tTest-OneSample-Algorithm
1群のt検定は、真の母平均 が、指定した検定の平均 に等しいかまたは異なるかを検定するのに使用します。検定は 片側または両側のどちらかにすることができ、仮説は次のようになります。
: vs :, 両側
: vs :, 上側
: vs :, 下側
を入力データセットとすると、統計t 値は自由度が(n-1)のスチューデントt 分布になり、下記のように計算されます。
ここで と
与えられた有意水準 において、帰無仮説 は、次の場合に棄却されます。
, 両側検定
, 上側検定
, 下側検定
ここで は、 レベルでの自由度 のt分布からの限界値です。仮説の確率を表すより良い方法は、 P 値も出力することです。そして、 のとき、帰無仮説 を棄却できます。t 統計に対する P 値は、不完全ベータ関数で計算できます。
ここで、です。
指定した有意水準で、標本の平均に対する信頼区間は次式になります。
1群の t検定の検出力は、その感度の測定です。帰無仮説および対立仮説に関して、検出力は検定する統計量 T が、実際に帰無仮説を棄却すべき(例:与えられた帰無仮説が真でない)ときに、帰無仮説を棄却するのに十分であるという確率です。3つの異なる帰無仮説のそれぞれに対して、検出力は数学的に以下のように定義されます。
ここで T は、t 分布(自由度 )を持つランダムな変数です。仮説の検出力に対する計算は、検定する統計量 t、限界値、自由度が実際のサンプルサイズを使用するのではなく、仮説のサンプルサイズを使って再計算することを以外は、実際の検出力と同じです。