(作図の詳細) 「平行座標」タブ


(作図の詳細) 「平行座標」タブでは、平行座標プロットの設定を行います。これには、色の透明度と「曲率」(一般に"alluvial diagrams"と呼ばれるものに見られる平滑化効果)のコントロールが含まれます。

Parallel tab.png

スタイル

ドロップダウンリストから線のスタイルを選択します。大きなデータセットをプロットするとき(つまり、線が重なり合っているとき)、この設定を変更しても目に見える効果はないことに注意してください。

Note:

  • Y破線のパターンは、「オプション」ダイアログボックス(「環境設定:オプション」)の『グラフ』タブにある『Originの破線の種類』グループでカスタム化できます。
  • 解像度の低いスクリーンや小さなウィンドウでは破線が実線のように表示されます。しかし、実際には指定された破線が印刷されます。

太さ

このコンビネーションボックスで、線の太さを入力または選択します。 線の太さはポイントを単位とし、1ポイント= 1/72インチとなります。

Originのカラーチューザーを使用して色を選択します。プロットタイプに応じて、「単一」、「ポイント毎」、「プロット毎」の3つのタブがカラーチューザーにあります。

通常、平行座標プロットを作成するときは、ポイント毎タブをクリックし、マップドロップダウンから色の列を選択することで、数値の列を使用した色のマッピングが行われます。

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平行座標セットプロットを作成するときは、カテゴリ値の列を使用して色を適用します。たとえば、ポイント毎タブをクリックし、インデックスドロップダウンで性別データを含むワークシートの列を選ぶことで、性別(例: 「男性」=青、「女性」=ピンク)ごとにプロットの色を分けることができます。

Outline Tab 2.png

詳細は、 データセットの値を利用して、データプロットの色を制御する を参照してください。

マップに設定されている場合は、カラーマップタブで各値の線の色を編集し、推移またはインデックスに設定します。各カテゴリのパイプの色は、推移リストエディタでさらに設定できます。

透過率

コンビネーションボックスに直接割合を入力するか、目盛りをスライドして値を決めます。なお、0は透過なしで、100は完全に透明です。

適用ボタンを使用すれば、作図の詳細ダイアログを閉じずに透過の効果を確認できます。

曲率

スライダを動かすか、コンビネーションボックスに0~100の整数を入力します。0は曲率なしを意味し、100は最大曲率を意味します。

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セットを統合

このチェックボックスはグラフ内容を大きく変更します。

  • セットを統合が無効(デフォルト)の時、左端の軸のカテゴリーと色分けが右端の軸まで維持されます。
  • セットを統合が有効な時、縦軸のペアごとにサブプロットを定義できます。
Parallel tab Combine Sets.png

どちらを選ぶかは、何を強調したいかに依ります。上のサンプルは、高校生を学校のコミュニティタイプと目的で調査したデータセットです。セットの統合無効の時、カテゴリータイプの色分けがグラフ全体で統一されるため、コミュニティタイプ(Urban=黄, Suburban=青, Rural=赤)が目的に及ぼす効果がより分かりやすくプロットされます。

反対に、セットを統合有効になると、コミュニティタイプの効果は分かりにくくなりますが、性別による違いが鮮明になります。このように、度の要素を強調するかによってこの設定を有効・無効とするかを決定します。

並行座標プロットでは、これ以外にもデータのトレンドを表現する方法があります。ひとつ目はグラフページでプロットをクリックするものです。これで、クリックされていない全てのプロットはフェードされます。もう一つは、オブジェクトマネージャのチェックボックスを利用し、一時的にグラフページにプロットを表示・非表示することです。

Parallel plot fade OM.png

カテゴリ内でのプロット順序

数値データをプロットする場合、データポイントのプロット順序は行のインデックス(行番号)に従います。複数の列のカテゴリデータをプロットする場合、プロット順序は各カテゴリ列の並べ替え順序によって決まります。データがソートされていない場合、プロット順所は列の並び順に従いします。

セットを結合を有効にすると、プロットの順序は隣接する列のソート順によってのみ決定されます。プロット順所はグラフの下から上方向に進みます。

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カテゴリー間の間隔

各垂直軸のカテゴリ間の間隔を制御します。この設定により、カテゴリを視覚的な分離するのに役立ちます。連続スケールでプロットされた変数には適用されません。