(作図の詳細) 『滝グラフ』タブ

現レイヤの縦棒/横棒グラフを滝グラフ(マッキンゼースタイルのウォータフォール)として表示するか指定します。

PD Bridge Chart Tab.PNG

背景

滝グラフ(Excelでは「ウォーターフォールチャート」として知られる)は、開始と終了値の間の増分変化をグラフ化するために使用されます。それぞれの増分変化は、値が開始値から加算されたか減算されたかを示すために、色分けされたスケール比例「浮動棒」によって表されます。

下図は一般的な滝グラフの例です。

Bridge Chart example.png

最初と最後の棒は合計で、間にある4つの棒(上方向と下方向)は変化を示しており、緑が上昇、赤が減少を表しています。

この種のチャートの基本的なルールは以下の通りです。

  • 合計/小計のデータインデックス編集ボックスで指定された合計と小計を除くすべてのデータポイントは、変化します。
  • 最初のデータポイントのベースラインはY=0です。
  • 各データポイント(2番目以降)のベースラインは、変化(現在のデータ値の)を加える前のデータポイントのベースラインです。
  • データポイントが合計または小計の場合、ベースラインは0に戻ります。

タブでの制御

滝グラフを有効にする

このチェックボックスにチェックをつけて、現レイヤの縦棒/横棒グラフを滝グラフに変更します。

接続線を表示

接続線を表示するかどうかを指定します。この線は、現在の棒と1つ前の棒の上部をつなぎます。

このチェックをつけると、プロットレベルのタブで接続線のスタイルを編集できます。

サブセットで接続

このチェックをつけると、接続線は各サブセット内の棒のみを接続します。

合計/小計のデータインデックス

スペースを区切り文字として使用して、合計と小計データポイントの行インデックスを入力します。

指定されたデータポイントは、グラフ上で小計または合計として扱われ、ベースラインが0に戻ります(縦棒/横棒は0から始まります)。

よりインタラクティブな方法で合計/小計データポイントを指定することもできます。

滝グラフを作図済みの場合、プロット上で2回クリック(複数プロットの時は3回)して、一つの棒を選択し、右クリックして合計/小計として設定を選択すると、このデータポイントを合名および小計データポイントとして設定します。

合計/小計のみの累積積み上げ

現在のレイヤに同じXスケールで複数の縦棒または横棒グラフがあり、累積積み上げの棒グラフの場合、小計合計データポイントでこのチェックボックスを利用できます。

このチェックボックスにチェックをつけると、合計/小計の棒のみ累積になり、他の棒はY方向の積み上げなしに個別に作図されます。

Originでサポートされる滝グラフ

Originの作図 > 統計: 滝グラフメニューから直接作図できる滝グラフは4種類あります。

滝グラフ Note
一般滝グラフ

複数Y列を選択して、1つのレイヤに複数棒の滝グラフを作図します。

  • 同じX位置の棒は、重複を防ぐためにデフォルトで間隔が設定されています。
  • 最後のデータポイントのみ合計/小計として扱われます。
  • 棒の色(増加、減少、合計/小計を含む)は、パターンタブの塗りつぶし > Y値 : 正-負-合計で設定します
積み上げ滝グラフ

同じX位置の全てのY値はY方向に積み上げられます。

カラーリストは、各棒グラフを区別するために適用されます。

積み上げ合計滝グラフ

同じ行番号の合計/小計データポイントのみが積み上げられます。他のデータポイントは、間隔なしの一般的グラフとして作図されます。

水平-滝グラフ

一般滝グラフのX軸とY軸を交換することで作成されます。

このグラフタイプページを参照して、この種の滝グラフのサンプルと詳細な要件を確認できます。

Note: 滝グラフの棒が0以下の場合、OriginはY=0(水平の滝グラフの場合X=0)の位置に追加の線を表示して、下X軸を負のY軸(水平滝グラフの場合X 軸)の適切な位置に移動します。
Bridge Chart Example underZero.png