imgSubtractBg

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 アルゴリズム
  9. 9 参考文献
  10. 10 関連のXファンクション

メニュー情報

背景除去

概要

画像背景を消去します。

追加の情報

これはOriginProのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

1. imgSubtractBg r:=80;

2. imgSubtractBg r:=50 s:=s2 i:=80;

3. imgSubtractBg s:=s8 bg:=bright oimg:=mat(2);

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力イメージ img

入力

Image

<active>

これは入力画像を指定します。デフォルトの入力はアクティブイメージです。

ローリングボール r

入力

int

20

背景を判定するために画像全体を転がすボールの半径を指定します。

サイズの縮小 s

入力

int

半径

入力画像を内部的に縮小する方法を指定します。画像が最小化されていると、計算スピードが速くなりますが、正確さは劣ります。縮小しても入力画像は影響されません。
オプションリスト

  • radius:半径に依存
    ローリングボールの半径により入力画像を縮小します。
  • s0:縮小なし
    入力画像を縮小しません。
  • s2:1/2に縮小
    入力画像の高さと幅を半分にします。
  • s4:1/4に縮小
    入力画像の高さと幅を1/4にします。
  • s8:1/8に縮小

入力画像の高さと幅を1/8にします。

明るさ i

入力

int

100

画像を明るくまたは暗くするための明るさの値を指定します。有効な値の範囲は 0 から 400です。

背景 bg

入力

int

dark

背景が前景よりも暗いかどうかを指定します。
オプションリスト

  • d:前景より暗い
    背景を前景よりも暗くします。
  • b:前景より明るい
    背景を前景よりも明るくします。
表示 show

入力

int

結果

減算結果または出力画像の背景を表すかどうかを指定します。
オプションリスト

  • result:結果
    出力画像は、背景と元の画像の減算した結果を表示します。
  • bg:背景
    出力ビットマップは背景のみを表示します。
出力イメージ oimg

出力

Image

<新規>

出力画像を指定します。デフォルトで、新しい画像が作成され、出力として使われます。

説明

このXファンクションは、画像から背景を検出して、除去します。これは背景が前景と区別しやすい、つまり前景より十分に明るいか暗い場合のみ動作します。

サンプル

この例では、 imgSubtractBg 関数を使って、入力画像の背景を減算します。

  1. 入力画像をアクティブにして、「イメージ:代数的演算:補間背景の除去」を選択します。これはXファンクションのダイアログを開きます。
  2. Xファンクションダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

    新しい画像が結果として作成されます。入力画像から背景が取り除かれ、出力画像は入力よりも明るくなったのがわかります。

Image:imgSubtractBg_help_English_files_image004.jpg

Image:imgSubtractBg_help_English_files_image006.jpg

入力画像

出力画像


アルゴリズム

計算には、LEADTOOLS Main APIのL_SubtractBackgroundBitmap() を使用しています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピックL_SubtractBackgroundBitmapを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgReplaceBg, imgSubtractInterpBG, imgMathfun, imgPixlog