Paste-Embed-OLE
Microsoft Wordなど他のアプリケーションにOriginのグラフを挿入するには、イメージ による方法と OLE (Object Linking and Embedding)による方法の2つの方法があります。
グラフを目的のファイルにOLEオブジェクトとして含めると、OriginはOLEサーバーとして機能します。
OLEを使用せずにクリップボードにグラフをコピーすると、グラフは他のアプリケーションで画像として貼り付けられます。
画像としてグラフをコピーするには:
Ctrl + CでOLEとしてコピーされるように設定するには、環境設定>オプション>ページを開きます。
Originのグラフを埋め込むことで、 OLE準拠のアプリケーションと共有できます。 グラフを他のアプリケーションに埋め込むと、Originの機能を使用してグラフを編集できるようになります。
他のアプリケーションにグラフを挿入した場合、データは貼り付け先のファイルに保存されます。 貼り付けた後のグラフの編集は、コピー先のファイル内にあるグラフをダブルクリックすることによって開始することができます。 最大の利点: これは単一で自己完結型のファイルを作成します。
Originには、グラフをOLE準拠のファイルに埋め込むための3つのメソッドが用意されています。
クリップボードを使用して別のファイルに貼り付けてグラフを埋め込むには:
このグラフは、グラフウィンドウ(* .OGG(U))または、プロジェクト(* .OPJ(U))ファイルに保存する必要はありません。(現在のOriginセッションの内容を保存する必要はありません)
以上で、グラフがオブジェクトとしてアプリケーションに表示されます。
他のアプリケーションへのグラフのコピーと貼り付けについては、グループ化されたページのコピーとエクスポート 資料を参照してください。
Originのマスターページ機能ではOLE埋め込みはサポートされていません。マスター項目を含むグラフをMS Officeや他の文書にエクスポートするときは、グラフを画像として挿入する必要があります。詳細情報は、MS WordまたはPowerPointファイルに共通要素を追加を参照してください。
Origin 2018では、Unicodeに対応したOriginプロジェクトファイル(OPJU)とOriginグラフ(OGGU)を利用します。Origin 2018以降で作成したグラフを埋め込んだワード文章は、Origin2017以前のバージョンのある環境ではOLEでの編集はできません。こちらのFAQ:をご覧ください。
既存のOPJU ファイルからグラフページをコピーし、MS Office に貼り付ける場合、WordやPPTなどでは、形式を選択して貼り付けダイアログにリンク貼り付けオプションがあり、Originグラフをリンクとして貼り付けてMSドキュメントの容量を節約できます。しかし、これは新しいMSドキュメントの形式 (docx、pptxなど) ではうまく機能しません。そのようなMS ドキュメントをロードして Originグラフをダブルクリックすると、Originの複数のインスタンスがバックグラウンドで起動され、重くなります。ドキュメントを閉じても、これらの非表示のOriginセッションは閉じられません。MSドキュメントを古い形式 (doc、ppt など) で保存すると、このような問題は発生しません。
グラフウィンドウファイル(* .OGG(U))を別のファイルに埋め込むには:
グラフは既にグラフ(* .OGG(U))ウィンドウファイルに保存されている必要があります。
新しいOriginグラフを別のアプリケーションに作成(および埋め込み)するには:
OriginのオブジェクトがOLEコンポーネントファイル内に挿入された場合は、Originのツールを使って編集が可能です。
代替として、コピー先ファイルに挿入されたOriginオブジェクトは、コピー先アプリケーションから離れることなく編集できます。この編集方法は、インプレイスでのアクティブ化といいます。
インプレースアクティベーションを有効にするには: