEPSファイルをレンダリングするデバイスで使用できるようになるため、さらに編集を行えるようになります。EPSファイルがEPSアプリケーションで開かれると、システムはアプリケーション上で同じフォントを探します。フォントが見つからない場合は、エラーまたは警告が表示されます。
代替フォントの使用で、EPSファイル内で選択したフォントを維持するします。EPSファイルがEPSアプリケーションで開かれると、一致するフォントが見つからない場合、システムは自動的に代替フォントを探します。
  • PDFファイルとして
記述子のみを選択して、アプリケーションや簡単なフォント置換
テキストを思い通りに入力できたことを確認するには、埋め込みを選択します。これによりアプリケーションでテキストを編集できます。
EPS形式として、アウトラインはテキストをグラフィックスに変換して、PDFファイルのテキスト編集をできないようにします。
半透明領域 (EPS) これらの設定を使って、透過率をグラフの一部に適用できます。

ラスター形式(TIFF, PNG, JPEG)

DPI解像度

エクスポートしたラスター画像の解像度を、インチ当たりのドット数で指定します。600や1200といった大きな値を設定する場合は、イメージサイズの下にあるコントロールを使って、出力幅や高さを小さくして、エクスポートファイルサイズを制限します。例えば、出版用として1200DPIのファイルが必要な場合、3.25インチ幅のみを設定します。

色空間 一般的に、グラフのRGBを選択して、PCのディスプレイに表示します。グラフのCMYKは印刷用です。
色深度 この設定は、ファイルサイズに対して重要になります。(特にTIFFファイルは、非常に大きくなります。)ファイルサイズを小さくするには、色深度の設定を低くします。
圧縮 TIFFとJPEGの両形式で、圧縮オプションがあります。ただし、TIFFのみは「ロスなし」圧縮になります。(LZW、パックビット)

イメージタブのプレビューが空白になっている場合は、非常に大きなラスターイメージの角だけを表示している可能性があります。Origin 2019から、イメージタブ内で右クリックしてラスター画像やベクター画像をプレビューするためのズームレベルを選択できます。プレビューパネルのサイズ+画像タブのズームレベルを操作することで、グラフ全体を見ることができます。