レイヤ管理ツールを使用してレイヤを追加する

AddLayers-LayerManagement

レイヤ管理ツールを使用すると、次のことができます。

• グラフページへのレイヤの追加

• 追加したレイヤのリンク方法の指定

• グラフレイヤのサイズ変更と位置の設定

• 各レイヤのグラフ軸の表示とスケールタイプのコントロール

• グラフページのレイヤを入れ替える

• レイヤ管理ツールについての詳細は、laymanageXファンクションヘルプをご覧下さい。

この章では、これら同じ3つのグラフ(二重Y軸 、複数パネルグラフ 、インセットグラフ)をマウス操作でどのように作成するかを説明します。

数レイヤグラフはこれら3つのグラフだけでなく、応用して利用することができます。 1つのレイヤを持つグラフからこれら3つのグラフをマウス操作で作成することで、自分自身の複数レイヤ設定を作成するレイヤ管理ツールの操作法について十分な知識を得ることができます。

Originは、単一のグラフレイヤに対するカスタマイズを、複数レイヤグラフ内の選択されたレイヤに適用するための共通の表示コントロールを提供しています。デフォルトでは、追加されたレイヤはそのようなグループのカスタマイズから除外されます。詳細は、共通の表示を参照してください。

二重Y軸グラフ

1つのレイヤを持つグラフから2Y軸グラフをマウス操作で作成するには、以下のように操作します。

1. 2Dグラフウィンドウをクリックし、アクティブにします。
2. メニューから、グラフ操作：レイヤ管理.を選択します。
3. 追加タブをクリックし、タイプ から右Y：（Xスケール・寸法リンク）を選び、リンク先を1にセットします。
4. 適用ボタンをクリックします。 2番目のY軸がグラフプレビューに追加されます。
5. リンク タブをクリックし、X軸リンク を直接(1対1) にしてリンクします。 これにより、Y軸のスケールがそれぞれ異なっていても、X軸スケールを共有する2つのY軸に共通の独立変数でグラフを作成できます。OKボタンをクリックして、ダイアログを閉じます。
6. データを新しく追加したレイヤに追加します。 (ドラッグ&ドロップ または 「作図のセットアップ」ダイアログを使います)

これで、組込の二重Y軸 テンプレートを使って作成したのと同じグラフがマウス操作で(レイヤ管理ツールを使って)完成しました。

インセットグラフ

1つのレイヤを持つグラフからインセットグラフをマウス操作で作成するには、以下のように操作します。

1. 2Dグラフウィンドウをクリックし、アクティブにします。
2. メニューから、グラフ操作：レイヤ管理.を選択します。
3. 追加タブをクリックし、タイプ から差し込み(寸法リンク)を選び、リンク先を1にセットします。
4. 適用、OKボタンをクリックして、ダイアログを閉じ、アクティブグラフウィンドウにインセットレイヤを追加します。

「グラフ操作」ツールバーの「インセットグラフの追加」ボタンを使って作成したインセットグラフと同じです。 インセットグラフの表示範囲を調整するには、インセットグラフの軸をクリックし、「軸」ダイアログボックスを開き、『開始 』と『 終了』(『スケール 』タブ)で軸スケールを調整します。

区分グラフ

1つのレイヤを持つグラフから 区分 グラフ (または 積上げグラフ)をマウス操作で作成するには、以下のように操作します。

1. 2Dグラフウィンドウをクリックし、アクティブにします。
2. メニューから、グラフ操作：レイヤ管理.を選択します。
3. 追加タブをクリックし、レイヤの追加の項目でタイプを下X 左Yにし、適用をクリックします。
4. 配置タブの行数と列数を2にし、グリッドのためのレイヤを追加を選択します。 間隔の項目の設定はデフォルトのままにします。この設定は、グラフレイヤ間の間隔を設定するものです。
5. 適用ボタンをクリックします。 3つの新しいレイヤはグラフプレビューに追加されます。 これは、ページ上に 2 x 2 でのレイヤ配置を指定しているためです。
6. OK をクリックすると、アクティブグラフが4区分グラフに変わるのが分かります。
7. データを新しく追加したレイヤに追加するには、ドラッグ&ドロップ または 「作図のセットアップ」ダイアログを使います。(既存のレイヤに追加するだけで、すべてのグラフタイプが作成されるわけではありません。 グラフによっては中間的なステップで、計算を行う必要があります。)