行列の次数とXY座標値の設定

行列次数/ラベルの設定ダイアログを使用すると行と列の数、X/Y列と行のマッピング配置、X/Y列ヘッダを指定の行列シートにある全ての行列オブジェクトでコントロールできます。あるいは、mdim Xファンクションを設定して次数と座標を指定します。

行と列の数は、正の整数です。これは行列のセルの数で決まります。行列が数値行列の場合、このダイアログを使って、次数を変更することができます。しかし、画像の行列に対して次数を変更することはできません。行列が数値行列か、画像行列かを通知するため、オブジェクトアイコンで分類することができます。行列オブジェクトが画像の場合、そのオブジェクトアイコンはMatrix Sheet Dimensions and XY Coordinates-1.gifのようになります。それ以外では、 Matrix Sheet Dimensions and XY Coordinates-2.gifのようになります。

このダイアログを開くには、行列:次数/ラベルの設定とメニューから操作します。

Matrix Sheet Dimensions and XY Coordinates-3-vNext.png

内容

  1. 1 行列次数
    1. 1.1 列数*行数
    2. 1.2 データは次のようになります
  2. 2 座標
  3. 3 ラベル

行列次数

列数*行数

このテキストボックスに、行列の次数、つまり、行数(X)と列数(Y)を入力します。

データは次のようになります

空ではない行列シートでは、次数の変化はデータにも影響を与えます。Originはこのような場合にデータで対処する方法として2つのモデル、切り捨て再配列を準備しています。

  • 切り捨て
    以前の次数範囲内にあるときの範囲が維持され、他のデータは切り捨てられます。
    Matrix Truncated Data EX.png
  • 再配列
    以前の次数のデータは全て新しい次数範囲に再配置されます。再配置されるとき、1行終わればその後に次の行をデータはまず1つに整列させられます。この配列を元にして新しい次元範囲ごとに1行ずつ入力していきます。もし新しい次元に組み込む事が出来ない、余分なデータポイントがある場合、それらは切り捨てられます。新しい次数の範囲内で空のセルがある場合、0を入力します
    Matrix Rearranged Data EX.png

「座標」グループ

このテキストボックスに、列(あるいは行)の第1要素と最終要素が、実際のX(行に対してはY)座標値にどう対応するかを設定するXYマッピングタブがあります。。

行列データのXおよびY座標は、等間隔だと見なされます。最初のXは行列の最初の列に、最後のXは行列の最後の列にマッピングされます。他の列のX座標は、線形にマッピングされます。同様のマッピングが行に対しても行われますが、最初のY値と最後のY値が使われます。行列のセルに対応しているポイントに対して、3D空間での位置は、セルに保存されたZ値だけでなく、このセルのXとY座標で決まります。行列データがプロットまたは分析されると、列および行の番号ではなく、XY座標が使われます。

ラベル

X/Y/Z座標のロングネーム、単位、コメントの情報をXラベルYラベルZラベルに入力します。X/Y/Zラベルは3DグラフのX/Y/Z 軸ラベルでも使用できます。Zラベルタブについての情報は行列オブジェクトヘッダを参照してください。