特別な軸刻みタブ

このタブの設定を使用して、軸の開始または終了、あるいは、指定した位置に特別な軸刻みを追加します。同じオプションを使用するを使用して、特別な軸刻みを複数の軸に同時に追加できます。

  • 2Dグラフでは、下軸、上軸、左軸、右軸に特別な軸刻みを追加できます。
  • 3Dグラフでは、表示タブの各方向で1つの軸のみを使用のチェックを外すと、正面軸-X、平面軸-X、下軸-Y、上軸-Y、左軸-Z、右軸-Zの最大6軸に特別な軸刻みを追加できます。

特別な軸刻みダイアログ

全体のコントロール

レイヤリスト

複数レイヤのグラフの場合、レイヤリストで設定するレイヤを切り替えます。 Switch layers control.png

...で同じオプションを使用するチェックボックス

下軸と上軸(左軸と右軸)で同じオプションを使用する このチェックボックスは、現在アクティブなアイコンで更新します。これを使用して、反対側の線についても設定を共有するかを指定します。3Dグラフの場合、 各方向で1つの軸のみを使用 が選択されていない時に、このチェックボックスが利用できます。

特別な軸刻みの設定表

現在の特別な軸刻みの設定がこのボックス内に表示されます。

軸の値

  • 特別な軸刻みの位置を定義するのに使用します。
  • 軸の開始軸の終わりを除いて、セルを直接編集できます。セル上でダブルクリックして、特別な軸刻みを追加したい位置を入力します。
  • 12行までは、最後の行のセルをダブルクリックすると、次の特別な軸刻みを設定するための行が追加されます。

ラベル

この列では、特別な軸刻みに表示するラベルを指定します。

  • <自動>は、軸の値列の入力した値をラベルとして表示することを意味します。ただし、デフォルトの目盛ラベル表示の設定(桁数設定など)を使います。
  • <入力値>は、軸の値列で入力した値をそのままラベルとして表示します。特別な軸刻みにおけるデフォルトの選択です。
  • セルをダブルクリックして、軸値およびラベルを入力します。
  • キャリッジリターン/ラインフィードをラベルに挿入するには、CTRL + Enterを押します(これにより、文字%(CRLF)が挿入されます)。

「ラベル」テキストボックスの表現に現在の目盛ラベルの内容を含めるには、%1表記を使います。例えば、現在の目盛ラベルが「19」の場合に「1999」と表示するには、『ラベル』テキストボックスに%199と入力します。計算式内に現在の目盛ラベルの内容を含めるには、$(x)表記を使います。ここで、xは現在の目盛ラベルの値です。例えば、現在の目盛ラベルが「99」の場合、「1999」と表示するには、$(1900+x)と入力します。

表示

このセルのチェックボックスを使って、同じ行で定義した特別な軸目盛を表示するかどうか指定します。


ボタン

表示ボックスの下に2つのボタンがあります。

削除 表示ボックス内に1つ以上の特別な目盛の指定がある時に利用可能です。(軸の開始軸の終わりは含みません)Ctrlキーを押しながらクリックして複数の特別な軸刻みを選択できます。
詳細… 特別な軸刻みダイアログが開き、詳細設定が可能です。

特別な軸刻みダイアログ

このダイアログは、ダイアログの特別な軸刻みタブにある、詳細…ボタンをクリックすると開きます。ここで特別な軸刻みの目盛とラベルフォーマットを編集できます。

このダイアログを開くと、メインのダイアログは非表示になります。適用ボタンをクリックすると、メインのダイアログに戻ることなく、ダイアログ内のみ変更されます。OKボタンをクリックすると、設定が保存されてダイアログが閉じられます。キャンセルボタンをクリックすると、このダイアログは閉じられて、メインの軸ダイアログを表示します。

特別な軸刻みを編集するには、左側の特別な軸刻み位置パネルで編集する刻みを選びます。(複数選択する場合は、Ctrlキーを押しながらクリックします)そして、目盛フォーマットまたはラベルフォーマットタブで設定を変更します。

Special Ticks Dialog.png Special Ticks Dialog 01.png

軸選択

ダイアログ右上のドロップダウンから軸を選択して、特別な軸刻みについての編集を行う軸を切り替え可能です。

Special Ticks Dialog Axis.png

目盛フォーマットタブ

このタブでは、選択した特別な軸刻みの目盛について設定できます。

表示

予約された特別な軸刻みである軸の開始軸の終わりについては、ドロップダウンリストで自動隠す表示から選択します。自動を選択すると、デフォルトの目盛設定に従います。

ユーザが追加した特別な軸刻みの場合は、チェックボックスで表示または非表示を指定できます。

軸の値

このテキストボックスはユーザが追加した特別な軸刻みでのみ利用可能で、軸上の特別な軸刻みを位置を指定できます。詳細は、上述の軸の値セクションを参照してください。

ラベル

このテキストボックスは表示を選択した場合のみ利用可能で、特別な軸刻みのラベルを指定できます。詳細は、上述のラベルセクションを参照してください。

自動目盛フォーマット

表示にチェックを付けた場合に利用可能で、このチェックボックスにチェックを付けると、その特別な軸刻みが軸と軸目盛タブの設定に従い、これ以下の設定は利用できません。

目盛のスタイルの設定

スタイル長さ太さの4つの設定が特別な軸刻みの編集のために提供されています。詳細は、Originヘルプの軸と軸目盛タブの項目を確認してください。

ラベルフォーマットタブ

このタブでは、選択した特別な軸刻みの目盛ラベルについて設定できます。

自動が選択されていると、目盛ラベルフォーマットタブの設定に従い、これ以下の設定は利用できません。

個別に目盛ラベルを編集するには、自動のチェックを外し、この下のオプションを編集します。詳細は、Originヘルプの目盛ラベルタブの項目を確認してください。

フォントのタイプやサイズ、色を簡単に調整するには、特定のラベルの上でクリックし、フォーマット ツールバーにあるボタンを使ってラベルを編集します。

さらに、直交座標系の2Dグラフでは、オフセットがある場合、引出線を表示チェックボックスを選択して、特別な軸刻みとラベル間の引き出し線を追加することができます。また、ブランチで引き出し線のフォーマット設定ができます。これらの設定は、「作図の詳細」ダイアログの「ラベル」タブ