インポートウィザードを使ってクリップボードのデータをインポートする

サマリー

インポートウィザードを使って柔軟なカスタマイズ機能を持つクリップボードデータをインポートできます。クリップボードのデータを直接ワークシートに貼り付けることもできますが、クリップボードデータが統合化されていないと、ワークシート内のデータは乱雑になります。

たとえば、クリップボードに各行をカンマで区切った2列のデータがあるとします。直接ワークシートにデータを貼り付けると、2つの列データセットは、ワークシート内の異なる2列ではなく、1つの列に現れます。

インポートウィザードを使えば、インポートオプションをカスタマイズし、インポート処理を進めることができます。以下は、クリップボードデータをインポートするときに使用される機能の一部です。

  • 列区切りをセットし、ワークシート内の整列されていないデータを保持します。
  • 列のXY属性を指定し、日付などのデータ形式をカスタマイズします。
  • 列名の割り当てや、今後似たようなデータをインポートするためのインポートフィルタ など、他のカスタマイズオプションが利用できます。

インポートウィザードページで、このツールの詳細を見ることができます。

学習する項目

以下のセクションでは、次の項目を行う方法を示します。

  • インポートウィザードを使ってクリップボードデータをOriginにインポートします。
  • データがインポートされるワークシートのショートネームを割り当てます。
  • 列の区切りを指定します。
  • 日付データのフォーマットをカスタマイズします。

ステップ

  1. ヘッダ行を含む このテーブル のすべての行を選択します。
  2. Originの新しいプロジェクトを作成し、標準ツールバーのインポートウィザードボタンImportwizard 1.png(または、ファイル: インポート: インポートウィザード) をクリックし、ダイアログを開きます。
  3. ウィザードの最初のページ(データソース) で、データソースグループからクリップボードを選びます。
    Importwizard 2.png
  4. そして、進むをクリックし、ヘッダ行ページに行き、データをインポートするワークシートのショートネームをセットします。 ショートネームドロップダウンリストから1を選択し、ロングネームドロップダウンリストから<なし>を選択します。
  5. 進むボタンを2回クリックし、データ列ページに行き、列の区切りを指定し、日付データのフォーマットをカスタマイズします。このページで以下のことを行ってください:
    • 列区切りグループのタブカンマチェックボックスを有効にし、区切りとして、タブとカンマを使います。
    • カスタム日時フォーマットdd'-'MMM'-'yyと入力し、適用ボタンをクリックして適用します。
    • Date列のヘッダを右クリックし、列フォーマット: 日付を選びます。
    Importwizard 3.png
  6. 完了ボタンをクリックし、クリップボードデータをワークシートにインポートします。ワークシート内のデータは、次のようになります。
    Importwizard 4.png
Note:

インポートウィザードができることは他にもたくさんあります。詳細は、インポートウィザードをご覧ください。

テストデータ

StationNumber,Temperature Date DissolutionRate
2.42313E6,10.6 31-Dec-09 13.9
2.4234E6,13 28-Dec-09 9.8
2.4234E6,12.9 7-Dec-09 10.2
2.4235E6,10.1 30-Oct-09 14.6
2.45598E6,12.1 26-Nov-09 12.1
2.4576E6,11.7 27-Oct-09 12.4
2.45767E6,11.1 24-Sep-09 11.8
2.45845E6,12.9 31-Jul-09 11.4