Excelのインポート
データコネクタはOriginの新しい一般的なインポートメカニズムです。Origin 2021bの場合、Excelインポートツールバーボタンは、古いimpMSExcelルーチンの代わりにExcelコネクタを使用するように再コーディングされています。
Origin 2021b以降、Excelインポートボタンをクリックすると、データコネクタのExcelのインポートオプションダイアログボックスが開きます。以前のように、このボタンでimpMSExcelダイアログボックスを開くには、LabTalkシステム変数を@TIB = 2に設定します。システム変数の値を変更する方法については、このFAQを参照してください。
Excelファイルをインポートするには
Excelダイアログボックスでの制御についての補足
1つもしくは複数のExcelシートを再インポートするには
Origin 2015以降、ExcelからOriginへの複数シートの即時再インポートが可能です。Excel再インポート中、Originが最新のデータを利用するようリンクは維持されます。
Excelファイルを再インポートするには、メニューからデータ: 直接再インポートを選択するか、ショートカットキーCtrl+4 で、以前の同じ設定でExcelシートをインポートできます。あるいは、メニューからデータ: 再インポート...を選択して、再インポートのためのファイルのインポート設定を変更します。
コマンドウィンドウにreimport -dと入力することでもExcelファイルを再インポートできます。
Excelコネクタの(およびデータコネクタの一般的な)利点の1つは、接続されたExcelファイルのデータが変更されたときにプロジェクトを更新するように自動的に構成できることです。詳しくは、Microsoft Excelと操作を参照してください。
impMSExcelダイアログボックスでは、Excelファイル(XLS、XLSX、XLSM)をインポートする方法を詳細に設定することができます。
ファイル名ボックスには、Excel ダイアログで選択したすべてのファイルを表示します。参照ボタンをクリックして、ファイルを選択し直すこともできます。
この項目では、選択されたExcelファイルのサイズとシート構造を表示します。
最初にインポートするファイルに対して、インポートモードを選択します。以下より選択します。
2番目以降のファイルのインポートモードです。以下より選択します。
データインポートにおいて、ワークブックテンプレート (*.otw) または分析テンプレート (*.ogw) を使用できます。リストからテンプレートを選択して参照ボタンをクリックします。
Note: 空のワークシートを含む特定のワークブックテンプレートに複数のエクセルシートをインポートするときは、インポート挙動を追加制御するための システム変数 @ISE を参照することが出来ます。
インポートしたExcelワークブックデータに列のプロット属性をOriginが適用します。ドロップダウンリストから選択、または、属性を直接入力します。このオプションはインポートウィザードと同じ列属性シンタックス(例えば、属性の繰り返しなど)を使用できます。詳細はこのページを参照してください。
Note:指定された属性は、全てのシートに自動で適用されます。
データのスパークラインを追加します。
エクセルファイルのインポートセルフォーマット(テキストの色、フォント、セルの高さなど)を指定します。
Originにインポートする最大の空白列数を指定します。
ターゲットウィンドウにある空のシートを入力するかどうかを指定します。チェックがついている場合、空のシートはファイル情報ブランチのファイルシートブランチに表示されません。
「ヘッダ行」ブランチでヘッダの設定を全てのExcelシートに適用するかどうか指定します。
ワークシートとワークブックの名前をどのように変更するかを指定します。
これらのブランチを使って、どの行をOriginのワークシート列のロングネーム、単位、コメントに対応させるのかを指定します。メインヘッダの行数とサブヘッダの行数を指定できます。
カスタムの場合、データ範囲選択を指定する表記を部分インポートと再インポートで確認してください。
3番目のブランチ「スクリプト」では、ファイルをインポートした後に実行する、LabTalk スクリプトを指定します。