impMatlab

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
    1. 5.1 ダイアログオプションの詳細
  6. 6 サンプル
    1. 6.1 サンプル 1
    2. 6.2 サンプル 2
  7. 7 関連のXファンクション

メニュー情報

ファイル:インポート:Matlab(Mat)

概要

Matlabファイルのインポート

コマンドラインでの使用法

  1. impMatlab fname:="c:\test.mat";
  2. impMatlab fname:="c:\data.mat" options.impMode:=1;

変数

表示名 変数名 I/Oとタイプ デフォルト値 説明
ファイル名 fname

入力

文字列

fname$

インポートするファイルのファイル名
ファイル情報とデータ選択 trfiles

入力

TreeNode

<unassigned>

ファイルの情報を表示する際に使用します。ファイルのどの変数をインポートするのか指定できます。
インポートオプション options

入力

TreeNode

<unassigned>

これは主にダイアログ内で使用され、インポートオプションを修正する際に使用します。詳細については説明のセクションをご覧下さい。
出力 orng

出力

範囲

<active>

これは出力範囲を指定するのに使用します。

シンタックスはここをご覧ください。

ヘッダ情報 trheader

出力

TreeNode

<optional>

これはヘッダ情報を出力するためのものです。GUIには表示されません。エンドユーザが、この変数を使用することはお勧めできません。

説明

このXファンクションはMatlab data ファイルをインポートするのに使います。複数のファイルを一度にインポートすることも可能で、各ファイルの変数はインポートのために選択できます。インポート先や保存された構造も指定できます。

Originでは、Matlab内のデータは次のように保存されます。

  1. ワークブック内に保存
    • 階層構造なし:デフォルトでそれぞれのファイルにある全ての変数は同じワークシートに1つずつインポートされます。全て同じ行から開始します。
    • 階層構造あり:ワークシートには変数リストのみがインポートされます。それぞれの変数名は最初の列にリンクしたテキストとして表示されます。変数名をクリックすると、目的の変数を1つずつ新しいワークシートにインポートします。
  2. 行列ブック内に保存
    各変数は行列シートに保存されます。


ダイアログオプションの詳細

  • インポートオプション(オプション)
詳細は、このページをご覧ください。

サンプル

サンプル 1

このサンプルは、構造情報込みのMatlabのファイルを階層構造にインポートする方法を示しています。

  1. 新しいワークブックを作成し、アクティブにします。
  2. Originのメインメニューからファイル:インポート:Matlab(Mat)と選択します。
  3. Matlabダイアログでは\Samples\Import and Export\Matdata_Struct.mat をブラウズしファイルの追加ボタンをクリックします。オプションダイアログを開く、にチェックを付けてOKを押すと、impMatlab ダイアログが開きます。
  4. ダイアログボックスでは、ファイル情報とデータ選択の下の変数ボックスは空です。MATLABファイルのいくつかの変数はOriginではサポートされていません。デフォルト設定でファイルをインポートする場合、これらの変数は飛ばされます。
    ImpMatlab 01.png
  5. MATLABファイル内の構造データについては、インポートオプションブランチの階層構造にインポートにチェックを付けてください。ファイル情報とデータ選択ブランチでは、ファイル情報をワークブックに保存インポートモードオプションはグレーアウトしています。
    ImpMatlab 02.png
  6. OK ボタンをクリックします。ファイルがインポートされます。次に、変数名をクリックして目的の変数を一つずつ、手動で新しいワークシートにインポートします。
    ImpMatlab 03.png

サンプル 2

このサンプルはMatlabのデータを行列ブックにインポートするか指定します。

  1. 新しい行列ブックを作成し、アクティブにします。
  2. Originのメインメニューからファイル:インポート:Matlab(Mat)と選択します。
  3. Matlabダイアログで\Samples\Import and Export\ を検索し、GaussianData.matMatdata_1.mat(Ctrlキーを押しながらクリックして、複数ファイルを選択)を選んでからファイルの追加ボタンをクリックします。オプションダイアログを開く、にチェックを付けてOKを押すと、impMatlab ダイアログが開きます。
  4. ダイアログでは2つのファイルの変数がファイル情報とデータ選択ブランチに表示されます。インポートモードでは新しい行列シートで開始を選択します。
    ImpMatlab 05.png
  5. OKボタンをクリックすると、インポートファイルは以下のようになります。
    ImpMatlab 06.png

関連のXファンクション

impFile, impinfo, impFileSel