(オプション) 『ファイルの格納場所』 タブ


これらの設定は、ファイルの拡張子を指定して、そのファイルのデフォルトの保存先または開き先を指定します。

Image:File location1.png

内容

  1. 1 ダイアログの変化を記憶チェックボックス
    1. 1.1 ファイル拡張子デフォルトダイアログボックス
  2. 2 『ASCIIファイルタイプの設定』リストボックス

『ダイアログの変化を記憶』チェックボックス

ダイアログの変化を記憶

デフォルトで、Originは、Originプロジェクトファイル、インポートするデータファイル、エクスポートする画像ファイル、その他のファイルなどのファイルパスを保持しています。つまり、新しくプロジェクトファイルを作成したり、グラフをファイルにエクスポートする際に、直前に開いたプロジェクトファイルや直前にエクスポートしたファイルのパスが、「ファイルを開く」(または「名前を付けて保存」)ダイアログボックスを開いたときに選択されています。

特定のファイルの種類に対して、この機能を解除するには、上側のリストからファイルの種類を選び、『 ダイアログの変化を記憶.』チェックボックスのチェックを外します。

編集ボタン

特定のファイルタイプに対してファイルのパスを個別に指定するには

  1. ダイアログの変化を記憶』チェックボックスのチェックは付けたままにします。
  2. 上側のリストボックスからファイルグループを選択します。
  3. 編集」ボタン(右上)をクリックします。選択したファイルグループに対するファイル拡張子デフォルト」ダイアログボックスが開きます。
  4. ダイアログで設定を編集したら、OKをクリックします。

ファイル拡張子デフォルトダイアログボックス

このダイアログボックスは、『ダイアログの変化を記憶』チェックボックスの右側ににある「編集」ボタンをクリックすると開きます。特定のファイルに対して、パスの変更動作を編集するのに使用することができます。

グループ

ダイアログでパスのパスの変更動作を編集するファイルの種類のグループを表示します。

オープン元パス

オープン元パスは、特定のファイルを開くか、インポートする時のパスを制御します。

ドロップダウンリストを使って、「開く」ダイアログのデフォルトパスをセットします。オプションボタン

  • ユーザ指定パス:
    下にあるテキストボックスにパスを指定します。(ユーザ指定パスはデフォルト設定です。ですので、このグループのファイルを既に開いていると、テキストボックスにパスが表示されます。)
  • プロジェクトパス:
    現在プロジェクトを開いているパス
  • Origin exeのパス:
    Originのインストールフォルダ
  • ユーザファイルパス:
    ユーザファイルフォルダ

全てのグループに適用する

これにチェックが付いていると、他のグループのファイルを開くかインポートするときも、選択したオープン元パスでの設定をデフォルトパスとして使用します。
保存先パス

保存先パスは、指定したファイルタイプのファイルを保存またはエクスポートするときに使用するパスを指定します。ドロップダウンリストにあるオプションは、オープン元パスのものと同じです。 しかし、このグループでの選択は、「保存」ダイアログボックスでのデフォルトパスとして設定されます。 全てのグループに適用するチェックボックスは、他のグループのファイルを保存またはエクスポートするときも、選択した保存先パスでの設定をデフォルトパスとして使用します。

タイプ

このドロップダウンリストは、現在選択しているグループのすべてのファイルタイプを表示します。このドロップダウンリストから選択すると、特定のファイルグループに対して、「開く」または「名前をつけて保存」ダイアログボックスのデフォルトのファイルタイプになります。現在のグループが、「Image」で、このドロップダウンリストから「Joint Photographic Experts Group (*.JPG)」を選ぶと、「ファイル:ページのエクスポート 」を選択してグラフをエクスポートする時に、Joint Photographic Experts Group (*.JPG) が、「名前をつけて保存」の「ファイルの種類」ドロップダウンリストのデフォルトになります。

『ASCIIファイルタイプの設定』リストボックス

追加/編集/削除

このリストボックスには、OriginがASCIIファイルをインポートする時に、ファイルの種類ドロップダウンリストに表示するASCIIファイルの説明を表示します。

ボタンをクリックして、ファイルに関する情報を追加/編集/削除します。

このリストボックスにファイルタイプを追加するには、「追加」ボタンを押します。これにより、「ファイル名.拡張子の追加」ダイアログボックスが現れます。『説明』テキストボックスに、ASCIIファイルのインポートやエクスポートで現れるダイアログボックスの『 ファイルの種類』ドロップダウンリストに表示されるASCIIファイルについての記述を入力します。また、『ファイル名.拡張子 』テキストボックスには、ASCIIインポートやエクスポート時に、処理候補としてダイアログボックスのビューボックスに現れるファイルを規定するファイル名記述 (拡張子やワイルドカード文字(*, ?)で指定) を入力します。

例えば、別のアプリケーションで作られたASCIIファイルがあって、それを読み込む状況があったとします。そして、そのファイルの拡張子が .XYZ だとします。これをASCIIファイルタイプとして追加することにより、Originでそのファイルをインポート(あるいはエクスポート) する際、拡張子に *.XYZ を持つファイルのみを、ダイアログボックスのビューボックスに表示させることができます。

説明』テキストボックスには、その処理をするアプリケーションプログラムの名前を入れると便利でしょう。アプリケーションプログラムと結びついているファイルタイプが何かを示すため、名前の後に「(*.XYZ)」 と入力すると良いでしょう。

また、『ファイル名.拡張子』テキストボックスには、そのファイル名を示す記述 として 「*.XYZ」 と入力します。また、この『ファイル名.拡張子』テキストボックスに、セミコロンで区切ることで、複数の拡張子を指定することができます。例:  *.XYZ;*.XY;*.ZZ.また、「*」や「?」などのワイルドカード文字を活用することもできます。

以上の操作の後、ファイルをインポートやエクスポートをする際、『説明』テキストボックスで行なった記述が、ダイアログボックスの『ファイルの種類』ドロップダウンリストのアイテムの1つとして現われ、それを指定すると、そのファイル名記述に合致するファイルのみが、ビューボックスに表示されます。