wrcopy

概要

ワークシートセルの範囲を別の範囲にコピーする

追加の情報

必要なOriginのバージョン: Origin 8.0 SR5以降

コマンドラインでの使用法

  1. wrcopy iw:=[book1]sheet1! ow:=<new>;
  2. wrcopy iw:=[book1]sheet1! r1:=5 r2:=10 name:=12 ow:=<new>;

Xファンクションの実行オプション

スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力ワークシート iw

入力

Worksheet

<active>
ソースのワークシートを指定します。その中で、c1, c2, r1, r2のように定義されるセルの範囲が目的のワークシートにコピーされます。
出力ワークシート ow

出力

Worksheet

<new>
目的のワークシートを指定します。

このシンタックスを参照してください。

ソース範囲の開始列 c1

入力

int

1
コピーされる範囲内の最初の列を指定します。
ソース範囲の終了列 c2

入力

int

0
コピーされる範囲内の最後の列を指定します。
ソース範囲の開始行 r1

入力

int

1
コピーされる範囲内の最初の行を指定します。
ソース範囲の終了行 r2

入力

int

0
コピーされる範囲内の最後の行を指定します。
ソース範囲のロングネーム行 name

入力

int

0
元のワークシートの行を目的のワークシートのロングネームとして使用することを指定します。
コピー先の開始列 dc1

入力

int

1
コピーした目的のワークシートの範囲を貼り付ける先の最初の列を指定します。
コピー先の開始行 dr1

入力

int

1
コピーした目的のワークシートの範囲を貼り付ける先の最初の行を指定します。
列ラベルのコピー label

入力

string

0
列ラベルをコピーするか指定します。コピーするラベルを列ラベル行文字で指定できます。例えば、LUCP1D1の場合、L はロングネーム、U は単位、C はコメント、P はパラメータ、D はユーザ定義パラメータです。このXファンクションの列ラベル行文字は、Origin 8.1 SR3 からサポートされていました。
互換性の理由から、0と1の2つの整数もサポートされています。ここで
0: ラベルはコピーされません
1: 全てのラベルをコピーします
列フォーマットのコピー format

入力

int

0
列フォーマットをコピーするか指定します。
転置 transpose

入力

int

0
コピーした範囲を転置するかどうかを指定します。
出力列をクリア clear

入力

int

0

出力列をクリアします:

0: 偽
1: 真

説明

このXファンクションは、ワークシート内のセルの範囲を別の範囲にコピーするのに使用します。もとのワークシートの行は、目的のワークシートの列のロングネームをセットするのに使用できます。

サンプル

次のスクリプトコマンドを使用して、Book1Sheet1 の2行目から最後までのセル範囲を、同じブックのCopysheetという名前の新しいワークシートにコピーします。また、もとのワークシートの最初の行を使用して、目的のワークシートの列のロングネームを設定します。単位とコメントもコピーします。

wrcopy iw:=[Book1]Sheet1! ow:=[Book1]"Copysheet"! r1:=2 name:=1 label:=UC;

関連するXファンクション

colcopy, wcopy