スケールとページサイズの設定

スケール設定

この機能は、画像のピクセルを実際のサイズ10ピクセル/nmのスケールなど)にマッピングするために使用されます。

スケールを持つ顕微鏡画像でよく使用されます。

  1. メニューのイメージ:スケールを設定...を選択します。これにより、ROIボックスがスケール参照としてイメージレイヤの中央に配置され、スケールを設定ダイアログが開きます。
    Set Scale Dialog.png
  2. ドラッグしてROIのサイズを変更および再配置し、スケールを設定ダイアログで実際の距離の値と単位を指定できます。
    既知の距離 ROIボックスのサイズを変更し、ROIの実際の距離を表す幅/高さの値を入力します。距離がROIの幅を参照するか高さを参照するかは、選択した\高さラジオボタンによって決まります。
    長さの単位 実際の距離の単位を入力します。
    ピクセル単位の幅/高さ 距離がROIのまたは高さのどちらを参照しているかを決定します。
    倍率 スケールの倍率を入力できます。実際のスケールは以下のようになります

    \frac{Width or Height} {Know Distance} \cdot \frac{1}{factor} \quad  pixel/unit

一度スケールを設定すると、画像に保存され、後で他のツールやアプリで使用できるようになります。

座標の設定

この機能は、画像を背景としてグラフウィンドウに挿入するときに、画像の位置とサイズを決定するために使用されます。

地図をレイヤの背景としてグラフに挿入する場合に特に便利です。こちらの簡単な例を参照してください。

  • メニューのイメージ:座標を設定...を選択します。座標を設定ダイアログが開きます。

Insert Image setXY.png

Note:
  1. このダイアログで設定された単位は、画像の実際のスケールを決定するために使用され、イメージウィンドウに保存されます。これはグラフに画像を挿入するときに有効になりません。挿入位置は、XY座標の値によってのみ決定されます。
  2. XY座標の情報は、Originワークスペースの右下隅にあるステータスバーに表示されます。

サイズ変更

補間によって画像のサイズを変更します。

  • メニューのイメージ:サイズ変更を選択します。CvResizeダイアログが開きます。
Img resize dlg.png
5つの補間手法がサポートされています:
最近傍 最近傍補間法を使用して画像のサイズを変更します。
Bilinear(共一次補間) Bilinear補間法と平均化を使用して、高品質の画像を生成します。通常、画像を拡大するために使用されます。
Bicubic Bicubic補間法と平均化を使用して、高品質の画像を生成します。Bilinearよりも低速ですが、高品質を提供します。通常、画像を拡大するために使用されます。
ピクセルの面積の対応 ピクセルの面積の対応を使用して、画像のサイズを変更します。通常、画像を縮小するために使用されます。
Lanczos Lanczos補間法を使用して画像のサイズを変更します。サイズ変更された画像が範囲外の値である可能性があります。

イメージウィンドウの表示サイズ

実際のサイズの表示やズームなど、イメージウィンドウの表示サイズを変更するためのボタンとメニューが用意されています。

Note:これらのツールは、画像の実際のスケールやサイズを変更しません。


実際のサイズモード(1:1ピクセル)とウィンドウに合わせるモードを切り替える

  • ミニツールバーでオン/オフ1vs1 mini button.pngをチェックする。または
  • 右クリックして、実際のサイズモードのオン/オフをチェックします。

デフォルトでは、画像の幅/高さが800未満の場合、画像は実際のサイズモードで開かれます。@IWPでデフォルトのしきい値を変更できます。


ズームとパンニング

  • プロット操作・オブジェクト作成ツールバーのズームパンイングツールボタンToolsをクリックしてズーム/パンモードに入り、マウスホイールで画像をズームイン/ズームアウトし、マウスドラッグでパンします。

最大ズームインレベルは3200%です。ズームインすると画像がピクセル化されます。