データラベルツールでプロットにラベルを付ける


2Dグラフのグローバルラベリング(個々のデータポイントへのラベル付けも)については、ラベルタブまたはミニツールバーを使ってプロットにラベル付けを参照してください。

2Dグラフおよび等高線図上の特定の点にラベル付けするには、編集可能なデータラベルツールを使用できます。

OH creating annotation1.png

他の方法でデータポイントに選択的にラベルを付けるには、作図の詳細の指定されたポイントでのみ表示の設定を使用します。

標準データラベルの作成

  1. プロット操作・オブジェクト作成ツールバーのデータラベルボタンButton Data Annotation.pngをクリックします。
  2. グラフウィンドウ上にカーソルを移動して、TABキーを使用して、データラベルのオプションを切り替えます。現在の表示オプションはデータラベルのカーソルまたは、ワークスペース下部にあるステータスバーで確認できます。
Status Bar Annotation Form.png


2D XYデータプロット

データラベル形式 データカーソル
(X座標値、Y座標値) Creating Annotation XY.png
(X座標値、Y座標値)[インデックス番号] Creating Annotation XYi.png
X座標値 Creating Annotation X.png
Y座標値 Creating Annotation Y.png
インデックス番号(行番号) Creating Annotation i.png


等高線図

データラベル形式 データカーソル
(X座標値、Y座標値、Z座標値) Creating Annotation XYZ.png
(X座標値、Y座標値、Z座標値)[行インデックス番号] Creating Annotation XYZi.png
(X座標値、Y座標値、Z座標値) [行インデックス番号] [列インデックス番号] Creating Annotation XYZij.png
X座標値 Creating Annotation X.png
Y座標値 Creating Annotation Y.png
Z座標値 Creating Annotation Z.png
インデックス番号(行番号) Creating Annotation i.png
(インデックス番号(行番号)、インデックス番号(列番号) ) Creating Annotation ij.png


データプロットのデータポイントを選択する時、データプロット上でクリックして、 キーボードの← または → を押すと、隣接するポイントに移動できます。

データラベルの編集

既存のラベルを編集するには、ラベル上で右クリックして、プロパティを選択します。これによりラベルダイアログボックスが開きます。

  • 他のテキストオブジェクトでも、テキストタブタブにあるデータラベルのテキストの編集や形式の変更が行えます。
  • データラベルには引出し線を追加することができ、参照しているデータの位置を指し示すことが出来ます。引出し線のスタイルを変更したい場合は、引出し線タブ に移動します。
  • データラベルオブジェクトを作成した後は、引出し線はラベルとデータポイントに連結されたまま、グラフページ内のどこにでもデータラベルを移動することが出来ます。
  • ALTキーをおしながらドラッグしてオブジェクトを他のポイントまで移動することで、データラベルオブジェクトを他のデータポイントに移動できます。ラベルの内容は自動で更新されます。
2017 Hightlights Annotation Drag.png

データラベルのカスタム

標準のデータラベルの形式のほかに、テキストとLabTalk変数を組み合わせたカスタムラベル形式を追加することができます。カスタム文字列を定義した場合、それはTABキーのラベル付けオプションの1つになり、「Custom」タグで識別できます。

Custom Annotation Tooltip.png

カスタムラベルを作成する方法

  1. データラベルツールButton Data Annotation.pngを選択し、グラフ上のデータポイントにラベル付けします。
  2. ポインタツールButton Pointer.pngに切り替え、データラベルオブジェクトを右クリックし、プロパティを選択します。
  3. データラベルダイアログボックスの テキスト タブで、編集ボックスにカスタムデータラベルの文字列を入力します。編集ボックスでは、ダイアログ右側にあるフライアウトボタンをクリックして、LabTalk変数を挿入できます。
  4. カスタム文字列を保存してラベルオプションに追加するには、デフォルトに設定ボタンをクリックしてからOKボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

例1:数式の値をデータラベルとして表示

このサンプルでは、軸ダイアログボックスの数式ボックスを使ってカスタム目盛ラベルを作成し、データラベルをカスタマイズして、実際のYの値の代わりに数式の値を表示します。

  1. 新しいワークシートの2列を選択し、右クリックして列値の一律設定: 一様乱数を選択します。
  2. 2Dグラフギャラリーツールバーの散布図タンButton Scatter.pngをクリックします。
  3. Y軸ラベル上でダブルクリックして、軸ダイアログボックスの表示サブタブを開き、数式ボックスにx*pi を入力してOKをクリックする。入力された数式により、Y 軸の目盛ラベルが調整されます。
  4. データラベルツールButton Data Annotation.pngをクリックして、任意のポイントを選択してダブルクリックし、データラベルを追加します。
  5. ポインタツールButton Pointer.pngを選択して、ラベル上で右クリックし、プロパティを選択します。
  6. テキストボックスで、文字列$(x), $(y,y)を入力して、デフォルトに設定ボタンをクリックしてから、ダイアログボックスを終了します。ラベルには、Y軸の式で調整された値が正しく表示されるようになりました。Y軸主目盛ラベルフォーマットでラベルを表示する場合は、$(x), $(y,yt)と入力します。
  7. ポインタツールを再度選択し、Altキーを押して、カスタムラベルをグラフ内の別のデータポイントにドラッグします。データラベルが新しい点座標で更新されます。

例2:画像をデータラベルとして表示

セルの値や文字列にデータラベルを付けるだけでなく、埋め込み画像をデータラベルとして表示することもできます。
Annotation EmbeddedCellImage.png

データラベルツールで作成されたラベルは、置換を使用して数値またはテキスト文字列を表示するテキストオブジェクトです。 そのため、ここで説明されている以上のカスタマイズをサポートしています。詳細は、プロットラベルで使用されるシンタックスと表記法およびテキストラベル置換をご参照ください。どちらもLabTalkプログラミングに記載しています。