NLFitのフィット結果にあるフィット状況コード

フィットレポートには、統計テーブルのフィット状況フィールドにフィット状況コードがあります。

NLFit Error Code-1.png

コードの意味と対処方法については、下記のテーブルをご覧下さい。

フィット状況コード メッセージ 対処方法

-103

パラメータに欠損値が含まれています。

パラメータを適切な値に修正して試してください。

-101

フィットセッションに無効なパラメータがあります。

パラメータの値をチェックしてください。

-100

フィットが失敗しました。

-1

反復計算が実行されませんでした。

0

ユーザによりフィットが中断しました(セッションを中断するには、Ctrl+Cをクリックします。)

フィットを中断しました。再度試しますか?

1

カイ二乗は縮小しましたが、許容値に達していません。

反復計算の数を増やすか、許容値を変更してください。「設定:詳細」ページの「フィット制御」の反復ブランチから行います。

100

フィットが成功しました。カイ二乗は縮小し、許容値に達しました。

101

フィットが成功しました。フィットは収束し、カイ二乗値も変わりません。

カイ二乗値が変わらないのでフィットは収束しました。しかし、カイ二乗値が大きいので、不適切なモデルかもしれません。

102

フィットが収束した可能性があります。パラメータの数は入力データの数以上で結果は信頼できません。

入力データのデータポイントを増やすか、フィットするパラメータ数を減らすためにいくつかのパラメータを固定してください。

-200

収束しませんでした。反復計算の最大数に達しました。

そのモデルでフィットするのは難しいかもしれません。反復計算の数を増やすか、許容値を変更してください。「設定:詳細」ページの「フィット制御」の反復ブランチから行います。

-201

データまたはパラメータの初期値が良くないため、フィットが収束しませんでした。

初期値は、実際のデータから離れすぎています。経験からの値を見つけるか、シミュレーションして初期値を推定します(「解析:フィット:曲線シミュレート」)。モデルがデータと合っていないので、関数を再定義する必要があります。

-202

フィットは収束したかもしれませんが、カイ二乗値を縮小するためにパラメータを変更する方向が見つかりません。

これは、完全すぎる初期値またはパラメータ過剰/不適切なモデルによって引き起こされます。その場合、初期値を調整するか、1つまたは2つのパラメータを固定にします。

-203

フィットが収束しませんでした。パラメータ間で共通の従属が存在します。

モデルは、パラメータ過剰になっていて、フィット機構はパラメータ値を見つけることが出来ません。関数を単純化するか、いくつかのパラメータ値を固定にして試してください。

-204

-205

-206

フィットが収束しませんでした。誤差/重み付けの値が選択した重み付け法と互換性がありません。

-207

フィットが収束しませんでした。不明な理由によるものです。

理由は、不適切な初期値やパラメータの制約、誤ったモデルなどによるものです。

-1000

フィットが不完全でした。反復が一部実行されました。

NLFit ダイアログを再度開き、収束までフィットボタンをクリックしてください。