システム変数を使ってOriginをカスタマイズ

LabTalkには、「@」システム変数のように参照するシステム変数形式があります。これらの読込/書込変数は、Originに組み込まれています。変数に事前定義した値を適用してOriginの設定を制御することが可能です。これは自動で起動時に作成したり、Origin起動中のいつでも手動で変更したりできます。

「@」システム変数は、例えば、環境設定:オプションダイアログボックスよりも低いレベルで設定に影響します。

例えば、

  • @A: デフォルト角度単位を制御します。(0=ラジアン、1=度、2=グラジアン)
  • @CCT: デフォルトテキストの列のセル幅を制御します。
  • @DAM: 解析ダイアログボックスの「再計算」ドロップダウンリストのデフォルトを制御します。
  • @EEE: Excelファイルをドラッグ&ドロップでインポートする際に、空のシートを除くかどうかを制御します。
  • @FBM: データフィルタの際にマスクしたデータを列に表示するかどうかを制御します。(0=フィルタはマスクしたデータを無視、1=フィルタはマスクしたデータに関連します。)

「@」変数のように数百の文字があります。スクリプトウィンドウ(ウィンドウ: スクリプトウィンドウ)を開くと、いつでも「@」変数の値を確認することができます。「=」の次に来る変数名を入力してEnterを押すと、次のようになります。

@FBM= //入力してEnterを押します。 @FBM=1 //Originは変数の値を返します。

システム変数の値を変更

ほとんどすべての「@」変数は、読込/書込できます。スクリプトウィンドウを使って、変数の値を変更することができます。

@DAM= // 入力してEnterを押します。 @DAM=2 // Originは変数のデフォルト値を返します。 @DAM=1 //入力してEnterを押し、解析ダイアログのデフォルトの「再計算」モードを「自動」に変更します。

しかし、この方法で変数の値を変更した場合、このセッションでのみ変更が有効になります。セッション間で変更を有効にするには、変数と適用した値をシステム変数の設定ダイアログボックスに追加する必要があります。

「@」システム変数を使ってOriginの動作を変更する際のFAQ

これは、システム変数の利用についてのFAQリストの一部です。これらの「@」システム変数は、Originの動作を変更する際に使われています。