メニューの「データ:インポート」および「ファイル:エクスポート」をカスタマイズ


前のセクションで説明したように、「ファイルからインポート」メニューからファイル形式を選択して、指定した形式のファイルをインポートするXファンクションを実行できます。 同様に、「エクスポート」メニューは、アクティブな行列、ワークシート、グラフを選択した形式にエクスポートするのに使用することができます。

Originが起動するときに、次の2つのフォルダ内のXファンクションをスキャンして、動的に構成されるメニューが2つあります。

1.Originプログラムフォルダ内のX-FunctionsフォルダにあるImport and Export サブフォルダ

2.User Filesフォルダ内のX-FunctionsフォルダにあるImport and Export サブフォルダ

これら2つのフォルダ内のXファンクションは、ファイル名によって、いずれかのメニューに表示されます。

1.「imp」で始まるXファンクションは、「データ:ファイルからインポート」メニューに配置されます。

2.「exp」で始まるXファンクションは、「ファイル:エクスポート」メニューに配置されます。


X-Functionsのスキャンは、Originが起動するたびに実行されます。 そのため、Import and Export フォルダにあるXファンクションを変更すると、次回Origin起動時に「データ:ファイルからインポート」および「ファイル:エクスポート」メニューが更新されます。

Note:Xファンクションの利用方法によって、どのXファンクションをメニュー内に表示するかどうかが決まります。 Xファンクションの使用方法に関する詳細は、Xファンクションヘルプの「Xファンクションを作成する」をご覧ください。(オンラインヘルプドキュメントでのみ利用できます。)

インポートメニューカスタマイズダイアログ

メニューのデータ:ファイルからインポート:ファイルの種類の追加/削除...から、インポートメニューのカスタマイズダイアログを開き、データ:ファイルからインポートメニューに表示するファイルタイプとインポートテーマを指定します。

Customizing the File Import 01.png

このダイアログでは、次のことを行うことができます。

  • 左上のドロップダウンリストから、ファイルの種類、または、ユーザテーマを選んで、サポートされている全てのファイルや保存されているダイアログテーマを、左のパネルに表示します。
  • impASCツールのダイアログテーマを保存した場合は、このドロップダウンリストからユーザテーマを選択し、それを選択してファイルからインポートメニューに追加すると、すばやく再利用できます。
  • Origin 2022b 以降、User Files\Filters フォルダに置かれた Originインポートフィルタファイル (.oif) は、ファイルの種類またはユーザテーマと同様に、ファイルからインポート メニューに追加できます。ターゲットウィンドウ = ワークシートのフィルタのみを追加できることに注意してください。
  • 右/左矢印ボタンで、ファイルタイプ・テーマ・Originインポートフィルタを右のパネルに追加/削除して、データ:ファイルからインポートメニューをカスタマイズします。
  • リセットボタンをクリックして、 ファイルからインポートメニューをリセットして、上/下矢印ボタンで右のパネルで選択した項目を移動します。
  • 「ファイルの種類の追加/削除"メニューの表示チェックボックスのチェックによって、ファイルからインポートメニューのファイルの種類の追加/削除...のメニュー項目を表示するかどうかを指定します。
一旦、"ファイルの種類の追加/削除"メニューの表示チェックボックスのチェックを外すと、インポートメニューのカスタマイズダイアログは、インポートフィルタ・マネジャーでのみ開くことができます。