ピークアナライザ- 基線のモードページ

基線モード ページで基線を作成します。

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  • メニューの 解析: ピークと基線: ピークアナライザー: ダイアログを開くを選択します。
  • ウィンドウタイプ: ワークブック、グラフ

ダイアログテーマ

ダイアログテーマ こちらを参照してください ピークアナライザーテーマ.

ベースラインのモード

選択した処理により、4~8種類の基線モードがあります。 いくつかのモードでは、ウィザードマップのコントロールページが追加されます

ベースラインのモード 説明
定数 Yが指定した定数の水平線を基線とします。データの最小、最大、平均、中央値やカスタム値をY値として指定できます。
ユーザ定義 アンカーポイントを検索する4つの方法の内1つを使用してユーザ定義の基線を作成します。
  • 二次微分を使って基線を検索します。
  • 1次微分と2次微分の手法を使用して基線を検索します(この手法はベースラインがほぼ一定の時により強力です)。
  • 予め定義してあるLabTalkスクリプトを使用してアンカーポイントを検索します。詳細はこの表をご確認ください。
  • 既存のデータセットを基線のアンカーポイントのXY座標として使用します。
  • Button Select Dialog Theme.png ボタンをクリックして開くデータセットブラウザで、一対のXY列をを選択します。例えば、 (A,C), (2,3)といったように、範囲表記を入力して、範囲を指定したいデータセットのあるワークシート内の列を選択することができます。このような範囲表記は、グラフではなくて、ワークシートのデータについてのみ使用することが可能です。
  • 現在のアンカーポイントの数を表示します(読み取り専用)。

詳細については、 アンカーポイントオプションを参照してください。

既存のデータセットを使用 既存のデータセットを基線のアンカーポイントのXY座標として使用します。例えば、 (A,C), (2,3)といったように、範囲表記を入力して、範囲を指定したいデータセットのあるワークシート内の列を選択することができます。このような範囲表記は、グラフではなくて、ワークシートのデータについてのみ使用することが可能です。

値を入力して、基線をオフセットします。

XPS ピークアナライザはX線光放射スペクトル用の特殊な基線を定義します。詳細に関しては、ピークアナライザ, XPS 基線ページを参照してください。
無し(Y=0) ピーク検索では、基線はY=0を使います。
最小&最大 正のピークを検索する際には、選択データ範囲にある最小値を基線として使用します。また、負のピークを検索する際には、最大値を基線として使用します。このオプションは、目的ピーク検索であるときのみ、使用することができます。
最終ポイント重み付け 入力データの最終ポイント2つを使用してスムーズな曲線を作成します。

Note: この方法は終点の選択に多くの比重が置かれます。終点の選択には注意を払ってください。

直線 Yの切片と傾きを指定して、基線となる直線を作成します。A(切片)B(傾き)は、2つの終点を結んで、求めることができます。チェックボックスの自動のチェックを外して、編集ボックスに値を入力します。

A(切片)とB(傾き)のデフォルト値の桁数は、オプションダイアログの数値の表現形式タブにある桁数の設定で、変更可能です。

Asymmetric Least Squaresスムージング Asymmetric Least Squares (ALS) 補正方法に基づいた、スムージング基線を作成します。詳細に関しては、ピークアナライザ, Asymmetric Least Squares スムージング基線ページを参照してください。

ユーザガイド:アンカーポイントオプション

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基線モード = ユーザ定義の場合は、これらのコントロールがページに追加されます。

スペクトルにスナップする これを使って、基線のアンカーポイントをスペクトルデータに合成させるかどうかを指定します。これが選択されていると、基線のアンカーポイントを追加または移動したときにスペクトル上に配置されます。
スムージングパラメータ 二次微分(隣接平均法のスムージングが使用される)と一次微分と二次微分モードでは、アンカーポイントを検索する前にデータをスムージングします。スムージング結果はデータには影響しません。
  • スムージングウィンドウのサイズ
結果をより滑らかにするには、スムージングウィンドウサイズを増やします。しかし、ウィンドウサイズ数がとても大きい場合、隣接平均法は入力信号データから離れてしまいますが、Savitzky-Golay法は信号波形の全体的な形状を保持します。
  • しきい値
しきい値は、アンカーポイントの検索に影響を与えます。しきい値を大きくすると、より多くの基線ポイントを検索します。
  • スムージングの多項式次数
これは、一次微分と二次微分が選択された時のみ選べるようになり、Savitzky-Golay スムージングフィットの時の多項式次数を指定します。
検索スクリプトを使用
  • X=
これは、基線アンカーポイントのX座標のデータ範囲を指定します。
  • Y=
これは、基線アンカーポイントのY座標のデータ範囲を指定します。
  • 実行前の処理スクリプト
X=、Y=の定義の前に実行するLabTalkスクリプトを記入します。
アンカーポイント調整オプション 二次微分一次微分と二次微分検索のスクリプトを使用を選択するとアンカーポイントの調節が可能です。

現在の基線のアンカーポイントの数がここに表示されます。

ピークアナライザが基線のアンカーポイントを自動的に検出するかどうかを指定します。選択されると、追加編集/削除全てクリアのボタンは使用できません。

基線のアンカーポイントの希望の数をここに入力します。

このボタンをクリックして、スペクトルデータの基線のアンカーポイントを検出します。

このボタンは、自動検索をオンチェックボックスが選択されていないときのみ利用できます。このオプションでは、プレビューグラフのスペクトルデータ上でダブルクリックをして手動で基線のアンカーポイントを追加できます。マウスでクリックした座標は、座標データ表示ウィンドウに表示されます。

修正/削除ボタンは、自動検索をオンチェックボックスが選択されていないときのみ利用できます。このオプションでは、既存の基線のアンカーポイントを移動したり削除できます。選択したアンカーポイントは、座標データ表示ウィンドウに表示されます。

全てクリアボタンは、自動検索をオンチェックボックスが選択されていないときのみ利用できます。このボタンをクリックすると、全ての既存のアンカーポイントは削除されます。

現在のアンカーポイントの座標データをアンカー情報ファイル(.DAT形式)として保存します。

以前保存したアンカー情報ファイル(.DAT形式)をロードします。(*.DAT形式)

アンカーポイント情報:

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アンカー情報ダイアログを開き、現在のアンカーポイントの座標を確認できます。自動検索をオンにチェックが付いていない場合、ダイアログ内で、アンカーポイントの追加・削除、そのポイントの位置の変更をすることが可能です。さらに、コピー/貼り付けボタンで、ポイント座標をコピーしたり、指定した値をX/Y座標のポイントに貼り付けたりすることも可能です。
アンカー情報ダイアログボタングループ
Sort Anchor Points Button.png 出力列を値の昇順でソートします。
Copy Anchor Points Button.png アンカーポイントリストから選択したアンカーポイントをコピーします。
Paste Anchor Points Button.png アンカー情報ダイアログにあるアンカーポイントリストに、クリップボードにコピーしたアンカーポイントを貼り付けます。
Add Anchor Points Button.png アンカーポイントリストの最後にアンカーポイントを追加します。
Delete Anchor Points Button.png アンカーポイントリストから選択したアンカーポイントを削除します。