imgSubtractInterpBG

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 アルゴリズム
  8. 8 参考文献
  9. 9 関連のXファンクション

メニュー情報

補間した背景を除去します。

概要

補間を使って作成した背景を消去します。

追加の情報

このコマンドはスクリプトからアクセスできません。これはOriginProのみの機能です。

変数

入力画像

操作する入力画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

アンカー値

画像のアンカー番号を指定します。アンカーは補間した背景を作成するのに使用されます。

背景

背景が前景よりも暗いかどうかを指定します。

出力行列

出力行列を指定します。デフォルトで、新しい画像が作成され、出力として使われます。

アンカー形状

アンカーの形状(楕円または矩形)を指定します。

自動レベルの適用

このチェックボックスは、補間した背景を減算した後、画像への自動色レベルを適用するかかどうかを指定します。

明るさを調整

補間した背景の明るさの増減を指定します。この値は-10から10までの整数値です。負の値は画像を暗くし、正の値は画像を明るくします。


説明

この関数は、補間sた背景を作成し、画像からそれを取り除きます。

この関数は、Xファンクションパネル内に表示されます。アンカーの数を増やしたり、減らしたり、画像のアンカーを移動したり、サイズ変更して、背景を補間します。

この関数をグレースケールのみをサポートします。

サンプル

次のサンプルは、入力画像から補間した背景を減算する方法を示しています。

1. 新しい行列を作成し、\Samples\Image Processing and Analysisフォルダにある Flower.jpg ファイルをインポートします。

2. メニューから「イメージ:変換:カラーからグレーへ」を選択し、グレースケールを8にセットして、画像を8ビットグレースケールに変換します。

3. メニューから「イメージ:代数的変換:補間背景の除去」を選択し、入力画像の隣にXファンクションパネルを開きます。

4. 画像のanchors を移動、サイズ変更し、下のように設定を変更します。

補間した背景と減算した画像のプレビューがimgSubtractInという名前の新しい行列ブックに表示されます。

Image:BKSubMethod2Input.png

Image:BKSubMethod2Ouput.png

元の画像

減算した後のプレビュー出力

5.  OK ボタンをクリックし、出力画像は、SubtractedBGという名前の新しい行列ブックに出力されます。

アルゴリズム

補間した背景を作成するには、アンカーエリア内のX, Y, Z (強度)の平均値が計算され、そして、背景画像がランダムグリッディング変換のアルゴリズム TPS(Thin Plain Spline ) により、これらのXYZ値からグリッディングされます。

補間した画像を減算する計算は、主にLEADTOOLS Main APIの L_CombineBitmapExt 関数を使用しています。BackgroundとしてBrighter than the Foreground が選択されると、背景の色が反転され、背景と入力画像が加算されます。 Backgroundとして Darker than the Foreground が選択されると、背景と入力画像が減算されます。

画像がどのように逆になり、2つの画像がどのように組み合わせられるかについては、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_InvertBitmapおよび L_CombineBitmapExtを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgSubtractBg, imgReplaceBg, imgAutoLevel, imgBrightness