imgShear

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

シアー

概要

画像を水平または垂直にシアーします(平行に歪めます)。

コマンドラインでの使用法

1. imgShear a:=30 h:=vertical fill:=0;

2. imgShear a :=30 img:=[Mbook1]1!Mat(1) oimg:=<new>;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
角度 a

入力

double

0

元の画像とシアー後の画像の間の角度を表すシアーの量を指定します。値は、 [-45, 45]の間で指定します。正の値は、画像を時計方向にずらし、負の値は反時計方向にずらします。

方向 h

入力

int

水平

シアーの方向

オプションリスト

  • horizontal:水平
画像の水平な辺をX軸に沿って移動します。
  • verical:垂直
画像の垂直な辺をY軸に沿って移動します。
入力イメージ img

入力

Image

<active>

操作する画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

出力イメージ oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像と同じです。

塗りつぶしの色 fill

入力

int

0

Originのカラーリストから出力画像の背景を塗りつぶす色を指定します。

説明

このXファンクションは、画像をシアーし、その画像のXおよびY軸の相対的な位置を変更します。シアーは、矩形から平行四辺形に画像の形状を変更し、その逆もできます。結果の画像は、遠近を持たせた画像になります。水平のシアーは水平の辺を固定してY軸を変更し、垂直のシアーはY軸の長さを固定してX軸を変更します。X軸とY軸は、シアーの角度を別々にして独立して操作できます。

シアーした画像は、通常、画像の辺に沿ってデータの無い空白の三角形ができます。これらの三角形はデフォルトで黒く塗りつぶされますが、ダイアログボックスで指定した色に変更することができます。

サンプル

このサンプルでは、 imgShear 関数を使って、入力画像を30度シアーし、出力画像の背景色をオレンジ色にします。

  1. 画像をアクティブにして、「イメージ:幾何変換:シアー」を選択し、Xファンクションのダイアログを開きます。
  2. ダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてXファンクションのimgUserfilterダイアログを開きます。

    新しい画像が作成されます。シアーした画像です。


Image:imgShear_help_English_files_image004.jpg

Image:imgShear_help_English_files_image006.jpg

元の画像

出力画像


アルゴリズム

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_ShearBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_ShearBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgRotate, imgFlip, imgTrim, imgCrop, imgResize