ボックスチャートの作成


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ボックスチャート(箱ひげ図とも言います)は、サマリー統計からのキーとなる値を視覚的に表示するものです。

ボックスチャートを作成するには

  1. 1つあるいは、それ以上のワークシートのY列(あるいは、Y列内のある範囲)を選択します。
  2. 作図:統計グラフ:ボックスチャートを選択します。

データの各Y列は別のボックスとして表示されます。列の名前やラベルは、X軸ラベルとして使われます。各ボックスの上下の辺のY座標は、デフォルトで各々25パーセンタイル、75パーセンタイルとなっています。また、上下に延びたヒゲは、デフォルトで 5パーセンタイルと95パーセンタイルの位置を示しています。Originのボックスチャートでは、最小値、中央値、平均値、最大値、1パーセンタイル、5パーセンタイル、95パーセンタイル、99パーセンタイルなどの値を表示することもできます。

また、グループ化したボックスチャートをインデックスデータまたは素データからも作成できます。

Creating Box Charts image871.gif

ボックスチャートの表示を編集するには:

  1. ボックスチャートをダブルクリックします。

または

  1. 右クリックして、作図の詳細を選択します。

どちらの方法でも作図の詳細ダイアログボックスが開き、ダイアログボックスの左側にボックスチャートのデータプロットアイコンが選択された状態になります。ボックスチャートの編集オプションは、ダイアログボックスの右側の領域のタブで利用できます。

Creating Box Charts 02.png

ボックスチャートの編集に関しての詳細は、以下のトピックをご覧下さい。

ボックスチャートの例題

ボックスチャートは、旧バージョンから大きく改善され、多数のバリエーションが追加されました。以下に、様々なボックスチャートのサンプルを示します。全てのサンプルは、<Origin EXE folder>\Samples\Graphinパス内にあるBoxChartExample.ogw を使って作成しています。BoxChartExampleワークシートにある表リファレンスデータセット(列)とリストカスタマイズはグラフの作図の詳細ダイアログボックスで作成します。

典型的なボックス

Box Chart Ex1.png 列(H)から作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ

  • 異常値にチェック
  • 異常値を線上にをチェック
  • ボックス幅20にセット


外れ値タブ:

  • シンボルと色を設定します。
Box Chart Ex2.png 列(B)から作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ
  • 種類点列[左]+ボックス[右]に設定

シンボルタブ
  • シンボルの色をインデックス:Col("Group")に設定

データタブ
  • ビンの位置揃えを選択
Box Chart Ex3.png 列(B)から作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: Half Box

ボックスチャートタブ
  • 種類棒[左]+データ[右]に設定
  • ボックスの上部にデータを描画をチェック
  • ボックス幅20にセット
データタブ
  • ジッターポイントのチェックを外します。
  • ビンの位置揃えセクションで、データ幅に設定
シンボルタブ
  • シンボルの形とサイズをカスタマイズします。
Box Chart Ex9.png 列(B)から作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックス + 点重複

ボックスチャートタブ
  • 種類ボックス+点列 重複に設定
  • ボックス幅40にセット
データタブ
  • Snap Points to Binをチェックします。
  • ビンの位置揃えセクションで、を選択します。
Box Chart Ex4.png 列(B)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ
  • パラメータによるボックス幅をチェック
  • ボックス幅(%)Width(列ラベル行)を選択
  • X位置X Position(列ラベル行)を選択
X 軸上でダブルクリックしてダイアログを開きます。
  • スケールページ
    • 主目盛ノードの中でタイプグラフの列ラベルによってに設定し、列ラベルからX Positionを選択
  • 目盛ラベル-下ページ
    • 表示フォーマットノードの下のタイプ列名または列ラベルに設定し、表示フォーマット列ヘッダに設定
Box Chart Ex14.png 列(B)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ
  • 種類ボックスに設定

接続タブ
  • 平均値接続線をチェック
  • パーセンタイル接線をチェックして、パーセンタイル(%)25 75に設定
Box Chart Ex5.png 列(G)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ
  • 種類ボックス+点列 重複に設定
  • 形状刻み目付きにします。

データタブ
  • ビンの位置揃えセクションで、データ幅に設定

接続線タブ
  • データポイント接続線をチェック
  • シンボルの色をインデックス:Col("Group")に設定


その他のボックス

Box Chart Ex5.png 列(B)列(C)を作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

グラフグループタブ
  • 境界色推移なしに設定
タブ
  • ヒゲスタイルキャップの長さキャップのスタイルキャップの幅を設定します。
  • 中央値線のチェックを外す
  • 平均線をチェック
ボックスチャートタブ
  • ボックスセクションの形状ボックスなしを選択
  • ラベルセクションのヒゲラベル平均値ラベルをチェック
棒の間隔タブ
  • ボックス間の間隔(%)50にセット
Box Chart Ex6.png 列(F)から作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ
  • ボックスセクションの形状刻み付きボックスを選択
  • 外れ値のチェックを外す
  • ボックス幅40にセット
パーセンタイルタブ
  • 形式セクションで最大をチェックし+を選び、最小には-をチェックします。
  • 99%平均中央値1%のチェックを外します。
Box Chart Ex7.png 列(E)から作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ
  • ボックスセクションの形状I型ボックスを選択
  • 範囲SEに変更
  • 係数3にセット
  • ボックス幅50にセット
  • ラベルセクションのボックス範囲ヒゲ中央値をチェックして、表示両方にします。
ラベルタブ
  • 水平オフセット90に設定
Note: この状態で完全にラベルを表示させるには(作図の詳細(レイヤ)ダイアログにあるレイヤ表示方法タブで)、枠でデータを切り取るのチェックを外す必要があります。
Box Chart Ex5.png 列(B)から作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックスチャート

ボックスチャートタブ
  • 種類棒[左]+データ[右]に設定
  • セクションの表示中央値を設定
  • エラーバーセクションの範囲を最大-最小に、方向両方に設定

シンボルタブ
  • シンボルの色をインデックス:Col("Group")に設定
Box Chart Ex5.png 列(B)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: ボックス + 点重複

ボックスチャートタブ
  • 種類棒[左]+データ[右]に設定
  • エラーバーセクションの範囲標準偏差設定

分布 tab:
  • 曲線タイプ正規対数を選択
Box Chart Ex5.png 列(B)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> ボックス: 区間プロット

ボックスチャートタブ
  • 種類ボックスに設定
  • 外れ値のチェックを外す
  • ボックスセクションで種類ボックスなしを選ぶ
  • ヒゲのセクションで、範囲信頼区間を選択

パーセンタイルタブ
  • 平均値のシンボルの形状とサイズを設定

タブ
  • 中央値線のチェックを外す

バイオリン図

Box Chart Ex11.png 列(E)から列(G)までを通して作図

メニューから作図> 2D: Violin: Violin Plot with Stickを選択します。

ボックスチャートタブ
  • 種類ボックスに設定

分布 tab:
  • 曲線タイプ正規対数を選択
  • 対称分布曲線を表示をチェック
  • スケールカウントを設定
  • データポイントの延長分布曲線内を選択

グラフグループタブ
  • 分布を埋める列の増分1ごとを選択
Box Chart Ex12.png 列(E)から列(G)までを通して作図


作図: 2D> Violin Plot: Half Violin

ボックスチャートタブ
  • 種類点列[左]+ボックス[右]に設定
  • ボックスセクションで種類ボックスなしを選ぶ

Distributionタブ:
  • 曲線タイプカーネルスムースを選択
  • Distribution Curve Next to Boxをチェック
  • Symmetric Distribution Curveをチェック
  • ScaleAreaを設定
  • Scale to Maximum(%)をチェックして、値に200を入力

グラフグループタブ
  • 分布を埋める列の増分1ごとを選択


グループ化ボックスチャート

Box Chart Ex13.png 列(D)から列(F)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> Grouped Box: グループ化したボックスチャート

  • グルー列Col(Group)を設定
  • グラフテーマBox_Violinを選択
ボックスチャートタブ
  • 種類ボックスに設定
  • ボックスセクションで種類ボックスなしを選ぶ
  • 外れ値のチェックを外す

Distributionタブ:
  • 曲線タイプカーネルスムースを選択
  • Symmetric Distribution Curveをチェック
  • スケールカウントを設定
  • スケールの最大値(%)100に設定

タブ
  • 中央値線のチェックを外す
  • ヒゲセクションのキャップの長さ0に設定
Box Chart Ex18.png 列(B)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> Grouped Box: グループ化したボックスチャート

  • グループ番号1に設定
  • 1番目のグラフ列を設定
グラフグループタブ
  • 境界の色列で、増分1ごとサブグループサブグループ間を選ぶ


列の散布図

Box Chart Ex5.png 列(B)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> 散布図: 列散布図

ボックスチャートタブ
  • 種類ボックスに設定

データタブ
  • ビンの位置揃えセクションで、データ幅に設定
Box Chart Ex17.png 列(B)から列(H)までを通して作図

メニューから:
作図: 2D> 散布図: Scatter Interval

ボックスチャートタブ
  • 種類ボックス+点列 重複に設定
  • ボックスセクションで種類ボックスなしを選ぶ
  • ヒゲのセクションで、範囲なしを選択

シンボルタブ
  • 境界の色塗りつぶしの色By Point> Index:Col("Group")に設定