ANOVA-ResultInterpret
記述統計表はその変数の特徴を判断するのに役立ちます(強度、欠損値など)。平均と標準偏差の確認で一変量/分散のグループ間の違いを見つけることもできます。
全般ANOVA表は、主要因(または二元配置の相互作用、三元配置の相互作用)内のグループが異なるかどうかを検定するためにしようされる統計量を表示します。
P値が0.05より小さい場合、帰無仮説は棄却されます。全グループが異なると言え、平均プロット、平均比較プロットを確認してより詳細な分析を行えます。
気を付けていただきたいのは、もし変数同士に関連がある場合はこの表の値は信頼できないということです。この一変量の見方は変数間の共有分散(相関)については考慮されていません。
分散分析では、有効なオムニバスの検定結果を得てから複数の比較手法が使われています。有意なANOVAの結果は、グローバルな帰無仮説H0が棄却されることを示します。H0は、平均が比較されるグループ間で等しいという仮説になります。どの平均が異なっていたのかを見極めるのに複数比較を行います。
平均比較手法の選択については、イントロダクションのページを確認してください。
平均比較表は、post-hoc 検定の統計量を提供し、グループの各ペアの平均を比較するのに使用されます。
two-way および three-way ANOVAの相互作用では、関心のあるレベルのみ表示するためにデータフィルタを使用します。たとえば、異なるグループ間の同じレベルを比較するなどです。
以下のように操作します。
col(a)$==col(d)$
この表は、サブジェクト間因子の全レベルの組み合わせのそれぞれの従属変数の分散の等分散性を検定するのに作成されます。
この仮定を満たさない場合、外れ値の削除やデータ変換などの方法を考えます。しかし、等分散性の仮定成り立たない場合でもANOVAはロバストです。グループサイズが等しくない場合でも検討を続けられます。
検出力解析は、サンプルデータの実際の検出力の計算を行い、母平均の差を検出する確率を知ることができます。追加のサンプルサイズが指定された場合に、仮定の検出力を計算する手助けになります。
平均値プロットはone-way 及び three-way ANOVAで利用可能です。これはグループ間で平均が異なるものになるかどうか知ることができます。
平均比較プロットは一元配置の分散分析でのみ利用できます。他の比較手法を補足し、グループ間の平均の差の視角的な調査に使用されます。