1群のt検定

はじめに

1群のスチューデントのt検定は、正規分布した母集団からとられた標本の平均が、与えられた信頼水準で仮説の値と一致しているるかどうかを調べます。片側または両側のt検定を選択することで、標本の平均値が母平均に比べて、大きいのか、小さいのか、等しいのかということが、どの程度の確からしいのかを検定することができます。1群のt検定は、母集団の標準偏差が不明なときに適しています。

t統計値および p値は、帰無仮説を棄却するかどうかを調べるのに計算されます。 p値は、帰無仮説が真である確率で、小さい p値は、それを棄却すべきです。

信頼区間は、母平均のとりうる値に対する上側および下側限界です。与えられた有意水準 \alpha に対して、この区間は (1-\alpha )\times 100\% の信頼性で、真の母平均がその区間に含まれると言えるということを示しています。

欠損値の扱い

データ範囲内の欠損値は、分析には含まれません。

1群のt検定を実行

1群のt検定を実行するには

  1. 統計:仮説検定:1群のt検定」を選択します。これにより、「OneSampletTest」ダイアログボックスが開きます。
  2. 入力データ 」、「検定する平均」、「対立仮説」を指定します。
  3. OKをクリックすると、レポートテーブルのシートが作成され、そこに自由度t統計量、関連したp値検定の結論が表示されます。さらに、標本の平均の信頼区間ヒストグラムボックスチャート、対立仮説が特定のサンプルサイズで真の場合に帰無仮説を棄却する確率を計算する検出力分析を表示することもできます。

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