imgFuncLUT

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 追加の情報
  4. 4 コマンドラインでの使用法
  5. 5 変数
  6. 6 説明
  7. 7 サンプル
  8. 8 アルゴリズム
  9. 9 参考文献
  10. 10 関連のXファンクション

メニュー情報

関数参照テーブル

概要

画像にルックアップテーブル関数を適用します。

追加の情報

これはOriginProのみの機能です。

コマンドラインでの使用法

1. imgFuncLUT img:=1 fact:=10 oimg:=2;

2. imgFuncLUT img:=[Mbook1]Msheet1!mat(1) fact:=50 func:=ln channel:=green;

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
入力イメージ   img

入力

Image

<active>

これは入力画像を指定します。デフォルトはアクティブイメージです。

因数 fact

入力

int

0

ルックアップテーブルを作成するのに使用されるファクターを指定します。

関数 func

入力

int

exp

ルックアップテーブルを作成するのに使用される関数を指定します。
オプションリスト

  • E:Exp
    指数関数
  • L:Ln
    Ln 関数
  • S:シグモイド
    シグモイド関数
チャネル channel

入力

int

RGB

ルックアップテーブル関数を適用するカラーチャネルを指定します。
オプションリスト

  • RGB:RGB
    すべてのチャネル
  • R:赤
    Rチャネル
  • G:緑
    Gチャネル
  • B:青
    Bチャネル
出力イメージ   oimg

出力

Image

<input>

出力画像を指定します。デフォルトで、出力画像は入力画像を上書きします。

ルックアップテーブル lut

出力

vector

<新規>

ルックアップテーブル出力を指定します。これはルックアップ値を含む1列のテーブルです。

説明

このXファンクションは、指定した色チャネルの色の値を変更し、入力画像の色を調整するのに使用することができます。色の変更はルックアップテーブルに基づいており、それは元の色の値を新しい色にマッピングするものです。ルックアップテーブルは、ユーザが指定した関数と因子を使って生成されます。現在、Exponential, Ln, Sigmoid.の3つの関数が利用できます。

サンプル

次のサンプルでは、Factor に50を使い、 Ln 関数を選択して、LUT関数を緑チャネルに適用します。

  1. 入力画像がアクティブなとき、メニューから「イメージ: 調整: ルックアップテーブル」を選択します。これはXファンクションのダイアログを開きます。
  2. Xファンクションダイアログで、下の図のように設定を変更して、OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
入力画像が修正した画像で置き換わり、緑チャネルの多くが改善されたことがわかります。

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image004.jpg

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image006.jpg

元の画像

出力画像


アルゴリズム

異なる関数が選択されると、ルックアップテーブルが異なる方法で生成されます。

指数関数が選択されると、ルックアップテーブルが次の式で計算されます。

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image008.gif

ここで

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image010.gif

Ln 関数が選択されると、ルックアップテーブルが次の式で計算されます。

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image012.gif

ここで:

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image014.gif

シグモイド関数がされると、ルックアップテーブルが次の式で計算されます。

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image016.gif

ここで:

Image:imgFuncLUT_help_English_files_image018.gif

LUTの作成は、LEADTOOLS Main APIの L_GetFunctionalLookupTable() 関数を使っています。強度の再マッピングは、LEADTOOLS Main APIの L_RemapBitmapIntensity() 関数を使っています。詳細は、LEADTOOLS Main API Version 14 ヘルプファイルを参照し、トピック L_GetFunctionalLookupTableおよびL_RemapBitmapIntensityを読んでください。

参考文献

LEADTOOLS Main API Help file, Version 14

関連のXファンクション

imgHue, imgColorReplace, imgSaturation, imgGamma