ウォータフォールグラフを編集する

Originの ウォータフォール グラフは、グラフページ内に一連のプロットが後退するように、1つ以上のY列またはY列の範囲をプロットします。 このようなグラフは、いくつかのパラメータが増加するような条件下で収集されたデータセットを比較する場合に使用します。Originでは、2Dのウォータフォールも3Dのウォータフォールも、どちらもサポートしています。

Tutorial 2D Plot -1.png Tutorial 2D Plot -4.png
GDI-ベースの2Dウォータフォール グラフ OpenGL‐ベースの3Dウォータフォール グラフ

グラフの見え方を変更する

2Dウォータフォール: プロットの大きさや表示角度を変更する

次の2つのモードでウォータフォールグラフを編集することができます。

  • グラフを1回クリックすると、レイヤの角に四角いハンドルが現れます。
  • グラフを2回クリックすると、レイヤの角に三角のハンドルが現れます。

最初のクリックでの編集モード(四角いハンドル)では、ページ上でレイヤの位置を移動したり、レイヤの大きさを変えたり、表示角度を変えることができます。 ハンドルの上でカーソルが両側矢印になったとき、グラフの座標は固定にしたまま、レイヤの大きさやウォーターフォールを囲む編集ボックス枠を定義している内部の角度を変更することができます。 マウスカーソルが4つの矢印で表示されているときに、ページ上でレイヤを移動することができます。

2回目のクリックでの編集モード(三角のハンドル)では、三角のハンドルの1つをドラッグして、長さやX軸の位置を変えずに表示角度を変更します(傾斜表示の変更)。 (三角のハンドルにマウスカーソルを合わせないで、ドラッグすると、レイヤがページ内で移動します。) プロットの傾斜は「作図の詳細」ダイアログボックス(「フォーマット:作図の詳細(レイヤ)」)の『ウォーターフォール』タブにあるXオフセットYオフセットの値を編集しても変更することができます。

3Dウォータフォール:回転、大きさの変更、拡張、傾斜をグラフにつける

3D ウォータフォールは、壁の幅が0の特殊な3Dウォールグラフです。他の3Dグラフと同じように 回転、サイズの変更、拡張、傾斜の操作を行えます。

軸ラベル、目盛ラベル、目盛の表示を制御する

  • 2Dウォータフォール: 軸平面にZ軸のタイトルとZの目盛ラベルを表示するには、グラフをアクティブにして、メニューからフォーマット:作図の詳細(レイヤ)を選択します。作図の詳細ダイアログにてウォータフォールタブを開き、Z軸平面のタイトルを表示ボックスにチェックを入れます。
  • 3Dウォータフォール: 軸のタイトル、目盛、目盛ラベルの向きを制御するには、グラフをアクティブにして、メニューから「フォーマット:作図の詳細(レイヤ)」を選択します。作図の詳細ダイアログにてタブを開き、ラベルとタイトルと目盛の向きオプションを選択します。
  • 2Dおよび3D ウォーターフォールグラフのどちらも、Z軸のラベルには列ヘッダ行のメタデータが使用されます。ワークシートの列ラベル行に数値がある場合、それらはZ軸のラベル付けにデフォルトで使用されます。適切な数値データ行がない場合は、他の列ラベル行情報が使用されます。最終的には、ユーザーがどのラベル行データをZ軸のラベル付けに使用するかを制御します。2Dウォーターフォールグラフにおいては、作図の詳細(レイヤ)ダイアログのウォーターフォールタブ内のZ値ソースドロップダウンリストを使用します。3Dウォーターフォールグラフにおいては、作図の詳細(レイヤ)ダイアログのその他の3Dオプションタブ内のZ値ソースドロップダウンリストを使用します。

線のカラーマップ

2Dと3Dのウォータフォールの両方について、グラフの線はYまたはZ方向に並んだカラーマップを使用出来ます。カラーマップウォータフォールグラフを作成する方法については2D ウォータフォール:Yカラーマップ2D ウォータフォール:Zカラーマップ3D ウォータフォール:Yカラーマップ3D ウォータフォール:Zカラーマップを確認してください。

カラーマップのウォーターフォールグラフを作成した後、マッピングレベルと色を変更できます。変更できる項目はレベルの数、各レベルの色、カラーマップのテーマ等です。カラーマップ設定は同じですが、YカラーマッピングはY値を、ZカラーマッピングはZ値を使用します。前者はY値に応じて色を変化させ、後者はZ値の値に応じて色を変化させます。

ウォータフォールグラフでカラーマッピングの設定を行う詳細については、このページを参照してください。

シンボルと接点を追加する

3D ウォーターフォールでは、それぞれの線ごとにシンボルを追加できます。線と散布図のウォーターフォールを作成するには、3D ウォーターフォールグラフの作図の詳細ダイアログのシンボルタブでシンボルを編集します。シンボルサイズはゼロ以外に設定しなければなりません。シンボルのタイプと色は適用をクリックします。

接点のタイプ(直線、スプライン、ベジエ、Akima 等)を指定するには, フォーマット:作図の詳細(プロット属性)パターンタブを開き、接続ドロップダウンを使用します。

Z値ソースを設定

2Dと3Dウォータフォールグラフの両方で、線のオフセットはワークシートラベル行で制御します。ワークシートラベル行で使用できるのは、ロングネーム、コメント、単位、サンプリング間隔、パラメータで、使用できるのは数値のみです。 Z値ソースドロップダウンからラベル行を選択して、ワークシートのZ値として使用する行を指定します。2Dウォータフォールでは、作図の詳細ダイアログのウォータフォールタブに、3Dウォータフォールでは作図の詳細ダイアログのその他の3Dオプションタブにこのドロップダウンリストが表示されます。

順序を逆にする

プロットの順序を変更すると、ウォータフォールグラフは後ろから前に向かって描画されます。

  1. メニューから「フォーマット:軸スケール:Z軸」を選びます。
  2. スケールタブを開き、「開始」と「終了」の値を逆にします。

非表示の線を現す

2Dウォータフォールグラフでは作図の詳細ダイアログのォータフォールタブに非表示の線を現すチェックボックスがあります。これは前面の描画によって隠された線を表示するかどうか指示します。

3Dウォータフォールでは、作図の詳細ダイアログの パターンタブ にある透過率を調整または塗りつぶしをなしにすると、背面にあるグラフの線も表示できます。