グラフの座標値を読み取る


Originには、データプロットを視覚的に探索するいくつかのツールが提供されています。

  • スクリーンリーダ:スクリーンリーダはデータ表示ウィンドウに、グラフページ・グラフレイヤのXY座標(Z座標はターナリ―図や等高線図のみ)を表示する、古くからあるOriginのツールです。これはプロットされたポイントの座標を返すのではなく、単に座標を軸スケール単位で返すものです。
Exploratory screen reader.png

詳細は、スクリーンリーダツールをご覧ください。

  • データ表示:データ表示ツールは、いくつかの分析ツールと組み合わせて使用するか、特定の分析操作を行ったときに使用されます。詳細は、Originヘルプのデータ表示ツールをご覧下さい。
  • データポイントツールチップ:Origin 2018より、特定の2Dグラフ(散布図、線+記号、棒グラフなど)のデータの座標値を、データポイント上にカーソルを合わせるだけで表示します。 さらに、ツールチップ上で右クリックして開くポイント取得 ツール もあります。対象のデータポイント上でダブルクリックし、座標値や他の情報をワークブックに出力します。

    Origin 2019より、この「ホバー」するデータポイントツールチップはカスタマイズ可能になり、基本的にデータリーダ + データ情報ウィンドウの組み合わせの機能を提供します。プロット操作・オブジェクト作成ツールバーのツールを選択してデータポイントをクリックする必要はありません( データリーダ + データ情報ウィンドウの組み合わせが機能するすべてのグラフタイプで機能するわけではありません)。詳細については、データリーダデータ情報ウィンドウの次の説明を参照してください)。
Exploratory data point tooltip.png
詳細は、ユーザガイドのデータポイントツールチップをご覧ください。
  •  データリーダ:データリーダツールは、高度にカスタマイズ可能なデータ情報ウィンドウを使って X と Y (等高線図の場合はZも)座標を表示します。さらに、特定のデータポイントに関連付けられているその他のワークシート情報も実質的にすべて含まれます (次のデータ情報を参照してください)。 詳細は、ユーザガイドのデータリーダツールをご覧ください。

キーボードの矢印キーを使用してデータリーダを制御する場合、リーダがプロットに沿ってどのように進むかを制御する多くのシステム変数があります。詳細は、LabTalkシステム変数を参照してください。

@DRC Ctrlキーを押しているときの、データリーダの矢印キーの増分バージョン2022bで追加されました。
@DRD SHIFTキーを使用してデータリーダの加速がかなりの効果を持ち始めるデータポイント数のしきい値を制御します。バージョン8.0987で追加されました。
@DRI SHIFTキーアクセラレーションで、前のステップのパーセンテージでデータリーダのステップ増分を制御します。バージョン8.0987で追加されました。
@DRM データプロットサイズのパーセンテージで最大ステップサイズを指定します。バージョン8.0987で追加されました。
@DRS Shiftキーを押しているときの、データリーダの矢印キーの増分バージョン2022bで追加されました。
@DRSC SHIFT + CTRLキーを押しているときの、データリーダの矢印キーの増分バージョン2022bで追加されました。
@DRT SHIFT +矢印キーを押したままデータリーダが加速し始めるしきい値(ミリ秒単位)を指定します。バージョン8.0987で追加されました。
  • データ情報:前述のように、プロット操作・オブジェクト作成ツールバーからデータリーダツール、計測ツール、またはデータカーソルツールを選択すると、データ情報ウィンドウが開きます。データ情報ウィンドウは自由に設定することが出来、様々なタイプの座標値を加えたメタデータを出力するように構成することが可能です。詳細は、Originヘルプのデータ情報ウィンドウをご覧下さい。